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クラスの人数に地域差はあるのか?

今日は、「市区町村ごとのクラスの人数」について調べようと思います。
つくりかたは読み飛ばしてもらっても大丈夫です。

今回のヘッダーは、習志野市立第一中学校の増築校舎です。習志野市の情報はあまり調べていないのですが、生徒が増えたのと校舎を改修するからの一時的な校舎との噂を聞きました。

結果を見る前に、先日上げたこちらのnoteを読んでみると、なるほどなあとなるかもしれません。メモ書きのようなnoteですみません。


地図をつくろう

用意する材料はこちら

リンクはすべて最後に載せてあります。

  • 千葉県の市区町村ごとの.shpファイル
    国土数値情報ダウンロードサイトから、行政区域データをダウンロードします。令和5年度のものをダウンロードしましょう。

  • 千葉県の学校の位置の.shpファイル
    上と同じです。学校データをダウンロードします。令和3年度のものが最新なので、ここでは令和3年度です。
    これを入れると、より美味しくなります。

  • 小学校のクラス数と人数のデータ
    ここでは国土数値情報ダウンロードサイトではなく、千葉県のホームページからです。令和3年度学校基本調査結果→≪小学校≫→13 編制方式・収容人員別学級数→2.公立 のExcelファイルをダウンロードします。令和5年度の速報、令和4年度もあります。自分がダウンロードしたデータがいつのなのかを間違えないようにしましょう。

  • QGIS
    わたしはQGISしかわかりませんが、他のソフトでも大丈夫です。


つくりかたの手順

  1. QGISの「新規プロジェクト」に用意した千葉県のマップと学校の位置の.shpを入れます。

  2. 千葉県のマップから島嶼部を抜いた場所を選択し、エクスポートします。(島があると入力が(わたしの知識不足で)ちょっと面倒なため、ごめんなさい)

  3. 今度はクラス数のデータを少しいじります。
    市区町村ごとにファイル内の「36~40人」/「計」を計算します。この数値を1000倍(入力しやすいようにするため)した数値を用います。この数値が大きい市区町村トップ5も見つけておきましょう。

  4. 2でエクスポートしたものの属性テーブルを開き、編集します。新規フィールドを作成し(名前は自由)、3のデータを正しく入力しましょう。

  5. 入力できたら、レイヤのプロパティを開き、シンボロジーを調整→値に4のフィールドを選択→カラーランプを選択→分類→適用→OK

  6. 学校データの属性テーブルを開き、公立小学校のみを絞ります。属性フィルタから施設の名前が入っているフィールド(P29_004かな)を選択→「小学校」で検索をかける→選択

  7. 選択したものでエクスポートし、地図に表示しましょう。

  8. ひとまず地図が完成しました。
    ここからは、お好みで地図を保存しpowerpointなどで編集しましょう。

完成したものは以下になります。


地図を見てみよう

赤が濃いほど1クラスの人数が「36~40人」である割合が大きいです。黄色い点は公立小学校の位置です。私立は抜いたつもりですが、手作業なのでミスがある可能性があります。

矢印が指してあるのはトップ5になります。

令和4年度のデータ(参考)

クラスの人数は令和4年度、学校の点は令和3年度の地図

※学校データが令和3年度のことを忘れていて、令和4年度のクラス数で作ってしまったものです。ちなみに完成してから気がつきました。令和3年度→4年度でも小学校が5校減少しているそうなので、学校の位置とクラスの人数の関係は参考程度にご覧ください。

(色合いとかフォントとか、センスの問題なので今は許してください)

濃い赤は北西部、チーバくんの顔あたりに集中していますね。内房と外房で比べると、内房のほうが少し濃いです。元データを見ると、外房では値が0であるところが多いです。

ランキングはこのようになりました。

1位 富里市(108)
2位 流山市(99)
3位 習志野市、柏市(89)
5位 浦安市(88)
6位 印西市(78)
7位 長生村(74)
8位 成田市、船橋市(73)
10位 市川市(69)

令和4(2022)年度のランキング

意外な市がトップに入りました。富里市、気になるのでもう少し調べてみましょう。

富里市には、富里小学校、富里第一小学校、富里南小学校、浩養こうよう小学校、日吉台ひよしだい小学校、根木名ねこな小学校、七栄ななえ小学校の7校があります。最も規模が大きいは富里で、富里南、日吉台、七栄は1学年2クラスです。残りは単学級です。

単学級のクラスはすべて20人程度ですが、それ以外の学校の5,6年生で36人以上が発生しているようです。
富里5年(113人/3クラス)=37or38人
富里6年(112/3)=37or38人
富里南5年(75/2)=37or38人
日吉台5年(74/2)=37人

元々のクラス数が多くないからこそ、この数値が出たのだと考えられます。

(Excelスクショそのまま貼り付けとかいう)


令和3年度のデータ

令和3年度の地図

ランキングはこのようになりました。

1位 船橋市(100)
2位 市川市(97)
3位 柏市、富里市(95)
5位 八千代市(94)
6位 習志野市(93)
7位 鎌ヶ谷市(87)
8位 鋸南町、流山市(83)
10位 長生村(71)

八千代市、鎌ヶ谷市、鋸南町が新たにランクインしました。

船橋市が1位です。西船橋駅周辺が東西線から東京へ向かえるので人気のエリアですね。東武野田線の塚田駅にさいきん塚田南小学校が開校するなど、ここも人口が増えているエリアです。

柏市、流山市はTX開通による人口増加が激しい場所です。柏の葉小学校には、最初の予定よりも大きな3階建ての増築校舎を建てました。特に流山市は日本トップレベルに児童数が多い小学校(令和5年度のデータ)が3校もあるので、しばらくはこのランキングに入り続けるでしょう。


まとめ

1クラスの人数が多い学校は、北西部に集中しています。しかし、市区町村で独自に1クラスの人数の上限を定めているところもあるので、そこは少ないです。外房など、そもそもの学校の数が少ない場合は、色が大きく変化することが多いです。

今回は「36~40人」を抽出した地図を作りましたが、前回のnoteのとおり、小学校はもうすぐ全ての学年で35人が上限になります。なので、今後この地図をつくったときは、赤い部分はほとんどなくなるでしょう。

人数が少ない=いい教育を受けられる というわけではありませんが、なにかの参考になれば嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


参考文献、使用したリンク集



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