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脱走防止柵をタックルで開ける猫の話

我が家には室内暮らしの猫様がふたりいる。
兄と妹1が同居を始めた頃、妹1のやんちゃぶりに脱走が不安になり、リフォーム業者に依頼して特注の柵を玄関に取り付けてもらった。
自作して失敗するよりは初めから制作・取り付けをしてもらったほうが確実だと考えたのである。

木製の折れ戸で、天井にレールがあるので掃除も簡単。
外出時は玄関側から鍵を付けられるので、内側から開けることもできない。
猫の頭が入らないサイズの縦格子なので、よじ登ることも難しいだろう。
我ながら素晴らしいことを思いついたと思った。

兄が虹の橋へと旅立ち、妹2がやってきたことで、妹1は姉に進化を遂げた。

だが妹2は、姉よりフィジカルが強いタイプだった。

ニンゲンが使っているのを見て覚えたのだろう。
ニンゲンが在宅時には玄関側にある鍵がかけられないので、押せば開く仕組みになっているが、ある日それをタックルで押し開けて見せたのである。
(かしこい)

タックルしないよう障害物を置いたり、クッション材を置いてみたところ
普通に手で押して開けた。
(かしこすぎる)

仕方ないので在宅時にもカンヌキのようなものを内側から渡せるようにして、脱走防止柵が開かないようにしている。

(なお設置に際しそれなりの金額がかかったものとする)


妹猫は今日も元気に走り回っている。



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