心理学の知識ゼロから国立心理系大学院に合格するまでのお話 その1 自己紹介

はじめに

はじめまして、綴と申します。

ついこの間まで受験生をしておりまして、春からは、国立の臨床心理士一種指定校の大学院に進学いたします。

実は私は、学部で心理学を専攻していたわけではありません。別の分野を専攻しておりまして、心理系の道を目指したいと考え始めた日から約一年半、心理学を独学で勉強して、今回合格をいただくに至りました。

独学で心理系大学院の受験をするにあたって、私が一番しんどかったのは、やっていることが合っているかが最後までわからなかったことでした。学部では別領域を勉強していたこともあって、周りに心理系大学院の受験に詳しい人はおらず、心理系大学院に特化した予備校は、そもそも母数が少ないうえに、膨大なお金がかかってしまうため通えず、同じ進路に進む人も周りにおらず…誰に何を聞くこともできず、自分の勉強法が合っているか確認することもできず、かなり孤独な状態で受験勉強を進めてきました。

無事に合格をいただくことができたので良かったものの、改めて受験生期間を振り返ったときに、やはり受験に関して話を聞いてくれる人や、実際に同じ進路に進んだロールモデルのような存在がいた方が、もっと安心して受験に臨めた気がしています。

そこでこちらのnoteでは、過去の私と同じような立場にある、心理系大学院の受験を検討している人に少しでも情報提供ができればと思っております。

周りに心理学の専門家や心理系大学院の受験経験者がいらっしゃるという方は、もしかするとその方を頼った方がよいかもしれません(私は完全に自分のやり方で進めてしまったので…)。でも、周りにそのような人がいないという方はもちろん、いるけれど相性が…という方もいることでしょう。そのような皆さまに、少しでもお力添えできれば幸いです。

自己紹介

受験期のお話をするにあたり、前提となりそうな私自身のプロフィールを、できる範囲で簡単にお話しします。

現在は地方の国立大学に通っておりまして、心理学とは別の文系の学部に所属しております(合格をいただいた大学院とは別の大学です)。心理学には、学部受験の頃から興味はありました。しかし知識としては、学部の授業で一コマだけ受講した心理系の必修授業で、専門用語をいくつか聞いたことがある程度でした。とはいえ、コロナ禍のオンライン授業であまり集中して受講できていなかったこともあり、単語だけかろうじて耳に残ってはいたものの、いざ受験勉強をはじめたとき、肝心の内容に関してはほぼ覚えていませんでした。つまり、心理学の知識は実質ゼロからのスタートでした。

本格的に受験を決めたのは、学部3年生の夏ごろ。受験勉強を始めてすぐの頃は、院試に落ちたときの保険として就活もほんの少しだけ進めていましたが、第一志望が大学院と決まってしまっていたために全く身が入らず、就活はすぐにやめてしまいました。その後は、そもそも母数が少ない心理系院試情報をできる限りかき集め、参考書や専門書を何冊も読み漁って、受験勉強を進めてきました。ちなみに、心理系大学院の入試では英語が課されることがほとんどですが、私は英語も苦手だったため、そちらの勉強にも悩まされました…笑

入試では、前期(夏)入試では2校受験したもののどちらも不合格となってしまい、3か月ちょっとでひたすら研究計画書を書き直したり、勉強をさらにつめたりした結果、後期(春)入試では受験した3校すべてから合格を頂くことができました。

こうして改めて振り返ってみると、こんなんでよく合格できたなと…笑

心理学部所属でないということもあり、同じ土俵に立つことになるであろう心理学部生にどうにか追いつこうと必死だった一年半でした。

最後に

ここまでご覧いただいた方はお分かりかもしれませんが、所属は心理学部じゃない、周りに心理に詳しい人もいない、受験で唯一心理学の知識が無くても刃向かえる(と言うと少し語弊があるのですが)英語すら苦手…といったように、私はあらゆるハンデを抱えた状態で受験勉強を進めてきました。心理系大学院受験生にとってのハンデをすべて網羅していると言っても過言でない気がしています。笑

そんな私が、受験生としての約一年半、どのように過ごしてきたのか。どのような勉強をしてきたのか。次回以降、少しずつお話ししていこうと思います。


最後に一つだけ…

冒頭でも少しお話しした通り、このnoteでは、少しでも、心理系大学院の受験を検討している方のお力になることを目標としています。そのため、少しでも多く、少しでも詳しく、私の受験体験談を書いていきたいと思っております。

詳しく書くということは、場合によっては、私の個人特定につながってしまいかねない情報をお伝えすることがあるかもしれません。そこで、不特定多数の人々にそれを見られてしまうことを防ぐため、また、必要としている方に適切に情報をご提供できるようにするため、次回以降の記事は有料とさせていただきます。

来年度以降の心理系大学院受験を検討されている方が、少しでも安心して受験に臨むお手伝いができれば幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします!

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