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国民の3人に1人が《未納の年金》 そのまま放っておくとどうなる?


こんにちは! つーばきです!



まだコロナ禍になる前の2019年に〈老後2000万円問題〉が話題になりました。


2000万円問題とは「あなたが仕事を辞めてから死ぬまでに、年金以外に2000万円くらいが必要になりますよー! 」という問題です。


なぜ2000万円なのか? の説明は、長くなるので今回は書きません。


ただ、僕らは事故や死に至る病気にならなければ、かなり長生きをすることになります。つまり、将来的にかなりのお金が必要になることは間違いないです。


なので、せめて年金だけでも払っておいた方がいいのですが、2018年に国が行った調査によると、国民の3人に1人が一部もしくは全額未納なんだそうです。


年金には2種類あって、日本に住む20歳〜60歳のすべての人が支払わなければいけない『国民年金(基礎年金)』と、会社員や公務員などが支払う『厚生年金』があります。


会社員や公務員の年金は、お給料から天引きされるので基本的に未納になることはありません。


しかし、自営業や無職の人は国民年金を毎月自分で払う必要があり、口座振替にしていないと支払い忘れやあえて支払わないことも起こります。


年金を支払うことは国民の義務ですが、経済的に苦しかったり年金がもらえるか不信感を抱いて未納が続くと、国が放っておいてくれません。


では、未納し続けるとどうなるのでしょうか?


オワコンまでの流れをカンタンに説明していきます。



① まずは、電話や手紙が届きます。


② 次に、自宅訪問によって支払いを催促(さいそく)されます。それでも未納が続くと

↓ 

③『特別催告状(とくべつさいこくじょう)』が届きます。


この特別催告状は、はじめは封筒の色が「青」ですが、無視し続けると次に「黄色」最後は「赤」に変わります。


封筒が青のときは「未納ですよー!」って説明してくれるだけですが、赤になると「あなたの財産を差し押さえする準備をはじめちゃいマース!」という強い警告になります。


この赤い封筒の特別催告状も放っておくと


④『最終催告状』というものが届きます。
(↑ これオワコンの2歩手前)

ちなみに、2018年はこれが10万3000件送られたそうです。これも無視すると

↓ 

⑤『督促状(とくそくじょう)』が届きます。
(↑ これはオワコンの1歩手前)

ちなみに、2018年は6万6000件送られて、これは本人だけじゃなく家族にも送られちゃいます。そして最終的に、、、

↓ 

❻『差し押さえ予告書』が届いてオワコン。乙。強制的に金になるものを持っていかれます。


実際に、2018年は1万4000件の差し押さえが実行されました。


毎日38人以上が、財産を差し押さえられているんですね。



で、こういうのって自分で調べないと誰も教えてくれないんですね。


長くなってしまうので今回は書きませんが、歳をとってから生活保護だけで生きてくのは厳しいです。2万円とかの安い家賃でも支払うのが厳しいです。


そうならないためには、年金は頑張って払っておいた方がいいかもです。


将来年金を受け取るためには、年金を10年以上払っている必要があります。


自分がどのくらい未納か知りたい場合は、毎年誕生日月に郵送される『ねんきん定期便』を見ると、一目で支払い記録を確認することができます。


また、どうしても支払いが厳しい人は『免除制度』というものがあって、自分で申請書を出して認められれば「全額・4分の3・半分・4分の1」の中から選ばれて免除してもらうこともできます。


ググったら、免除してもらうタメの“わかりやすいやり方”がたくさん出てくるので、意外とカンタンに申請できます。


参考にしてもらえたら嬉しいです。



-おしまい-

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