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辞めて知る、自分の価値 #29

農学ガチ勢TTこと、サラリーマンTTです。
主に畑にて、農作物の研究開発をして”ました”。

9年に渡った前職ライフを終了しました。


(前回) 慌ただしい最終日

俺は業務引継を最優先事項としていたため、
最終日にデスクやロッカーの片付けが進捗0%だった。
ある後輩が手伝ってくれて、何とか同僚と話す時間ができた。

9年間、大切にしていたこと

俺は「ストイック過ぎた」

上司が、課のメンバーを集めてくれた
俺は、ことの顛末を皆に伝えた(以下)

1. 数々の研究開発プロジェクトで、結果を残せず悩んでいた
2. 自分の中に原因があり、異動して視野を広げる必要があると考えた
3. 定番の部署には俺の上位互換が居り、独自性が必要と考えた
4. この職場では誰もトライしなかった、社内転職に踏み切った

トピック1から、俺は泣いた。30秒くらい声が出なかった。
ポッドキャスト(音声配信)なら、大事故だ(笑)

でも、1で泣いたのは、別れの寂しさではない。悔しさだ。

俺は「ストイック過ぎた」のかもしれない

部活動でも、受験勉強でも、とことんやるタイプだった
自分にプレッシャーを掛け、成功も失敗もあった

今回は失敗であり、俺は潰れてしまった

俺は潰れたが、これで良かったと思う
手抜きの先に成功はないと思うから

俺は「人に寄り添った」

大概、異動のときには寄せ書きをもらうと思う
俺ももらった。

身近な人は、「TTの行動力」に言及してくれていた
でも、よその派遣社員もコメントをくれた。なぜ?

初勤務の際に、不安も多い中、色々お声がけ頂き、大変感謝しています。

ありがとうございます…なるほど。
確かに俺は、新しい人には必ず声を掛けていた。
特に、コロナによる出社制限で、分断されたとき。

元々、俺はおしゃべりだが、コミュ力は低かった。
だが、ある価値観を大学生時代に何となく培った。

・世界に色んな人が居て、寄り添うべき人もいる。
・”マウント”は、人を悪い気分にさせる

だから、俺は色んな人に声を掛けた。
新人、異動してきたオジサン、がん手術をした後輩。

とりわけ、派遣社員には、よく話しかけた。
世の中、派遣社員の扱い方が悪い正社員もいる。
そんな環境では辛いし、辞めたくなる。人情がない

さらに、派遣社員が辞めたらと仕事は回らない。
それでは、結果も出ないと思っていたから。

だから、俺は色んな人に声を掛けた。

盛大な寄書きは、ご褒美だった

見開きの色紙に48人、ボールに15人。
のべ、63人にメッセージをもらった。
これは自慢させてもらうが、俺の知る限り、過去最多だ。

それが63人からのメッセージという、
大きなご褒美として帰ってきたのだと思うことにする。

仕事では結果を残せず、とても悔しい思いをした。
研究開発には不向きで、研究員失格だと思った。
でも寄せ書きをもらって、中身を読んで、スッキリした。

■━━━━━━━━━━━━━━━□
 …俺は、やりきったんだ!!!! 
□━━━━━━━━━━━━━━━■

寄せ書きに、報われた。
本当に、9年間、頑張ってよかった。

そして俺の中で死にかけていた「あの気持ち」が蘇った

いつか、どこかでリーダー(経営側)になりたい
みんなを引っ張り、みんなで成し遂げたい
それが一番、俺が活躍できるパターンだ

キャリア探しの一連の話はマガジンでまとめています
「理系卒のキャリア迷子」毎週水曜日16時更新(予定)
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