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はじめて(有志)プチオンリー主催してみた話

こんにちは。
私は同人誌を出すタイプのオタクで、つゆこと申します。
人生の半分以上をオタクとして過ごしてきました。
この度、生まれて初めてプチオンリー主催をしてみたのでその経緯などを備忘録的に書いてみようと思います。
私もたくさんの先達の記録に助けられてきました。
誰かのプチオンリー開催・参加のきっかけになったら嬉しいです。


はじめに オンリーの種類と、開催の経緯

新刊カードによるオンリーと有志プチオンリーの違い

そもそもみなさんは、有志プチオンリーが何かをご存じでしょうか?
オールジャンルイベントなどの大くくりなイベントの中で、カップリングオンリーなどの小くくりな催しをやることですね。(定義については自分の中の解釈なので間違っていたらすいません。以後も同様です。)
有志プチとは、そのプチオンリーをやりたいという有志の主催者が、大くくりな親イベントの場を借りて開催するものです。(ヤドカリイベントとも言われていたようです)
そのカップリング等のお祭りのような感じになるので、サークル、一般ともに集まりやすく、活気が出て楽しいものです。よいものです。
有志プチオンリーは、主催者が、親イベントの開催者(主に企業)に開催を申告・登録すれば、基本的に誰でも開けます。
赤ブーさんでは、イベントページにプチオンリーサイトへのリンクをはってくれたり大型看板の設置などをしてくれたりと、支援をしてくれます。しかし、責任者は有志主催者であり、基本的にすべて自分で準備する必要があります。

最近よく聞く「新刊カード」によるイベントとの違いについてもふれておきます。これが開催の経緯につながってくるので…

「新刊カード」とは、この企画に賛同する同人印刷会社が、規定額以上の印刷物の発注1種につき1枚発行するカードのことで、今は「akaboo専用投票引換券」といいます。
詳しくはこちらから。
赤ブー投票引換券について|参加ガイド (akaboo.jp)

そのカードを赤ブーブー通信社が投票を受け付けているイベントに持って行くと、引換券を投票券に変えてくれます。(なお、郵送は不可です)
投票券に開いてほしいイベントのカップリング名等を記入し、投票します。
50票集まるとーーーーー
赤ブーさんがオンリーイベントを主催してくれるのです!!
個人的に投票しても、実現するまで累計扱いで貯めていてくれるのでよいのですが、最近はtwitterなどで呼びかけ、50票確実に集めてから投票に行く方々が多いようです。
赤ブーさんが主催しているので、イベントページやサークル募集は赤ブーさんがしてくれます!投票した後はお任せしていい!
ただ、裏を返せば、そこまでです。何か企画とかをやりたい場合は、その中で有志企画をするという感じになります。

有志プチを開くことになった経緯

※ここは読み飛ばしても大丈夫

おそらく(待っていても)今後開かれることはないであろう推しのオンリーイベントを自力で開ける。
こんな誘いがあったら乗らないわけがないのがオタクである。

私は、人生の半分くらいFというゲームジャンルにいて、今はDというキャラに思考を持って行かれています。
その過酷な人生から、Dは愛されていてほしいという願望が高じ、D受のカップリングで二次創作を始めるに至りました。
しかし、時はコロナ禍。
我々同ジャンルの者たちは、ゲームの発売された年に新型コロナが出始め、100%全員が集まれるイベントを経験していません。
F同人の灯を消したくないという思いから、WEBイベントを開くなどのインターネットでの活動はいろいろしましたが、リアルイベントでカニ歩きをして同人誌を買いたいという欲望は、心の片隅にずっと残っていました。

2022年1月。私はディミギ!というDが右に来るCPが集まるWEBイベントをすでに4回主催し、満足のいくイベントができ「もうこれで主催は最後」と、宣言して終わり、正直、燃え尽きていました。
(WEBイベントについてもまた機会があれば語りたいです)

そんな燃えかすの私の手元には、WEBオンリーの記念グッズや自分の新刊を刷ったときの新刊カード20枚弱が残っていました。
世の中の規制は、少しだけ緩くなっていました。
「WEBイベントを一緒に楽しんでくれた参加者となら、あの野望が、実現できるかもしれない」

