見出し画像

ソウルキャリバー6初心者講座第六回「構え攻防入門」

過去記事一覧はこちら

はじめに


初心者キラー三大要素を挙げるとしたら。

・起き攻め
・長い攻撃
・構え連携

だと思います。(起き攻め、長いキャラへの基本は過去記事をどうぞ)
特に苦労するのが「素早い構え連携でわからん」「マキシ」ではないかと。

構え連携の対策がわからないと「よくわからん連続攻撃……とりあえず終わるまでガード」→永遠と続くような連続攻撃に反撃できない or 構えから下段や投げで蹂躙される、下手に動くと痛いのを喰らう、となりがち。
そこで今回は構え連携対策と、構えの連携の使い方の基本をやります。
(使い方がわかれば、対策もしやすい)

「構え」って何?
一部のキャラは、B+Kや236などのコマンドや、一部の技の後にいつもと違う武器の構え方をします。
その最中は構え中にしか出ない強めの技が使えます。
また、攻撃から構える場合、素の状態から構えるより早く構えから攻撃できます。
構えによっては特定の攻撃を防ぐ能力もあります。

グローのイノセントドロー。多彩な攻めの構え。
ソフィの上段を避けながら接近するエンジェルステップ。こういうのも構えの一種。


重要ワード

説明に必要な用語が四つだけあるので、最初に覚えてください。

・「移行技」
使うと構えになる技を、構え移行技、長いので「移行技」と呼びます。
使うと必ず構えになる移行技もあれば、攻撃ボタンホールド、攻撃後に方向キー入力、B+Kで構える移行技もあります。

6BB6。二段縦斬りの後、イノセントドローの構え。

・「構え技」
構え中に出る技を「構え派生技」、長いので「構え技」と呼びます。
(人によっては派生技と呼びますが、RE派生技という用語もある+ぱっと見でわかりづらいので、ここでは「構え技」でお願いします)

イノセントドロー中Aで強力な下段!

・「割り込み」
相手の連続攻撃を途中で妨害すること。
REやGI、2A、AA、BBなど。
ガードとしゃがみガードだけだと相手は攻撃を最後まで続けられますが、
割り込みに成功すれば相手の攻めを止められます。
構えキャラを使っているとわかりますが、割り込みが上手い相手ほど厄介です。


・「全対応」
一種類の割り込み行動で連携の全てを対処出来ること。
つまり、全対応が出来る状況なら守り側はそれを知っていれば確実に対処できます。
構えを使う側にとっては「全対応を知っている相手にその連携は使えない」ことを意味します。
(全ての構えに全対応があるわけではありません)

全対応の例
グローの6BB6を相手がガードして……

6BB

グローが構え移行した場合、

6BBから6でグローの構え(イノセントドロー)


相手側はガードからAAの割り込みで全てのグローの行動を潰せます。(グローは不利だと攻撃の早さで勝てず、構えからのガードは間に合わず、上段横を避ける手段はない)

この状況でソフィのAA(割り込み)は絶対当たる!

それを知っている相手に対して、グローは6BB6をガードされた段階でAAを喰らうしかないです。

もし、ここでソフィがAAで割り込まず、ガードしっぱなしだったら……
グローは構えから多彩な攻撃でソフィを翻弄出来ます!

「移行技」「構え技」「割り込み」「全対応」
覚えましたか?

構え連携を使いこなすステップ


最初は、構えを使った連携を使う「攻めの基本」を学びます。
使い方の基本がわかれば、対策の仕方もわかるようになるので。

step1・使いやすい移行技を使おう

ジークなどリーチがあって構えにGIがついているキャラなら構えてから技を振っていいのですが……素の状態から構えて攻撃は余分に攻撃が遅くなります。(ソフィの236などは別)
なので、ほとんどの構えキャラは移行技から構えを使うのがメインです。
自分のキャラの使いやすい移行技を知っておくことは大事です。
ゲームに慣れてきたら、相手キャラの主力の移行技は知っておきたいですね。

使いやすい移行技の条件
・ガードされて有利(最重要)
・ガードされて不利が-2Fなど小さい
・攻撃が早い
・リーチと早さのバランスがいい(6Aや6Bなどが多い)
・早い下段(タキやラファエル、2Bの1B)(これも強い)

