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【イベントのご案内】上桜田の物語を聞く―芸工大生がつくった短編集朗読会―

「ここでは昔、桑の木を育ててたんだ」
悠創の丘について、芸工大の近くに暮らす地元の方にお話を聞いたときに、今まで「眺めが良い」としか捉えていなかった場所が、地元の方にとっては暮らしの場であったことに気がつきました。
 芸工大ができてから、上桜田周辺は劇的に変わったとよく聞きます。私たちも、「変わった後」の街並みしか実際には見たことがありません。しかしながら、住民の方々の語りの中には、今とはまったく異なる暮らしが営まれていた頃の地域の様子が、いきいきと描かれています。
 『目覚めの記』は、芸工大の学生たちが、上桜田周辺に長く暮らしてきた方々にお話を聞いて創作した短編集です。物語に耳を傾けながら、目には見えなくなってしまった土地の記憶を想像してみてください。

【日時】2024年5月11日(日)10時30分~12時
【会場】山形市立図書館(山形市小荷駄町7-12)2階集会室
【対象】中学生以上/先着30名
【内容】
〈朗読〉『目覚めの記』
制作した短編集の中から、以下の作品を朗読します。
『譲渡』作:齊藤士文(文芸学科4年)、朗読:菊地真衣(文芸学科3年)
『首塚』作・朗読:渡辺稜人(文芸学科4年)
『極彩』作:小林咲(文芸学科4年)、朗読:水戸部幸子(朗読の会幻耶、山形市立図書館ボランティア)
 
〈座談会〉教えて!昔の上桜田
この短編集を制作するきっかけとなったのは、芸工大ができる前の地域の様子を豊かに語る住民の皆さんの存在でした。農村だった頃の上桜田を知っている地元の方々をお招きし、かつての暮らしについてお話をうかがいます。
 
〈展示〉芸工大のまわり、今/昔
山形市立図書館にある蔵書の中から、芸工大が位置する上桜田地区について知ることができる資料を展示します。併せて、「語りの中から地域をみる」ことを軸に編まれた書籍も展示します。

【お申込み・お問い合わせ】
山形市立図書館企画運営係までお電話やメール等にてお申し込みください。
また、カウンターでも受け付けています。
電話 023-624-0822
FAX 023-624-0823
メールアドレス toshokan@city.yamagata-yamagata.lg.jp


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