スマホの買い方

このほど、このようなニュースが飛び込んできて思わずびっくりしてしまった。

https://japan.cnet.com/article/35211271/

上のお偉い方々は中古製品の普及を推進したいらしい。そのために新品の価格を更に上昇させ、国民に良質な製品が行き届かなくなろうとも構わないということが読み取れる。

新品を買いたくても買えないと嘆く人も相当数いるだろう。しかし、購入方法を調べると必ずしも良い新品に手が届かないとは限らない。そこで今回は買い方を紹介しておくこととする。

※ここから先は技適・保障やサポートに関しては自己責任となることが前提となります。それらが不安である方は読まないことをおすすめします。あくまでも「このような方法もある」ということを紹介するだけであることをご了承お願いします。

買い方としては大手キャリアを思い浮かべる方も多いだろう(以前はそうだった時代が長かったのでその影響はあるだろう)。しかし、今はメーカー直販やショッピングサイトで端末のみを購入する方法も普及しており、それらをはじめ他に目を向ければ入手手段は結構ある。

1 海外通販を使う

※現在では円安のため全体的に高くなってはいるものの、それでも日本向けに販売されているものよりは安く手に入りやすいものも結構ある。

スマホを輸入する際にはお世話になる人もいる。海外版アマゾンや中華ECサイトを使うといったことがそうである。ここではアマゾン系は数が多いので扱わないこととし、中華系の代表的なサイトを2つ紹介する。

①Aliexpress(アリエクスプレス)
https://ja.aliexpress.com/

アリババ社の運営する中華ECサイトで、その代表的な存在と言える。不完全ながらも日本語に対応していて、内容にもよるが商品検索をするにはそこまで困ることは少ないだろう。海外スマホを購入する際にはよく使われ、品揃えの良さから日本では売っていないスマホを探すにはうってつけである。中には価格対性能面において日本で売られている製品以上に優れている物もあり、コスパの良いスマホを探したいのであれば選択肢に入る。

最近になりコンビニ払い(ファミリーマートのみ)に対応したため、海外通販には必須とも言えるクレジットカードを持っていない方にとっては利用するための敷居がだいぶ下がった。

デメリットとしてはトラブルが起きた場合の対処が面倒で(このサイトでは紛争という言葉が使われる)、返金や返品などの交渉が日本とはやり方がだいぶ異なることが多く、その辺の欠点が許容できるかどうかで良し悪しがだいぶ別れるところだろう。あとは出店しているショップによっては配送がとても遅くなることがあり、その点も許容できるかで評価が変わってくると言える。

ちなみに毎年11月11日は独身の日と言って中国国内の通販サイトでの購入が安くなるイベントがある。それを利用して安くスマホを購入するという手もある。中華系のアリエクも当然そのイベントの対象なので購入検討の際の判断材料にもなる。

②京東(ジンドン)
https://www.jd.com/index.html

アリエク同様、大型の中華ECサイト。注文から配送までの期間がとても早いことと正規の値段で購入できることが利点で、それらの点から中華系スマホを愛用しているマニア御用達と言ってもいい存在となっている。

欠点としてはアリエクとは違い全て中国語になっているため、翻訳ソフトを使うなどしないと非常に使いにくいことが挙げられる。他にも支払いがクレジットカードにほぼ限られるので購入のための敷居がとても高い。また、個人輸入になるため関税がかかる点も注意。

中華系サイトなので独身の日のセールの対象にもなっている。

京東の使い方は以下の記事が詳しい。
https://androplus.org/entry/jd-jingdong-how-to-buy/

2 国内に拠点がある輸入取り扱い店を使う
海外通販に不安を感じている方におすすめ。正規価格よりも高くなることが多いが、その代わりに配送面で心配することがないのが利点。

①野木亜堂
https://nokiadou.com/

海外スマホを扱っているショップで、日本未発売スマホを安全に購入したい場合の有力な選択肢となる。

このショップの強みは以下の3つにある。

・丁寧なサポート
・1年の製品保証がある
・修理受付を行っている(野木亜堂以外から購入した海外スマホも可)

これらは海外スマホ取り扱い店にはなかなか見られないので、リスクがほぼ無い状態で入手でき、かつ運用しやすいので安心感を求める人にはこのショップ一択と言ってもいいほどである。そうした利点のためか、取り扱う製品価格は定価より高めに設定されていることが多い(それでも日本国内向けに販売されるスマホよりは安いものが多い)。

支払い方法はクレジットカードと銀行口座振り込みの2つがある。

②Etoren(イートレン)
https://jp.etoren.com/

スマホやタブレットを主に扱うショップで、海外にも拠点がある。1年間の製品保証が付き、Tポイントが貯まるのが利点。

価格は定価よりも高めなので購入検討の際には注意が必要。支払い方法はクレジットカードや銀行口座振り込み、paypalや仮想通貨決済がある。

●注意点
海外通販に関しては住所の書き方が日本とは大きく異なり、日本と同じと思い込んだまま記載してしまうと届かなくなる恐れがある。そのため、海外通販サイトを使う際に必須の住所の書き方を扱ったサイトのURLも載せておくこととする。

https://aqcg.jp/aliexpress-address-kakikata/

https://bicycle.kaigai-tuhan.com/basic/address.php

国内だとぼったくりとしか思えない価格で売られているスマホが多くとも、今回紹介したやり方のように他の購入方法に目を向ければ決してそうではないことが分かるはず。このご時世なのもあり、セールなどを上手く活用して安く高品質なスマホを入手できるようにしてみるのも面白い。

中古販売の促進や残価設定型ローン前提の価格設定の定着もあり、円安物価高に便乗して今後もキャリアとメーカーが結託して価格の吊り上げが行われることが予想される。国内でスマホを新品で購入することが困難となる可能性があるため、先に取り上げたスマホの買い方は知っておくだけでも抜け道になり、回避策として活用できるようになる。万が一の時には利用してみるのも手であろう。

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