1月22日に始動

「リアルディミギひらこう」
という呼びかけに、たくさんの人が賛同してくれました。
驚くことに、呼びかけから一晩で50枚突破してしまったのです!一人で20枚くらい寄付してくれた剛の者もいらっしゃいました。
すごすぎる。
本気で開きたい人が他にいなければ、カードがあっても自分にとっての成功はない。と思っていた私は、送料の負担や匿名配送を希望したりと、かなり失礼なお願いをしました。それにも関わらず協力してくださった方々のそのお心が本当に嬉しかったです。枚数に関わらず、感謝の気持ちでいっぱいです。
絶対に、この新刊カード、無駄にすまいぞ。
そう決意を固くしたのでした。

みんなの努力と愛の結晶

しかし、事態は急変しました。
カードが届いた数日後に、赤ブーさんが主催のFオンリーの日程が、発表されたのです。
新刊カードプチ開催予定日の一週間後に。

D受イベントの一週間後にFジャンルのオンリーイベント。


これで人は来るのか?
来ない。(少ない)
D受けサークルだけ別の週になって、FオンリーでD受けだけがいないことになっていいのか?
よくない。(さみしい)
Fオンリーの中で、「D受、元気ですよ!」と伝えたいのに!

でも新刊カードは大変な思いをして送ってくださっていて、集まったことも発表して、みんな楽しみだねって言ってる…喜んでくれてる…
どうする!?

赤ブーさんに半泣きで問い合わせてみたところ、(当時はスライドという制度がなかったため)1週間前に赤ブープチを開いてもらうか、オンリーで有志プチを自分で開くかですね、と言われ、そこではじめて、
「有志…プチ?」
という言葉が頭に刺さりました。

赤ブープチは、サイトやPOP、告知を企業様がやってくれる。カードさえ送れば、あとは自分は一参加者として楽しめばいい。
企画はないが、気楽である。
有志プチはその逆である。
企画など、盛り上げる工夫はいくらでもできるかわりに、ほとんど自分でやる必要がある。

人生で重要な選択を避けまくってきた私ですが、これは本当に迷いました。

カードを送ってくれた人にアンケートをとると「無理のないように、好きなようにしてほしい。どちらでも参加します。」というお声がほとんどだった。もう泣いていた。

イベントは 開いてもらうんじゃなく 自分で開こう

覚悟が完了しました。そして、カードを送ってくれた人に報告をし、有志プチを開くことにしたのでした。
カードは、後日投票し、23年6月に赤ブープチも開かれることになったのですが、それはまた別のお話…

そんなこんなで、2022年の幕開けから波乱が始まり、この1年はプチオンリーに捧げることになりました。

神友人が作ってくれた神ロゴ すごい目立つ最高


開催を告知する前にやること

どこまでやるのかを決める

プチオンリーは、本来気軽なものです。
「プチやるからこの日にイベント出よう」と呼び掛けて「よっしゃ!」という人たちが集まり、各々サークル活動をすればよいのです。
別に企画も共通popも、なくていいのです。
いいのですが…
やはり推しのプチには盛り上がってほしい。
そう思うのが人情ではないでしょうか。

自分のキャパをよく考えて、憧れと現実のすりあわせをしていかなくてはいけません。

自分の資源を洗い出す
・自分の能力(得意・不得意)
・投じることができる金額
・協力してくれそうな友人

このあたりをまず把握することは大事だと思います。

自分の場合は、これまでのイベントで培った人間関係と長い同人歴のみが宝で、絵には自信がない、編集作業にも自信がない、デザインには苦手意識しかないという状態でした。
そこで、以下のことを決めました。

・アンソロはやらない
・メインビジュアルは神絵師様にお願いする
・デザインは神友人様にお願いする

さらに、自分が考える理想のプチオンリーを想像しました。

・景品はバブリーじゃなくても実用的で、もらって嬉しいもの
・共通POPがずらっと並んで、イベント感がある
・参加サークルに負担感がなく、新刊作成の邪魔にならない
・来場者が暇をせず一日遊べる

メインビジュアルを準備する

メインビジュアル。それは最も大事なデザイン。チラシにも、サイトにも、バナーにも、ありとあらゆるものに使います。
自分で描くか、依頼するか、デザインは発注するか…
依頼する場合も、こちらのイメージをお伝えすることもあるでしょう。
私は、漫画描き同人をやっているのですが、イラストやセンスにまるで自信がないため、どうしてもお願いしたかった神絵師様にメインビジュアルをお願いしました。
※ちなみに、自分が主催するイベントに関わってくれた協力者様には、金銭でのお礼はせず、別の形でお礼をしています。全ての方にご説明して快諾いただいております。二次創作アマチュアイベントに対する自分の信念のためです。

