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自分の強みを知ることができるFFS理論

1. 自分の特徴や強みはかなり分かりづらい

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「自分の強みって何...」と悩んだ経験のある方は多いと思います。
就職活動、転職活動といった場面でも「あなた」について
客観的に見た視点で話さないといけません。

私もそう悩んでいた1人ですが、このFFS理論について触れて
だいぶクリアに特徴が見えてきました。

今回はそのFFS理論から学ぶ「あなたの特徴」について説明していきます。

2. FFS理論とはいったい何か

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FFS理論は、ヒューマンサイエンス研究所の小林恵智博士が
開発したストレス理論の事です。

「人によってストレスとなる刺激は違う」ことを前提とした感覚を
5つの因子として計量化したものがFFS理論というものです。

勉強する時にカフェでする人と、
何も音のしない自分の部屋で勉強する人、
みたいにタイプが違いますよね。あんな感じです。

3. 5つの因子を見ていきましょう 

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先ほども書いたように、「人によってストレスとなる刺激」は違います。
つまり、「みんな違う」「性格に合う、合わないはあって当然」という考え方です。

それに加えて、それぞれの因子の中で優劣もつけることはできません。
「その因子はどんな時にストレスを感じるのか」と知ることも大切です。

それを自分の特徴として客観的に見ていきましょう。

3-1. ①凝縮性因子

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凝縮性因子を一言でいうと、「こだわりが強い」ですね。
自分の価値感上、正しいか正しくないかで判断します。

自らの考えを固めようとする力が強く、他人流されずブレないという強みがあります。

一方で自分の価値観に合わないものはなかなか受け入れられず、
頑固な一面もあります。

そして自分の考えを頭ごなしに
否定されると強いストレスを感じます。

3-2. ②受容性因子

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受容性因子を一言でいうと、「面倒見が良い」ですね。

無条件に受け入れる力があり、柔軟性があることが大きな特徴です。
判断条件は「良いか、悪いか」が判断軸です。

一方で反応がなかったり、存在をないがしろにされると
ストレスを感じてしまいます。

経験値が高いと頼もしい存在ですが、逆の場合は周りの要望を
すべて受け入れてしまいキャパオーバーになります。

3-3. ③弁別性因子

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弁別性を一言でいうと「白黒はっきりさせる力」ですね。

言い換えると「合理主義者」とも言えます。周りからはドライ、
冷たいとみられますが、常に合理的なのかを考えて行動しています。

そして理不尽なことや、理性ではどうにでもならないこと
に対して強いストレスを感じる
傾向があります。

3-4. ④拡散性因子

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拡散性因子を一言でいうと「行動力がある」ですね。

言い換えると、飛び出していこうとする力です。判断軸としては
「好きか、嫌いか」で判断しています。

直情的で面白いことならどんどん突き進むタイプですが、
飽きっぽい一面もあります。

そしてその高い行動力から「束縛されること」「自由に動けないこと」
に対して強いストレスを感じます。

3-5. ⑤保全性因子

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保全性因子を一言でいうと「維持しながら積み上げる力」です。

こつこつと積み上げつつ工夫していくことが得意なタイプです。
組織作りもうまく、周りと協調しながら動くこともできます。

しかし、慎重で安全第一な特徴を持っているので、なかなか行動に
移せないという点が保全性の難しいところです。

そして、明確な指針がない場合や急な変更に対して
強いストレスを感じます。

4. 何度も言いますが、それぞれの因子に優劣はありません

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よくある性格診断もこのFFS理論に則ったものや、似たような分類がされると思います。

その中には「日本人に多い特徴です」といった内容も書いてます。それに対して「マジョリティだ」と落ち込まないでください。

あくまで自分の特徴を知るためのものですし、そもそもその特徴に
優劣はつきません。

自分の特徴をしっかりと客観的にみて自己分析の役に立てていきましょう。


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