こんにちわ。マジシャンの立花です。

10月に入ってとうとう緊急事態宣言が明けましたね！
気候的にも暑くもなく、寒くもなく、湿度もちょうどいいくらいで
ストリートマジシャン的にはちょうどいい時期です。
（マジシャンにとって湿度は高くても低くても嫌なんですよね）

さて、今回もマジシャンであることの利点についてのお話です。
（毎回そうなんですけどね）
僕はパフォーマンス終わりの夜中から
バーのような場所に飲みにいくことが多いのですが、
その際安く飲めることが良くあります。
マジックのパフォーマンスと引き換えに
ご一緒したお客さんからお酒を奢っていただけるということです。

じゃあ自分から『私はマジシャンです』って自己紹介しているの？
って話になりますが、もちろんそれはしていません。
職業や趣味を聞かれない限り、自分からマジシャンと言うことはありません。
（恐らくマジックを生業している人はだいたいそうなんじゃないかと思います）
じゃあ、なぜそういう流れになるかというと僕の持ち物が原因です。

以前の記事で紹介したカバン兼テーブルのこれです。
これを店内に持ち運ぶと高確率でマジシャンですか？もしくは
何が入っているんですか？と聞かれます。
（こういう時はだいたいジャケット着てますし、それもあるのかな。）

こうなるとマジシャンであることを話しますが、そうなるともう引けません。
少々パフォーマンスを行うことになります。
（ゆっくりお酒を飲みたい方はマジシャンであることを
気取られない格好にしましょう。もしくはスルースキルを磨きましょう。）
そして、そのパフォーマンスの対価として
お酒を奢っていただけるという流れです。
（自分から奢ってくれとは言ってませんからね！笑）
ちなみに、この時好きなお酒を頼めるかそれとも
ショットグラスにテキーラが注がれて出てくるかは運ですね。
僕は良いのですが、苦手な人は気をつけましょう。

そして、そういった飲み屋には大抵トランプがあります。
これでやって！
と言われますがそのトランプは大抵終わっているトランプです笑
人の手汗やグラスの水滴を多く含んでいて、
新品の体積と比べると2倍くらいは膨らんでいます。
良い言い方をすると歴史が詰まっていると言えますが、
悪い言い方をするとその歴史はすでに終わっているという感じです笑
（ゲームでのトランプは数字や柄が分かれば良いですからね）
ですが、そんなトランプでも出来ることはあるので果敢にやりましょう！
自分のトランプを持ち出すより圧倒的に信憑性がありますので。

という風に書いてますが、
流れでそうなるだけで狙ってやっているわけではありませんよ！
ただラッキーだとは思っています笑

詰まる所、マジシャンは即興で価値を生み出すことが出来るということです。
その場で価値を生み出せる趣味や職業もそう多くはないと思います。
お酒が安く飲めるというめちゃくちゃ邪な理由で
マジックを初めて見るのはいかがですか？笑