果たして、はちゃめちゃに美しく、これしかない!というような最高のメインビジュアルをいただき、不安が吹き飛び、脳内麻薬が大量にあふれ、プチオンリーをやる!という強い思いが湧き出てきました。

1年~半年前までにやること

おそらく着手した順になっています
・twitterアカウントを作る(もうあった)
・イベントロゴを友人に依頼する
・チラシ(フライヤー)をまくイベントを決め、申し込む
・イベントロゴを発表する
・情報サイトを作る
・当日企画の概要を決める
・赤ブーに申し込む
・チラシーを作る
・チラシを配る

チラシについて


イベントはそう何回もないので、どのイベントに狙いを定めるか、そしてそこまでにフライヤーが完成するためにはいつまでに入稿かを決めましょう。

なんやかんやフライヤーにはある程度の情報が必要になるので、初期段階から決めておかなければいけないこと、作っておかなければいけないものは多いです。

※赤ブーさんが運営しているWEBイベントではないため、ピクトスクエア様のイベントの告知を入れてはいけません。(一言でもだめ)一度、間違ってしまい、報告と謝罪をしました。
※赤ブーさんのプチオンリー支援で、フライヤー印刷が500枚まで無料になるサービスがあります。ありがたい。私は両面カラーが良かったのと、締め切りの関係で、利用しませんでした。コミグラさんで印刷しましたが、裏表で天地を間違えて500枚と1週間を無駄にしました…。

7月のイベントで生まれて初めてチラシをサークルさんに渡しに行ったけど…手が震えました…めちゃくちゃ緊張しました。たぶんプチに関わる全ての中で一番緊張しました。
必ず赤ブーさんに申請してから配りましょう。
なるべく人に会わずにすむよう、朝イチで行ったりしましたが(チキンなので)けっこうみなさんいらっしゃって冷や汗かきました。
驚いてくださったり、励ましてくださったり、チラシをもらってくださった方々、どうもありがとうございました!

サイトについて

イベントの情報をまとめたサイトは絶対に必要です。
親イベントのサイトからリンクをはってもらったり、支援印刷所さんとのリンクにも必要になるし、フライヤーにもQRコードを載せたりします。
簡単なサイトや無料サーバーでいいから作った方がいいと思います。
私はいにしえのオタクなので、ずーーっと前に契約したロ○ポップのサーバーがまだ残っており、それを使いました。やっと役に立ったね。ロ○ポおじさん…
サイト作成はホームページビルダーの頃からやっていましたが全てを忘れていました。正直恥ずかしい出来だけれど、全てにおいて100点は無理なのだと言い聞かせました。

・イベントの内容
・企画について
・主催者への連絡方法
・イベントの申し込み方
・支援印刷所へのリンク
等の内容が考えられます。

赤ブーさんへの報告について


ーーーここから引き返せなくなるーーー
プチオンリーの主催者専用のサイト「オンリープラザ」に登録しましょう!
メールアドレスと、当日のスペース申し込みがあれば登録できます。この日に、このジャンルで、私が有志プチオンリーやります!と申告しましょう。
登録した限りは、どんな事情があってもやめられないという規約になっています。慎重に、覚悟を持って登録しましょう。
バナーを登録すると、すぐオンリーイベントのサイトに反映されました。

やばい。

この辺から、「やばい」(事の重大さが)という自分と、「とにかく大きく告知しなければ」という自分がまったく違う感情で行動していました。情緒のおかしい半年でした。

オンリープラザでは、500枚のチラシ印刷(無償)や、主催者スペースに加えて1スペースいただくこと、当日の大型看板の設置などをお願いすることもできます。
(この大型看板を見て、涙ぐまない主催者はいないと思う。)

半年前~参加締め切りまでにやること

サークルさんに関わることがメインになります。新刊を…ここまでに終わらせたかった…
・サークル参加を呼びかける
・サークル参加特典を用意する
・サークル様むけサイトのページを整える
・サークルカットに入れる共通アイコンを用意する
・サークル参加表明フォームを設置する
・当日企画に必要な準備を考える

