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電子書籍の無料キャンペーンも楽じゃない。

無料を売るのは難しい

電子書籍を出した所で売れることは期待していなかったが、無料にしてもここまで売れないとは思ってみなかった。
ただ、それは日常よく体験している事実である。
ポケットティッシュは無料で配っていても、手に取らないことが多い。これは無料ではなく広告媒体であるからだ。文字通り『タダより高いモノはない』である。

さて、電子書籍版『重機兵少女 ホラィ・ト・スフィ』にて無料キャンペーンをしてまず分かったことではある。だが、それと同時に『Amazon』でのランキングも同時に分かった。

11/14 17:00より始まった無料キャンペーンで、5冊0円で購入されて、23:20時点でのランキングが 『Kindleストア 無料タイトル - 520位』、『40位 ─ ライトノベル (Kindleストア)』であった。
それより前は有料とはいえ、確か2万位くらいだったかな。
つまりは大躍進である。

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 図.ライトノベル の 無料 Top100のランクイン時の画像

『Amazon』のランキングは最後に売れた時点で更新されるらしいので、常に売れているという点が評価されることになる。
だから、今回は連続で5冊売れただけでこの順位になった訳だ。

■同じ無料の違い

さて、無料とはいえ、なぜ5冊しか売れないのか。これは『無料のポケットティッシュ』と同じだ。自分自身、今回の『無料』はキャンペーンであり、これによってファンを増やしたいと思っている。ただ、無料で提供した訳ではない。
実際、第2弾を控えているのでここでタダでもいいから、多くの人に手に取ってもらいたいと考えている。そして、次を買っていいだきたいという、戦略である。だから、無料キャンペーンの残りの期間で取れる手段を使って、多くの人に手に取ってもらうつもりである(実際この記事もその一環ではある)。

しかし、『Amazon』でも無料で読める作品は多いのに、5冊だけでも大躍進なのか。そして、同じ無料で読める小説投稿サイトはなぜ多くの読み手のユーザーを集められるのか。
それは本当に『無料』だからだ。そこに一切の宣伝、利害がなく純粋に作品だけを提供しているからだ。

(当然、サイト運営の為には宣伝広告は存在するが、作品にはない。また、『カクヨム』は収益化ために作品内の広告収入を始めたが、これはあくまでユーザー側のサービスではある)

少し言葉は悪いが、同じ無料であっても無料で販売する商品は『無料のポケットティッシュ』であり、ネットに掲載された媒体は、2ちゃんねるでいわれたような『便所の落書き』の差があるのかもしれない。

この『無料』の考えは商業的にも本を多く出されるほどの議題なのでひとまず、このようではないかと個人的感想としておくが、『無料』には違いがあると考えておく必要があるのは確かである。

■おわりに

電子書籍版『重機兵少女 ホラィ・ト・スフィ』は連載1周年記念、電子版発刊1ヶ月記念で11/19(火)16:59まで無料キャンペーンを行いますので、この機会にどうぞ、お手に取って下さい。

『無料』ですので。

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