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柿渋と箔


上が柿渋下が墨染め

アルミ箔を使った実験をしています。
色墨はうまくいきました。
柿渋を使ってみたのですが、とりあえず、塗った時はいい感じの色に仕上がって喜んでたのですが、何日か経つと、柿渋を塗ったところが箔と一緒に剥落してしまいました。
これはこれで、自然の風化っぽいので良きですが、剥落が多すぎて、使えないかなぁという感じ。
柿渋が乾く時の縮みが激しいのと、柿渋の粘着力が強すぎるからかなと思います。
ただ、発見としては重曹を柿渋にかけたところは柿渋だけが剥がれ落ちて、下のアルミ箔が出てきました。
柿渋染めに重曹を施すと、茶色の濃い色に変色し鉄錆みたいな表現ができるので重用してます。
結論だけ言うと、金属箔に柿渋は不向き。
膠が今のところ一番いい感じです。
他にもガラスコートとか試してみたいとは思ってます。

いろいろ

柿渋にベンガラを混ぜて塗った箔の上から色墨を入れたら古びた感じで良くなりました。
逆に色墨染めに柿渋を後から染めたら、色墨ごと剥落してしまいました。


楽しいです

箔を使った実験はいろんな表現ができて楽しいです。
今まで誰もみたことがないような和紙の箱、トレイ 今後は屏風などにも仕上げていこうかなと思ってます。


秋の風情

帰り道、秋を感じる景色に出会いました。

〒700-0822 岡山市北区 表町1-2-36  わがみやうめだ  
梅田剛嗣  電話 086ー231ー3371 

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