サークルさんに報告してもらう

意外と知られていないことだけど、プチオンリーの申し込みは、企業様にイベントを申し込んで、「プチオンリーに出るよ」といえば終わり、ではありません。
企業から個人プチ主催へ、その情報は渡らないからです。
そのため、プチ主催の個人にも、プチオンリー参加を伝える必要があるのです。これは、サイトやtwitterを通じて何度もお伝えしなくてはいけません。
当日になって、「申し込んでたはずだけど…」となってしまっては、共通POPがお渡しできなかったり、かなり双方に残念なことになるからです。

参加報告については、私はグーグルフォームを使いました。
作成も集計も簡単だしおすすめです!
おおよその参加サークル数がわかってきて、小躍りしつつ、さらに参加サークルを増やしていきたいと思いました。

サークルさんを増やす

webイベントと比べて、リアルイベントのハードルは段違いに高い。
東京に来てもらわなければいけない。
サークル参加費が高い。
感染状況がわからない。
新刊を落としにくい。
(webは…なんだかんだ…予約だけとか…一部展示とか…ネ?)
そこをどう越えて来てもらうか。

拙い漫画を描いたり、ツイートしたりしたけれど、私の訴求力が皆無なため苦戦しました。サークル参加自体はとっくの昔に始まっていて(企業は早い)、起爆剤もなく、あっという間に3ヶ月前になっていました。
なるべくたくさんのサークルさんに申し込んでいただき、カニ歩きロードを延ばしたいという野望があった私は、しつこいくらいにリアルイベントの魅力をお伝えしました。
特に効果的だったのが参加表明ツイートが自動でできるツイートボタン(ツイートリンク)でした。
複数のサークルさんが一斉に参加を表明したことによって、申し込み数が増えたという手ごたえがありました!
このころ、情報の拡散や参加表明をしてくれたサークル様方には頭が上がりません。

プチオンリーを知ってもらおうという漫画
リアルの魅力を伝えたかった…

当日企画の準備を進める

当日企画は、自分のやりたいことの一つでもあった、シールラリーにしました。

シールラリーのメリット
・余ったシールをおみやげにできる
・シールを集める楽しみとシールを貼る楽しみがある
 (しかも自由にレイアウトして貼れたら楽しくないですか!?)
・渡すだけなのでサークルに準備がいらない
・頒布物を買ってくれた人に渡すから、購買意欲につながる(?)
・シールがもらえる上にくじが引ける!お得!
・シールってかわいいな

シールラリーのデメリット
・シールを用意しなくてはいけない
(何枚?何種類?何サークル?)
・シール台紙を用意しなくてはいけない
・受オンリーなので多様なカップリングがありサークル数が様々で、中にはシールを集められない人が出るかもしれない 。

考えた結果、そのサークルさんが扱っているCPの攻めと受けを15枚ずつ、合計30枚お渡しし、不足したら追加をもらいに来てもらうシステムにしました。
シールは1200枚作りました。シール業者かな?
でも最終的に本部に残ったのは50枚くらいだったのでドンピシャだったと思います。
サークルさんの中でも自作のシールを用意してくださったところがあったため、最初からもっとよく説明し、サイズなども伝えておくべきでした。

シールラリーでこだわったのが、シールを貼る位置を自由にすることです。
いろんなスポットに推したちのシールを自由に貼れたら楽しいしと思って!
でも…台紙を作るのが難しすぎました…さすがに誰にも頼めず自分でやり…
「canva」の素材でほぼ作ったけど…これが限界です…

ほぼ素材だったのに本当に苦戦して1週間かけてしまって新刊が瀕死に

実は同時進行で自分の新刊も作っている
月の残業が平均で60時間を超える、まあまあの働きマンの自分の脳裏に
「終わるんか?」という声が浮かび始めたけれど無視をしました。

くじ引きの工夫
100%満足してもらいたい。
はずれを作りたくない。
しかも、推しを好きでいてくれる人にだけ渡したい。

そこで考えたのが、「最初に参加賞を渡す」ことでした。
天才的に可愛いクリアファイルを作ってもらえていたので、これを300円で頒布する。推しを好きな人だけが買ってくれる。
そこに、シールラリーや検定企画(まだあるんか)の用紙を入れる。
そうすると、300円はくじを引くためのお金ではなく、このセットをもらうためのお金になります!後は楽しくお買い物し、シールをGETし、気が向いたらくじをしてもらえればいいという感じにしました。

