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小2で自分の将来を真剣に考え始めた、母の言葉。

みなさん、こんにちは。
吉田隆紀(Yoshida Takanori)です。

自分の歴史を振り返り、これからの未来を考える。
今日は自分の幼少期について書きたいと思います。


3人兄弟の次男坊で、神社の息子。


私は熊本県の山鹿市という田舎町で育ちました。

3人兄弟の次男坊として生まれ育ち、父は神社の神主、母はパートで働きながら家計を支えていました。

幼少期の私は、神社で鬼ごっこをしたり、山で秘密基地を作ったり、川で魚を取ったりして遊んでいました。

私が育った地域には、田舎特有の親密なご近所づきあいがあり、外に遊びにいくと、必ず近所のおじさん・おばさんが声をかけてくれます。

私は「神社の息子さん」「神社の次男坊さん」と呼ばれることが多く、どこに遊びに行っても父の存在が知られていることに「お父さんって凄いんだな」と思っていました。

将来の夢は、父親みたいな「神社の神主」に。

保育園の頃の将来の夢は、父親みたいな「神社の神主」になりたいと思っていました。それは、普段は家でくつろいでいる父親が、神社の中では袴姿で、真剣に仕事に取り組んでいる姿が、私にはヒーローのようにかっこよく映っていました。

一方で、近所の大人たちから「将来、神社を継ぐのは長男?次男?」と聞かれることも多く、「確かに、1人(長男)しか無理だな。」とも思うようになっていきました。

小2で自分の将来を真剣に考え始めた、母の言葉。

将来、神社の神主になるという夢が薄っすら消えかけていた頃、私は学校の宿題そっちのけで、目の前の遊びに夢中になっていました。

教育に熱心だった母親は、そんな私に「宿題しなさい!」「勉強しなさい!」と毎日のように言ってた気がします。

変わり目が訪れたのは、小学校2年生の時です。勉強しない私を見かねた母は、私を台所に呼び、「勉強する必要がある理由」を説明しました。

「母の言葉」
たかのり、あなたは勉強しなさい。
理由は、あなたが次男だからです。

長男は、家業があるし、実家に住めばいいから家もある。
妹は、結婚すれば旦那さんがいるし、住む家もできるでしょう。

しかし、次男のあなたは、
自分でお金を稼がなければ、ご飯もないし、家もないよ。

お金を稼ぐためには、一生懸命勉強しないといけないよ。

母親の言葉にはものすごく説得力があり、「自分は生きるために勉強をしなければならない。少なくとも、兄や妹よりも勉強し、いい成績を残さなければならない。」と勉強する理由ができました。

そして、その頃から、自分の将来を真剣に考え始めました。

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