#VRide vol7参加レポート

魔ノ姫こあくファンの一感想。

まず、主催えのぐさんのパフォーマンスとファンの練度が高い。
連携が取れてるし、コールのタイミングもバッチリで、
一体感がある。場数の違いが感じた。すごかった。
それに気圧されたわけではないが(多少はある)
初めは一人、後方で震えながら酒を飲んでいた。

最近知ったが「現場(至上)主義」という言葉があるらしい。
リアルイベントに積極的に参加する事を重要な価値観として置く立場のようだ。
事前調べで、Vrideには「現場」を
大切にする方が多いと聞いていた。
多少覚悟はしていたつもりだったが、
やや足りていなかった。
認識を改めなければならなかった、と思った。

「現場」ってこええ、と普通に思った。
まず、人が目の前にいる。とってもリアルだ。
現実空間と切り離された場所だと感じる。
地下だし、暗いし、音響はもちろん大きいし。
ファンの声も大きいし、跳ねるし、踊ってるし。
それが良さなんだろう。だが、
陰キャにはこの空間厳しいよー(´;ω;`)と思った。
いや、陰キャという言葉に逃げてるだけなのだが。

思っていたより人が多かった、
というのも気圧された原因の一つ。
ゆっくり聞きたい時はゆっくり聞いて、
コールしたい時はコールして、という
想定をしていた気がする。
だが、ボーッとしてるだけでも体力を使う。
いや、ボーッとしてる方が、
自分に異物感を覚えて疲れる気がする。
もっと場の中に入らなければ、
場に飲み込まれなければ辛くなる。
最初のうちはそう思った。

まず、一人でいるのは厳しく思えた。
見よう見まねでコールをするにしても、揺れるにしても
誰かと一緒の方が安心するだろう。
同じファンコミュニティの人(魔族)がいるとは知っていた。
誰がいるのか、正確には把握してはいなかったが、
少なくとも何人かが魔族パーカーを着ているらしかった。
探して、声をかけて自己紹介をした。これで第一段階の安心。

光る棒(ペンライト)を出す。
鬼に金棒とはこのことで、同じ光を放っていると
なんとなく仲間入りしたような気分になれる。
買っててよかった大閃光ブレード。魔法の光る杖だ。
ペンライトを振る。振り方にも色々あるが、
ともかく振ってればそう目立ちはしない。第二の安心。

少しずつ場に慣れてきた段階で始まったのが
紅茶々丸さんのライブだった。
穏やかなピアノ演奏だった。
声を出さずに聴いてて良くて、
安心した(お人柄も落ち着く雰囲気の方だった)。
続くみたにみくさんのライブも、
弾き語りだったので、穏やかに聞けてよかった。
オリジナルソングを作る事に生を感じる方のようだった。

面白いと思った。
何を表現したいのか、
どんな場所にしたいのか、
みんな違うのだ。
場に飲まれなければと思っていたが、
とっくに飲み込まれていてテンパっていた。
自分も好きにこの場にいて
いいのだという気持ちになった。

だが雑魚なので体力が限界を迎える。少し後方で休んだ。
面白いのは、後方は後方で楽しんでるという事だ。
曲に合わせてずっとステップを踏んでる人がいたり、
周りに迷惑をかけないよう小さくオタ芸をしてる人がいたり、
光る棒よりも表情豊かな手の動きで応援する人がいたり、
普通にバーカウンターで酒を飲んでる人もいる。

少しずつ場に居心地の良さを感じるようになった。
なんとなくバブリーな空気感というか自由な雰囲気がある。
ここにいることで解放される人間がいるのかもしれない。
そう考えると、良い気分になった。

慣れてきて少し飛んだりコールに参加したりして
心と身体を整えつつ、楽しみつつ、推しのパートを待つ。
少々トラブルがあったようで、推しの転換時間は
4分のはずが、30分ほどかかった。
のんびり待っていたが、演者一人分の時間が過ぎた頃には、
出番が飛ぶ可能性を考えてすこし心配になった。

だが頼りになるのは「現場」の方々だった。
「魔ノ姫こあく」を待っているぞと、
誰ともなくジャンプし始めた。
後から知った事だが、
配信の方で指揮を取ってくれた方がいて
配信を見ていた「現場」の方々が動いていた。
そんなことは知らなかったが、
「確かに。準備運動は必要だよな」と、
俺もジャンプをして待った。
転換画面に向かって、誰かが光る棒を振り始めた。
「そうだな。もうステージは始まってるよな」と、
俺も光る棒を推しカラーにして振った。
「まのひめこあく」337拍子が
始まったので、全力で参加した。
後悔しないよう出し切ってしまおうと思った。
ガチ恋コールとか覚えておけばよかったと思った。

そんな中、トラブルが解消されてライブが始まる。
よかった!嬉しい!オープニングMCがかわいい!
さんざん暴れた後だったが、当たり前のように
それ以上に楽しませてくれた。
歌って踊って、流石は我らがアイドルと思った。
一緒に飛び跳ねてて可愛かった。
動揺を感じさせない素晴らしいパフォーマンスだった。
俺は推しのこういうプロ意識が好きだなと改めて思った。

「好き」という気持ちの一表現として、
ジャンプして、手を振って、声を出す。
肉体を用いてそれを表現できることは、
新鮮な喜びだった。
こあくちゃんは全てのファンを可愛がっていて、
現場でも配信でも、それぞれの楽しみ方をしてね!(大意)と
「みんな」に目を向けた発言をしていたのも大変良かった。
そしてやっぱり「けーやく」コールは楽しい。
「ちかいまーす!」に入れたことも嬉しかった。
熱狂のままステージが終わり、全てを出し切って
非常に満足度の高いステージだった。
VRideという場と全ての人に感謝の気持ちが残った。
近くの人にお礼と「お疲れ様」を言って後方に去った。

最後まで場に残り、楽しませてもらって
初めてのVRideを終えた。
場に残っていた魔族達と
推しの好物である「チキン南蛮」を食べて帰った。
チャット欄では何百回も見てる名前。
初めましてだが初めましてでもない。
不思議な感覚がありそれも新鮮だった。
年齢も人生も考え方も違うけれど、
同じ推しを推している事が共有できて楽しかった。
また何かのリアイベか配信で!と言って
別れたのが印象的だった。

また棒を振る事があったらその時はよろしゅう。
全てのパフォーマーとVRideファンに感謝!
以上!

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