景品は、特賞がビッグクッション。
その他に、当たり景品として
・ティーゴールド
・ミニクッション
・クロッキーノート
・缶小物入れ
を用意しました。
当たり景品の数には限りが有るから、ポストカードとおみやげ(おかしやホットアイマスク、紅茶、ホッカイロなどから選べる)も用意しました。
※当日、南館はあたたかくて誰もホッカイロを選ばず、20個持って帰った。

参加者全員が3回マックスくじをひいても余るように景品を用意したので、本部スペースは町内会のクリスマスくじ引きコーナーみたいになりました。
※多く作ったのはWEBイベントで頒布する目的もあったが、足りなくなったらどうしようという不安のためである…主催者は不安との戦いが多い

今回、受けオンリーということで、参加者の推しカプは様々。当然、お買い物をする機会には差が出るものです。もし一回もくじをひけなかったら悲しい思いをすることになります。
そこで考えたのが「お買い物以外にもシールをもらえる企画を作る」ことでした。

具体的には二つの企画をやりました。
「ドレスコード青」
Dのテーマカラーである「青」を身につけて、本部で申告したらシールが一枚もらえる。服でもアクセでもネイルでもいい。
「ディミギ検定」Dに関するクイズやうろ覚えお絵かきなどにチャレンジするテスト用紙に記入して本部に持ってきたら1枚、完全に埋められたら2枚シールがもらえる。

このほかに、本部でイベントグッズを買うと、お買い物シールももらえるため、最大で5枚はGETできる計算になります。これで、どのCPであっても、くじを複数回引けるようになりました。

参考までに、くじのルールまとめです
・サークルで買い物すると1枚、1000円以上の買い物でもう1枚
・本部企画で3枚
・4枚、7枚、10枚でそれぞれ一回ずつくじが引ける

直前にやること

サークル数が出ないとできないので、直前までやってました
・サークルリストを作って公開する
・サークル特典(共通POP)などを発注する
・サークルにメールを送る×3

サークル数の確定

赤ブーさんの場合、3週間前くらいにnavioを使うと参加サークルさんが見られるようになります。それで、共通ロゴが入っているけど参加フォームの報告はないサークルさんなどを見つけ、声をかけさせていただきました。
あえて参加しない方も当然いるだろうから、失礼に当たらないように注意するべきだし、押し付けになってはならないと思い、気をつけました。

そして、最終的にサークル数が決定!
なんと31スペースもあります 涙ーー
実は、10超えたらいいな、20超えたらすごいな、と思っていたので
本当にすごくうれしかったです。
ただ、参加サークルが増えたからこそ、サークル様に渡す共通popや参加記念の手配は、早めに、確実にやっておかなければならなかったのですが―(フラグ)

サークルさんへのメール

1通目(プチ登録開始~2ヶ月前)
・参加へのお礼
・twitterアカウント等の紹介
・準備段階でお願いしたいこと

2通目(2ヶ月前)
・スペース番号報告のお願い
・イベントまでの流れ
・当日企画詳細

3通目(直前)
・当日にやってほしいこと
・打ち上げ(オンライン)の案内

共有POPの用意

私のこだわりの一つが手作り共通popでした。
みなさんポスター印刷ってけっこう高いの知ってますか?
他のプチオンリーで用意してくれてることが多い、スティックポスターみたいな机かざり、あれ、ものすごく高いんですよ。
三角形に折って立てるような紙製のpopも意外とします。
両方で1000円くらいすると思います。
デザインもしなくてはいけません。

ならば安くなるしデザインも新しく必要じゃないし、100均グッズと少しの工夫で素敵な共通popを作りたい!と考えたのが、ガーランドと写真立てでした。
100均の素材と、星形の型抜きカードに穴をあけたものを糸に通してもらい、それぞれの自由な組み合わせでガーランド作りを楽しんでもらう。
100均の素敵な写真立て(ポストカードスタンド)に、メインビジュアルのポストカードをセットしてもらい、おしゃれに飾ってもらう。
安いのに見栄えばっちり!これだ!と思いました。
これらのグッズに加え、別の神友人にデザインしてもらった素敵なティーゴールド、記念グッズの数々、諸注意などを、一つの紙袋にまとめ、プレゼントしたら…と私の夢はとどまることろをしりませんでした。
が、留めておかねばならなかったと思います。

