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英語と高校教育に携わる

小学校時代
英語に興味はなく、ゲームやサッカーに精を出していた
父親が「NEW ENGLISH FOR YOU」というディアゴスティーニの雑誌を毎回買っていた記憶はある
が、勉強した、聴いた記憶はない
その程度

中学時代
担任が英語の先生
みんな100点近くとる一年生初めての英語のテストで90点くらいだったので、おそらくできない部類の生徒
She's がShe isなのかShe hasなのかで悩む
中2の後半あたりから、進学できるレベルの高校がないことに気づき、勉強を始める
いつのまにか高校入試レベルではあまり困らなくはなる
勘違いの始まり

高校時代
そこそこの公立校へ進学
帰国子女も混じるクラスでほぼnative English speakerなクラスメイトに圧倒される
なぜか最初のテストで英語でクラス1番をとる
76点で1位とかいうレベルの高校である
留学できていたアメリカの高校生に果敢に絡んでみたりするもやはりスピーキングとリスニングの壁の高さに悩む

浪人時代
バリバリ予備校の英語に染まる
リーディング力の涵養には役立った感はある
項目ごとのまとめ方に感心するも、詰めの甘さに苛立つことも
予備校の恩師に言われた「復習で長文を暗唱しなさい」という教えを守り、授業前に前時に学んだ長文の暗唱を披露したらキモがられる
田舎者なので、素直に従ったのだがその仕打ちか!

大学時代
専門は幼児教育、教育哲学、教育思想史
英語教員となるための自分の教育哲学の基盤を作るための学びを進める
英語力育成のためと言って、ポータブルDVDプレイヤーを持ち歩き、暇があれば映画の英語音声をシャドーイングする同級生の本気度に打ちのめされる
ちなみに彼はその後オーストラリアへ一年留学、さらにさらにもう一年
今度はオーストラリアの大学で日本語を教える職に就く
大学一年より個別指導塾で英語を教え始める
英語をシステマティックに教えようと、文法項目の整理やら単語テストやらに精を出す
初年度に早稲田と慶応の合格者を出す

2008より現任校で勤務開始
〜2012.3
バリバリの受験英語(死後)の授業展開
英語の読み方、文法のまとめ方、単語のまとめ方など稼いだお金のほとんどは英語本の購入に費やす
予備校で教えるようなメソッドについてはかなりイイ感じのクオリティで授業を提供できるレベルにはなった
ただし、テキストほど生の入試問題は都合良くできていないため、そこの対応に四苦八苦
教え方の矛盾を訂正するための学びに明け暮れる
reviseを重ね、ある程度汎用性の高い“点取り方法”を構築、生徒の点数も上がる
幸せになるはずが悩み出す
大学入試がゴールみたいな教え方をしていないか?

〜2015.3
担任一週目の反省から
英語の教え方の方針転換
teacherからcoachへ
教える人から身につけさせる人へ
教える項目を精査し重点項目を繰り返し繰り返しトレーニングしていく
ポイントは
①中学レベルの克服
②センター試験英語問題からの分析
③実用英語技能検定の問題からの分析
結果、教える項目は一週目の時の半分程度になる
教える項目は半分程度にはなったが、授業準備はそれまでの倍程度に跳ね上がる
音読、Read & Look Up、シャドーイング、リピーティングなど基本的な教え方も自分に馴染み始める
灘中・高の木村達哉先生、駿台予備校の竹岡広信先生にご指導、アドバイスを頂きながら少しずつ自分の指導内容の矛盾点を潰していく
単語、文法、表現、読解、リスニングの指導方針が固まり始める

〜2018.3
2015年度末に引率で訪れたアメリカの高校の授業や教員の方々からのご指導、アドバイスを元にさらに大きく指導方針を転換
長年抱えていた「抽象度の高い単語を知っているのに、身の回りの言葉を英語で表現できないのはおかしくないか?」という疑問に真正面からぶつかろうと試みる
結果、二週目よりさらに教える項目が減る
こちらの勉強量はさらに増える、ということになった
モチベーションをベースにした授業、必然性のある学びを追求
スピーキング、ライティングと言った分野に手を突っ込む
ライティングに関して駿台予備校の馬場純平先生にご指導とアドバイスをいただく
自由英作文に関する指導方針が見え始める
また、英語4技能育成という点では、
授業中に事あるごとに見せていたTED Talksをヒントに、生徒にパブリックスピーチをさせようと思い立つ
その後校内TED Talksの授業は一年生冬から三年生冬までの間に8回開催された
生徒たちは表現したい内容を英語にすべく文法や表現に取り組み、それまで以上に文法や表現を学んでくれた
理系英語授業でもスピンオフ企画としてパブリックスピーチを2度開催
受験間近にこんなことさせるなんて頭おかしいんじゃないか、と決勝ステージで生徒に英語でまくしたてられたのは良い思い出
パブリックスピーチの授業については
木村達哉先生の主催される勉強会の関東支部にて2度ほど発表の機会をいただいた
また、大修館から刊行されている英語教育雑誌「月間 英語教育」にて2016年12月号で記事を書かせていただいた

〜現在
役職、部署の関係で担任なしとなり2年目の春を迎える
基本方針は三週目の方針をさらに強化したイメージ
ただし、中学校で教えられた項目のマスターと基本語彙、日常語彙の強化が目立つ
英語で他教科のレポートを宿題として課してみたり、既習文法を生徒たちにまとめさせクラスで文法授業をさせてみたりなど、新たな形を進めている
また、読解と文法に関して灘高木村達哉先生の主催される勉強会にて模擬授業をさせて頂いた
全国から集まった先生方からボコボコにされ、血だらけにされるも授業のレベルアップとなった
一方、オンライン英会話も授業導入されたため、必然性のある学びについては生徒たちにも浸透し始めた
オンライン英会話で英語のハードル、特に発音のハードル、が下がったのか、生徒たちは良く英語を話す
発音ミスって何なん?正しいって何なん?という素敵なふてぶてしさに敬服する毎日
そしてオトナとは相変わらず前近代的な教育と戦っては血だらけにされ、何かと血だらけになることが多い日々を過ごしている

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