8月6日 タブー視される政治。本当にそれでいいの?

今日のニュース

自民党の女性議員38人が行ったフランスへの視察で、実際の研修時間が6時間だった、38人の中に議員の子どもが含まれていた、とあった。
党費らしい。

ちなみに私は特定の政党や宗教、団体を支持していません。
この文章は私見、偏見ばかりで、確証をもった情報は何もありません。
ただの愚痴と悩みです。
(こういうことを書かなければならない、と考えている時点で私も政治というものを話題にあげることを嫌っているということがわかる)

このニュース、最初に見た段階では「フランス視察で浮かれた写真をSNSにアップした」程度のものだった。
そのときは「もし自分が政治家でフランスに仕事で行ったとしたら、何かのついでにエッフェル塔とか見に行くだろうし、写真も撮るだろうなあ」くらいで、正直「それくらい別に、いいんじゃない?」と思った。
SNSを見ていると、「仕事で、そもそも税金でフランスに行っているのに、観光気分で浮かれやがって」みたいな意見もあって、「ああそういう人もいるのか」と自分の甘い考えを恥じさえした。どんな目的でも海外に行けば私は浮かれる自信があるから。
しかし今日流れてきた冒頭のニュースをみると、怒りが湧いてきた。
3泊5日のうちの、合計6時間?そのために38人もの議員がフランスへ行かなければならなかった?具体的な成果は?いくらかかったんだ?そのうち税金が使われたのは何%なんだ?子どもを連れて行くこと自体は何の問題もないと思うけど、38人に含めたとしたらおかしくないか?

何も変わらない

…などなどまあ、真実はわからないけど、こういう情報が出てしまった以上は気になるし事実だとしたら怒り心頭案件だ。
しかし、こんなことは今までにも腐るほどあった。
ぱっと思い浮かぶのは「アベノマスク」。あのような日本中の、いや世界中の誰もが怯え苦しんでいた状況で、あんな状況でさえ、政治家は「お金儲け」を企んでいたのか、と。(もちろん真実は知りません。情報を追ってもいません)
そのときも心底怒り、というか呆れていた。またか、と。

しかし文句を言っていても変わらない。インターネット上に愚痴を吐いても何の解決にもならない。
人々はいう。文句を言いたいなら選挙に行け。選挙で政治家に思い知らせてやろう。選挙、選挙、選挙。
結果はどうだったか。
その問題の発覚後の衆議院総選挙、自民党は単独で過半数の票を獲得した。
これには愕然とした。私の中では、今回ばかりは自民党が負けるだろうと思っていたし、私自身、どこかを応援していたわけではないが、「お灸を据える」ようなもので、政権交代をすべきだと思っていたから自民党には投票しなかった。

選挙。
本当にそれで変わるのか。
ずっと選挙に行ってきた。
実は行かない時期もあった。
無投票、という主張だ、投票したい人がいないんだ、みたいなことを思って。
今は行っているが、正直期待を持っているわけではない。
どうせ変わらない、と思っている。
「政治家」に信用できる人(投票したい人)がいない。今の「政治」そのものを信用していない。
上記にあった事件だけではなく、塵も積もれば、だ。
芸能人の不倫だとか熱愛だとか、本当に心底どうでもいい。
マスコミも、SNSでも、やたらと暇な人が多いようで、あれこれと他人の家庭について物申していることに驚く。

政治の話、なんで?何をすればいい?

そんなことより、政治の話をすべきじゃないのだろうか。もっと興味(=危機感)をもって、首を突っ込んで意見を発信すべきじゃないのだろうか。

かくいう自分は全然詳しくない。自分の身の回りのことで精一杯で、この年にして恥ずかしいくらいだと思っている。

しかし恥ずかしいから話をしないのではないだろう。
宗教と一緒で、非常にセンシティブな話題だと思ってしまっているからだ。
よく日本人が日本のことを知らなかったり、政治の話をしなかったり、ということを、海外の人は驚く、という比較がされる。
なんで日本はそうなんだろうか。
空気を読むことを大切にする、争いたくない、輪を乱したくない、右へ倣え。
そういう気質だからか。

私の思考の傾向として「結果を急がない」「考えて考えて考えればいつか納得のいく答えに辿り着く」タイプなのだが、この政治の話は本当に長年もやもやとしたものが積もりすぎて、もう自分の中で留められず何をすべきかもわからず、こうして吐き出した次第だ。

何をすればいい?
私は、私たちは、何をすればいい?
何ができる?

そのひとつが「政治の話をしてみること」だとは思うのだ。
知らないところで、きっと自分たちが働いて稼いだお金が、湯水のごとく使われていて、自分たちに還元されないところでお金が動いている。
政治に関しては、無知は罪なのかもしれない。
汚いものを見たくないなら見なくてもいい、触れたくないものは触れなければいい。けれど、真っ当な生活を、搾取されない暮らしをしたいならば、汚いものでも見なければならないし、触れなければならないし、時には戦わなくてはならない。
「楽」な方には決して「良い」ものはない。目を背けてはいけないんだと思う。

はあ。清廉潔白であれ、とは言わないし、多少の埃はあってもいいから、せめて私たち国民のために懸命に働いてくれる政治家かそうじゃないかを判別できたらいいのになあ。そしたらその人を全力で応援するのになあ。

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