私は、いろんなアイディアが浮かんでは、基本的に全部やりたいと思ってしまう人間です。(沈めて!!!!)
そういう人、いますよね。私です。
その結果、時間的に猶予がなくなってくると、○○までに▲▲を終わらせないと詰む、という状況が連続し、残りの一ヶ月は常に時間との闘いを続けることになりました。
共通POPについては、最初に描いた夢の一つでしたので、あきらめることができず、当日の朝まで準備にかかってしまいました。
何一つ軌道修正できない自分に、一つ間違えると炎上するぞと、知人から警告を受けたほどでした。
神な友人たちのおかげで、奇跡的に大きな混乱はなく、無事終了できました。ありがとうございます。この恩はどう返せばいいですか?

反省点

・職場のクラスタに巻き込まれ、感染し、体を壊した。
・それもあって新刊の作成がずれこんだ。(あきらめればよかった)
・上記のグッズの一部の搬入先を間違え、会場での作業量が多くなってしまい、余裕を失った。(あきらめればよかった)
・その結果、会場でサークルさんに挨拶をしたりグッズを渡したりするのが遅れ、お困りのことなどお伺いすることができなかった。

自分の新刊は2か月前に脱稿できなかったらあきらめよう!(真理)

イベント当日

イベント当日は楽しかったなーーーーーーーー
あっという間だったなーーーーーーーーー!!!!!!!!!
夢のようだったなーーーーーーーーー!!!!!!!!!
フゥーーーーー~~~~~~~
今思い出してもにやにやしちゃうぜ!!!!!

夢の実現

推しの二次創作を出してくれるサークル様が一列にずらーーーーーーーっと並ぶ様子は壮観だったなーーーーーーー!!!!!!!!!!
発売から3年たったゲームの、最もメジャーというわけではない島で、こんな景色見られるなら、全部ふっとぶなーーーーーーーー!!!!!!!!
島全体が活気にあふれ、新刊が並び、シールが通貨のように飛び交い、写真立てやガーランドなどで華やかな雰囲気にあふれている…
そこを、カニ歩きしていく幸せというのは、他に変えようがないものでした。
感謝という言葉で脳内が埋め尽くされていました。

プチオンリーの効果はものすごかったです!
たくさん人が来てくれて、1.5倍~3倍くらいのバフがかかると思います。(当サークル比)
実際私がカニ歩きしたときには、すでに完売続出でした。
これからイベント出ようか迷っている人は、プチがあったら、ぜひ参加してほしいと思います。

たくさんのお言葉、贈り物、お手紙をいただいて、とてもありがたかったです。初めてサークル参加をしたという人や、これまでのWEBイベントがきっかけで同人をはじめたと言ってくれる人もいて、同人とともに生きてきたオタクとしてはとても嬉しかったです。

シールラリーも大盛況で、みんなシールを集めたり、台紙に自由に貼ったり、くじをひいたりするのを楽しんでくれていた様子でした。企画にもたくさんの人が参加してくださって、青いアクセサリーやネイルをいっぱい拝見したし、検定企画をあとからネットにあげてくださる人もいて、すごく楽しかったです。やりたいことができた喜びと満足感でいっぱいでした。
夢中で本部を回すうちに、いつの間にかイベント終了時刻となりました。

総括

プチオンリーはいいぞ。

無限にやることはあるけれど、同人誌作るのも同じ。終わってみれば、いいぞ、になっている。

推しの愛し方は人それぞれです。
インターネットで作品を発表してくれる人、
同人誌を作ってくれる人、
そしてそれらを発表する場を作る人…
私は場を作るのが好きなようです。
今回、リアルイベント(プチオンリー)を初めて開催してみて、この1年、めちゃくちゃ充実していました。
推しの愛され空間(イベント)を作るという行為は、誰のためでもなく自分のためにやっていました。とても楽しい1年でした。

最後に、このイベントの実現のために関わってくださった皆様、イベントに参加してくださった皆様に心からお礼を申し上げます。
ありがとうございました。

大看板 泣ける

さーーーーーーーーーーて次は6月!
新刊カードを集めて実現した赤ブープチがあるよ!!!
まだまだ遊べるドン!!!!!!!!

