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絵画からイメージ作曲2022.6.30(290)

「海を見つめる少年」ホッパー 1891年

なんと、
この作品はホッパー9歳の時に描いたのです。
どんな少年だったんでしょうね。
孤独が好きだったのかも。

孤独だけど力強いホ短調になりました。

ホ短調 4分の4アンダンテ


幼くしてすでに、思わず息を呑むような作品を残した画家もいます。エドワード・ホッパーは、孤独と都市の描写の巨匠ですが、彼が『海を見つめる少年』と題したこのインクのドローイングを制作したのは、なんと9歳の時。ホッパー少年はこれを通知表の裏に描きました。描かれている子どもは、顔をそむけ、手を後ろで握り、波打ち際に立っています。9歳より幼くも、年上にも見えます。体の大きさからすると、ちょうど幼少期を過ぎたばかりなのかもしれません。しかしどこか物憂げで、陽気さは少しも感じられません。まるでのちのホッパー作品に登場する、たくさんの地味で孤独な大人達のようです。絵の男の子と同じように、ホッパーも小さい頃に多くの時間を水辺で過ごしました——幼少期の彼の部屋からはハドソン川を見渡すことができ、彼は周辺の構造物や係留された船の索具を描こうと、スケッチブックを片手に川岸をよく歩き回っていたのです。

デイリーアートより

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