特に、「攻撃が早いガード有利の移行技」は「一部のキャラに許された特権」です。
(マキシ、タリム、ラファエル、エイミ、タキなどの一部の移行技)

タキの1B
タキの4BA。早くてガード有利な超強い移行技。
九十度振り上げるこのモーションは覚えておこう。


step2・移行技の「ヒット確認」


「ヒット確認」とは、攻撃を振った後、「攻撃が当たったか、ガードされたか」を判別してから直後の行動を決めることです。

例えば、グローの6BB6はガードされるとAAで全対応されると説明しましたが、
要は「6BB当たった!」と判断してから「6で構え移行して攻撃」すればいいのです。
6BBをガードされたらガード、もしくは相手がAA振ってくると予想してGI。
……というように、ヒットかガードかで、直後になにをしたらいいかが変わってくるので「ヒット確認」大事です!!

6BBを入力して、当たったのが見えてから6を押すと……
有利な状態から構え攻撃出来る!
仮にソフィがAAで割り込もうとしても、有利なので最速技のBBなら勝てる!
ガードされて不利とは違うのだよ!不利とは!!

技によっては当ててから構え移行でコンボになるものもあるので、それでも大事ですね。
例えば、吉光の3BH(トンボ移行)はガードされて大きめの不利なので攻撃割り込みに弱いです。
しかし、3Bヒット確認からホールドしてトンボA+Bだと、3BBより少しダメージが増えます。

3BHから吹っ飛ばしてトンボ移行しているところ。
直後にA+Bで打撃投げコンボに。
ガードされているなら3B止めか3BBのほうがローリスク。

・ヒット確認出来ない技
グローの6Aはヒット確認してから6で構え移行は無理です。
(技によってヒット確認出来る入力の猶予のある無しは違います)
その代わり、6AAと6A6の二つで揺さぶりをかけると、相手は一段目をガードしてから「次に二段目くるからガードおしっぱ?それとも構え移行来るから割り込みAA?」と二択の状況を強いられます(展開が早いので見てから判別出来ない)。

さらにたまに6Aだけで止めると、相手は対処に迷うことが。そうなれば「ガードされて不利にも関わらず二択をかける」ということも可能。
(要はだまし討ちなので、見切られれば相手に反撃チャンスを与えるリスクも)

step3・構え技の役割を知って使いこなそう!


構え技にはそれぞれ役割があります。
有利か不利か、全対応される状況かも大きいですが……
それ以外は相手の対応によって最善手が変わってくるのでその辺は読み合いです。

1・真っ先に使いたいもの「下段or投げ」
構えによってはこれらがあったり無かったりします。
あるなら最優先で使いましょう。
「どう防いだらいいかわからない相手」は立ちガードで固まるので。
逆に言えば、防御側にとっては下段や投げで狙われるポイントがわかればしゃがんで防げます。

2・次に使いたいもの「縦斬り(なるべくダメージが高いもの)」
下段や投げを警戒するようになったら、相手は当然しゃがみます。
そのときこそ縦斬りのチャンス!この辺は普段の二択と同じですね。
コンボがあれば優先して覚えたいところです。
二択でガンガン揺さぶって威力のある縦斬りを狙いましょう!

グローの構えA+Bは中横で威力も高い。打撃投げ演出が入る。

3・RE、GIにはBA
「二択されるの嫌!」となった相手はREやGIに頼ります。
そのときに使うのがBA技。
構えによってはあったりなかったりですが。
(タキの宿やグローのイノセントドローなどは横移動でも対処出来ます)

グローの構えB+K

4・構え技で最速技
ある程度強い人は、構え連携には早い攻撃で割り込んできます。
2A、AA、BBなどの早い技が割り込みに向いています。
↑の1~3の選択肢は遅めが多いので早い技で割り込まれるリスクがあるのです。

グローの構えBB。12Fなので有利で使えば早さで負けない。

「移行技を当てて有利」か「ガードされて有利な移行技」の場合、こちらも構え技の中で最速の技で対処出来ます。
ただし構える側が不利の場合は、最速技同士だと相手のほうが大抵早いです。

このように、移行技を振った後の状況が有利だと、攻め側の有効な選択肢と選択肢が通る可能性が増え、逆に守り側の有効な選択肢が減ります。
だから、「ガードさせて有利」「早くて当てやすい」などの有利を取りやすい移行技は強いのです。