※実はWEBオンリーをプチの翌週に設定しており、そちらの準備も平行していたドン

これから有志プチオンリーの主催をするか迷っている人へ

自分の規模でやってみよう

プチオンリーはいいぞ。
でも、やり方は自分のやりたいように、やりたいところまででいいと思います。お金も時間もかけたいだけかけられるから、線を引いてやりましょう。
案外、サークルとして出る方になると、企画や景品は何でもいいものです。
なくてもいいくらいです。
みんなを集めてくれようとする心意気の方が嬉しかったりしますし、主催が無理をしていると、心から楽しめないと思います。
そういう意味で、私が今回最後の方ヒイヒイ言ってしまったのは大きな反省です。
例えば、
サークルさんにペーパーを出してもらって、集めると本になるようにする。本部では、それをまとめるファイルなどを配る。
くじとかがなくても、そんな企画もすごく楽しそうですよね。
プチオンリーの規模によってできることも変わってきますし、他と比べず、自分のプチオンリーをやればいいと思います。
可能であれば、ジャンルの友人などからヒアリングをして、どんなプチが求められているのかをサーチしてもいいかもしれませんね。

お金の話

趣味にどこまでかけられるかという事情は人によって違います。
自分で絵やデザインができて、さきほど例に出したペーパーを集めるようなイベントだったら、ファイル代の2万円くらいでできると思いますし、ファイルを売り切ったら原価を回収できるような価格にしておけば、赤字も少ないでしょう。
100サークルくらい参加するプチでは、スティックポスターと卓上紙POPを配るだけでも5万円以上かかると思います。(すいません計算は肌感覚です)
その他にも、参加記念品や景品、企画に使うもの、それらの搬入・搬出代、協力者様への謝礼、ポスター、チラシ、etc. なかなかたくさんの項目があります。
アンソロを頒布すればその黒字分をプチオンリーにまわせますが、数を見誤れば赤字になる危険もあり、リスクがあります。そもそもアンソロを出すということ自体が、プチオンリーを開くことと同じくらい大変なことなので、一人の手には余ると思います。友人などと分担してやらないと実行不可能では…?

①赤字がなるべく少なくなるように、無理のないプチをする
②アンソロやグッズを出して、費用の一部を参加者さんに支援してもらう
③趣味なので何も考えず好きに遣う

この3つかなーと思います。

自分は、②と③の複合でした。
②について、アンソロは前述の理由でやりませんでしたが、イベントグッズを頒布しました。
ただ、最終的に趣味は③の考え方なので、いろいろザル勘定でした。

イベントグッズは、本部で頒布しました。また、くじの景品やクリアファイルをあらかじめ分けておいて、1週間後のWEBイベントで頒布しました。もともとWEBイベントでも記念グッズを作っていたので自然な流れでした。
これも数を見誤るとかえって赤字になるリスクはありますね。
でも、アンソロやグッズを買うことでイベントを少しでも支援できるのは、参加者にとっても嬉しいことなのではないかと思います。

こういう経費は伏せるべきか公開するべきか迷ったのですが、後に続く人のために書いた記事なので、ぼんやり公開します

★有志プチオンリーサークル参加規模 約30スペース
かかった総額およそ        諭吉15人ほど←ここは絶対へらせる
(内、ラリーにかかったお金    諭吉 3人ほど)
WEBイベントでのグッズ・サポート 諭吉4人ほど

イベントグッズとかも一度に入稿すればいいものをコツコツ入稿したりしてむだな送料かかったり…いろいろ工夫のしどころはあったはずなので、総額についてはもっと減らせるはずです。
あと、私が満足しているお金の使い方なので、参加してくれた人は気にしないでください!また、精算終わってないWEBイベントでのグッズ等の売上が、プチのご支援バフによって、けっこうある予感がしております。本当にありがとうございます。

おわりに

まさか1万字を超えるとは思いませんでした。
2022年は、このイベントに捧げたので、2022年12月29日にこの記事を更新しています。正直、充実していた1年でした。WEBも終わってしまったので「次は、何をしたらいい?」状態です。
推しが愛される場を作るという表現活動にハマってしまったので、この遊びは最初で最後ではないと思っています。
悔いがないといえば嘘になりますが、いつか今回の反省をいかした完全版をやってみたいです。そのときは、また遊びに来てくださいね!

推しのため、誰かのためではなく、自分のためにやる
それが推しを愛する誰かのためになるのであれば、みんながハッピー


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