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かわいそうな わたしさよなら

隣にいて手を繋いでくれるってだけで落ち着いてしまうことに恐ろしさを感じてしまう自分に嫌気がさす。
でも、この人が隣にいないとダメ人間になってしまいそうな自分がいる。これが依存なのか何なのか、それが恐い。
恋は盲目、痘痕も笑窪。突然の恋愛体質になってしまった自分に困惑した。というのも多分、恋人が出来た。

まあ、良い人だよなと付き合ったものの恋愛感情が湧かずにひと月で別れた元彼のこともあり、Aロマではないことは確信したが、ここまで人間は恋愛で狂えるのか。自分の懐に入れた人には滅法甘いというか、間違いなく愛は重たいタイプだが。
フとした瞬間に仕事終わったかな、会いたいなとは思う。あとは体調崩してないかなとか。
でもやっぱり何をもってどこが何が好きかははっきりとわからない。漠然と感じるものを愛だと呼べるなら。多分、愛だと思うから好き。何となく好き。

きちんと好きなんだと意識するとこんなにも自分って変わるのかと困惑した。LINEの返事が来なくてめちゃくちゃ不安になり『好きな人 LINE 返事来ない』と検索して出てきたものを片っ端から読んだりもしたが、情報伝達ツールでしか思ってないし返事が来ないことに固執すんな違うところに意識向けろ自分の世界を広げろ(要約)ってどれ見てもそう書いてあるので、ある意味自分を見つめ直す時間にはなった。本当にわたし落ち着いて。これ以上メンヘラ街道突き進まないで。でも付き合う前に1回だけLINEが1週間ほど返ってこなくて不安になって今から会えませんかと突然会いに行ったことがある。自分でクソ重たい女と思った。止めようね、そういうの。

恋愛というのは最終、赤の他人のことをただ本当に信じるしかなくて、何かちょっとしたものに紐付けて手繰り寄せては不安を絡めて悩まされるけど、夜景見て喜んでくれたからって告白するつもりで別の夜景スポット連れてきてくれたことが愛だと信じるしかない。
(マジでこれは自分に言い聞かせてる。あと実際告白された場所は違うので秘密にしておく)

というか、やっぱり他人なのでLINE見て返事返すの面倒くさかったり休みの日は自分の時間過ごしたり、好きに過ごしたいだろうし結局自分本位でしか最悪な想像しか出来ないから考えるのは辞めた(というより考えないよう努力している)
わたしにあなたの時間をくださいとは思わない。
逆に質問されたら全部は無理って言うと思う。

好きという気持ちだけで始める恋愛って大変だな。
始めたこともあったけど、遠距離だったり片想いだったりでそう簡単に会える訳でもなかったからまだ自制出来たが、今は危なっかしい。車で行ける距離って恐いね。
重たい女にはいくらでもなれるしだからと言って軽い女も駄目なので程々にバランスの取れた女になりたい。
お菓子みたいな女の子じゃなくて良い塩梅の女になりたいね。

あんまり浮かれてないよねって言われるけど実際内心かなり浮ついてるし、変な話この状態でDVとかに発展しても好きだから許してしまう気がする。何でも許してしまえる。それくらい危なっかしい。恐いよ、自分が恐い。

まあでも、わたしに愛されてる自信は持ってと言えるよね。
好きなところが増えると同時に自分の駄目なところが目について増えてしまうけど、あなたと乗り越えてみたい。

なーーーんて書いたけど、世の中上手くいかないんだね。1ヶ月半経って良い意味で冷めてきてそれは良いんだが突然のLINE10日未読スルー。面白くなってきたぜ。
熱が出たなんて連絡来て返事をしても既読も付かず、電話してみれば1週間近く熱も下がらずコロナの症状は出ててもPCRは陰性、声が出なくて電話も出れなかった。
辛いよね、可哀想なんて思いつつ、ひとり暮らしだから心配、大丈夫?連絡くれればそっち行くよなんてLINE送る健気なちょっと前のわたしが可哀想。

流石に仕事が忙しい、熱が出たとはいえLINE既読くらい付けれるだろと思いつつ、何となく思い立ってTwitterを連絡先と同期させて探してみれば彼氏だろうと思われる裏垢が1番上に出てきた。爪が甘いんだよ。その陰性証明書の写真わたしに送ってきたやつじゃん?

恋愛なんて結局はお互いの琴線スレスレを触れるか触れないかであって、まあわたしも惚れた弱みと馬鹿なんで、いくら胸モロ出しの可愛い裏垢の女の子にかわいい、すき、コロナじゃなかったら会いに行くのになんてリプライ送ってても初犯だし情状酌量の余地ありと思ったが、まあ既読スルーして他の女と会っててセックスして何なら既婚っぽいの匂わせたら黙ってられないよね。

TwitterのスクショをLINEで送って電話したが留守電に繋がる。
さあ、どうなる?このままサヨナラだろうね。弁解もしないんだな。

遊びに騙されてたわたしが悪いと言えばそうだし浮かれてごめんね、今思えば怪しいところなんていくつかあったのに好きになってしまった手前疑いつつも信じたわたしがアホだった。好きという気持ちだけで始めた恋を信じたわたしが馬鹿だったよ。

さてさて、どうしようか。面白くなってきましたね。


真っ先に頭の中、椿屋四重奏のいばらのみち流れましたよね。

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