5・ジャンステ、シャガステなど、特定の攻撃を防げる構え技
2A(特殊下段)やAA(上段)で割り込まれる場合、構えによってはそれぞれジャンステ、シャガステの技で対抗できることがあります。
実際に割り込めるかは移行技のFと、構え技のジャンステ、シャガステの発生Fと、相手の技のF次第です。
要するに、この辺を使いこなすならF表見ながらトレモで実際に検証しないといけないので、少しやり込んだ人向け。
特定の攻撃をGI出来る構え技も考え方は同じです。

タキの宿KH。4BA4でガード有利からジャンプで2Aを避けている。

構えによっては縦斬りを避ける動作や技があります。
ラファエル、エイミ、マキシは構え中に、特定の属性の技を弾く他の構えに移行出来ます。

マキシの破軍(B+K)。構えが変わるタイミングで使うと、縦斬りの割り込みを弾ける。

以上の3ステップが構え連携の仕方です。


構え連携の使い方まとめ


使いやすい移行技を使う。

ヒット確認!or ガード有利の移行技

構え移行したら……
基本は二択。立ちガードばっかりの相手には下段や投げ。
二択をREやGIされたらBA。
早い技で割り込まれるなら最速技。(出来ればジャンステ、シャガステ技も)


構え連携への対処

今度は守り側の視点です。
要するに「構え連携の使い方」の逆をすればいいのです。

・相手キャラの使いやすい移行技を知る
このモーションの技ならこの構えが来る!と知っていれば対処しやすいです。
「知らないのに構え見てから対処しよう」はまず無理です。

・その構えに有効な割り込みを覚える
構えによっては、特定の割り込みでほとんどの構え連携を潰せます。
有名どころだと、2Bの攻勢転進はREに弱いです(全対応ではない)。

ゲーム全体で一番使うかな、って割り込みは
「移行技をガードしてREで割り込み」
「移行技をガードして2Aで割り込み」

この両方を防げる構え連携のパターンはあんまりないです。
なので、片方を防がれたらもう片方を使えばOK。
全対応出来ない状況なら、どっちを使うべきかは読み合いです。

2Bの攻勢転進
2Bの攻勢転進BB(下段)をREで防いでいるところ。
REなら中段でも下段でも、早い技も遅い技も防げる。
にらみ合いで使うよりREがスカるリスクは少ない。

ただし、攻撃喰らってからの構え技だと2A割り込みが間に合わないことが多いです。不利が大きければその分守りの選択肢は狭まります。

原理的にはヒット確認(グローの6BB6とAA割り込み)の話と同じですが……
キャラと技を変えてもう一度、割り込みについて解説してみましょう。

例えば、シャンファがAAH→構え(ホウゲショウ)Kの連携を、守り側が2Aで連携に割り込んだ場合。

シャンファのAAHをガードして
2Aで割り込み!シャンファの構えKは潰される。
AAHを喰らってから構えKをする場合……
構えKに2Aで割り込もうとしても構えKが勝つ!

フレームの話をすると、この違いは一発でわかります。
シャンファのAAHはガード-6Fで、構えKは14F中段。
守り側の2Aは12F。
シャンファがガードされてから構えKをしても、14+6=20Fで、12Fの2Aには勝てません。
シャンファのAAHはヒット時+4Fで、構えKは14F中段。
AAHがヒットしてから構えKを出したら、14-4=10Fで、12Fの2Aに勝てます。


・構え技から再び構えてループ
ラファエル相手で特にあるあるなのですが……
構え技から構えて延々と攻撃されることがあります。

「構え技から構え」になる技は傾向として「ガードされて不利がそこそこある」ので攻撃の割り込みに弱め、ということも覚えておきましょう。
どの技から構えられるかを知っていて、モーションを判別出来れば攻撃で割り込むのは難しくありません。

ラファエルがプレパラションABHで再びプレパラションを構えるのを2Aで潰すとこ。

欲を言えば、主力の構え技の中に確定反撃出来るものがあるので、それを知っていればベスト(やや上級者向け)。

今回守りの部分はかなりザックリな話でしたが……
構え連携の対処はキャラごとの解説をしないと具体的な話が見えづらいかと思います。
なので、次回は構え連携が厄介な10キャラに絞って、そのキャラの主力の移行技、メインの構え、主力の構え技、推奨する対応手段の四点に絞りつつ解説したいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?