見出し画像

【TGS2023】東京ゲームショウ2023の片鱗をVRで楽しむ

東京ゲームショウ2023が終了した。

東京ゲームショウ(TGS)には自分も一度だけ行ったことがあるが、人混み耐性が皆無の自分は絶対に近づいてはならないイベントだったらしく、長い時間並んだというのにろくに試遊もせずに帰ってきた思い出しかない。

とはいえそれも今となってはいい思い出だ。


だが、もう同じ思いをする気力はないので、家で済ませることにする。


そう、VRである。


思えば去年もVRでTGSを楽しんでいたなとミニノスタルジーを感じつつ、さっそくQuest2をPCに繋いでVRChatへとダイブするのだった。

(TGSVR2023は10月8日までです)


↓※2022年のTGS訪問記


ところがどっこい、

なぜだかVRChatでTGSのワールドを検索しても全然見つからないのだ。

なんだろう……授業変更を知らされないまま一人で教室に残っているような悲しみを感じる。


よく調べてみると、どうやら今回のTGSはVRChatのワールドではないらしいのだ。

(今までがVRChatだったかもよく覚えてないが)

自分は少し前に名鉄名古屋駅の再現VRで、『Planeta』という独自のVRアプリをインストールしたわけだが、今回のTGSVRも同じように独自のアプリ(xambr)が必要らしい。

……で、

公式からアプリをそのダウンロードして、
アカウントを作って、
もう軽くうんざりしつつも、どうにかTGSの世界に入ることに成功した。

今後はVRってこんな感じで個々が独自にアプリを作る感じになるのかな?

どう考えても面倒くさ 世の中は日々変わっていくんだなあ。


そんなこんなでNPCによるこの世界の説明がいつの間にか完了したらしい。

正直自分はカメラの起動方法やら移動方法の設定をいじっていたので、NPCの説明は全く聞いていないのだが、まあ問題ないだろう。


カメラはVRChatをいじっている人なら基本的には違和感少なめで使えそう。

そしてこのTGSのVRアプリは名鉄名古屋駅のVRとは違って、酔いにくい移動形式であるワープ方式もしっかり用意されている。流石だ。

(2022年のTGSVRでは移動方法の選択を誤ったせいでゲロ酔いした)


同じ轍はもう踏むまい。

移動はワープ一択。


進んだ先の崖から見えたのはTGS2023の浮島だった。

早速近くの転送装置であの島へ向かおう。

島に着くと他のアバターがわちゃわちゃしていた。

さすがはTGS。

VRでも人がいっぱいである。

オフィシャルアンバサダー
TGS2022でもおなじみのおめシス

では、この島から3つのフィールドへ移動できるそうなので早速巡っていこう。


砂漠ゾーン
バンダイナムコ
シャングリラフロンティア
アトラス
ペルソナ5は最高だったのでなかなか気になる
2011年

フィールドにはあちこちにゲーム業界の歴史も展示されている。

2011年

そういえば3DSは発売直後に震災だったなあ……。

そして3GのSIMが入る初期型Vita。めちゃくちゃ懐かしい。

正直3Gは速度が遅すぎて全然使えなかったが、3GモデルのVitaにはGPSが搭載されていたのが素晴らしかった。

自分はGPSを使ったモンスターレーダー富士山駅から始まる深夜徘徊が出来たので、Vitaはとても思い出深いハードとなったのである。

写真管理の利便性とか最悪だったけどな!!

ZONe
進撃の巨人パーティ会場
有料チケットが必要

木ゾーン

そんなわけでお次は木があるゾーンへとエリア移動。

ここにはどんなものがあるのだろうか。

スクウェア・エニックス
デフォルメキャラ達

2022年のTGSVRでは、周囲から浮いてるレベルの超絶モデルがあったのだが、今回は控えめな感じ。

セブンスヘブン

忠実に再現されたセブンスヘブンの中に入ることも出来る。


そういえばFF7リメイクは本当に良い出来だった。

最近あまりゲームはしてないけど、2月辺りに出る続編はプレイしたいなと思う。(そのうち)

LOVELESS
洗い物がヤバい
水出しっぱなし

広場にはアトリエシリーズのキャラクターたちが立っていた。

コーエーにガストが合併されてから大分経つが、まさかここまでシリーズとして成長するとは。

そして近づくと簡単なモーションをとってくれる。

2022年のVRではあくまでも実物大のフィギュアみたいな感じだったので、動くだけでなんだか新鮮だ。

アトリエの中にも入れる
黒板もしっかりデザイン
最新作の「レスレリアーナのアトリエ」はスマホゲーム


1994年

歩いていると1994年の看板があった。

おお、初代プレイステーションは29年前に発売したのか……!

これは来年は30周年ということでなにかあるかもしれない。

しかし個人的に衝撃だったのが、スーパーゲームボーイが同じ年に出ていたことだ。

まさかのプレステが出た年に「ゲームボーイをスーパーファミコンで遊ばせるもの」を出していたとは。

でも今思うと、尋常じゃない量の乾電池を消費していたゲームボーイがコンセントの電気で遊べるようになるというのは、かなりのエコではある。


これを使って弟が遊んでいるゲームを盛大に邪魔したのが懐かしいな……。

(スーパーゲームボーイは画面に色を塗ったり爆破したり出来る)


ンゴ

夜空ゾーン

そんなわけで最後は夜空ゾーン

巡っていこう。

なんと桃鉄がワールドワイドになって登場するらしい。

日本の都道府県や名産品を子供に覚えさせるにはうってつけの桃鉄だが、今後の子どもたちは世界の地名や名産品を把握できるようになるのか……!

Steamに出してくれないかな……)


ところ変わってストリートファイターステージ。

ゲーム画面そのままに立体化している。

これが実際に対戦するときの視点……!!

こういうことができるのもVRのいいところだ。

大腿四頭筋がヤバい


1998年

1998年にはドリームキャストが出たらしい。

しかしそれ以上に気になる謎のハードを発見してしまった。

スーパーファミコンジュニア

なんだこの『スーパーファミコンジュニア』って?

調べてみると、これはいうなれば廉価版のスーパーファミコンである。

コントローラーは一つしか同梱されず、端子は減り、イジェクトボタンも廃止されているので、気合いでソフトを抜き差しする必要があるらしい。

しかしこのハード、初代プレステ発売から4年後に出ているのである。
というかこの頃には、ニンテンドウ64発売からも2年経っている。

そんな頃にスーファミ需要はあったのだろうか?

謎が深まる。


テレビ朝日のVtuber「めたしっぷ」


ジャパネットたかたでも売ってたPSX
VR競輪

そんなわけでTGSVR2023を楽しんだのだった。

もちろん実際の会場にはもっとたくさんのコンテンツが紹介されているのだが、その一部でも家に居ながら楽しめるのはありがたいことだ。


ゲーム業界の歴史に関しては2022年のTGSVRにも展示があった気がするが、なにせ去年はそのコーナーについた頃にはVR酔いで死んでいたので、今回はしっかり見れてよかった。

自分が生まれていた頃のことでも知らないことはあるのだなと、ちょっと驚いた。(スーパーファミコンジュニアとか)


そして今後新しいVRアプリを作るにしても、今回のようにワープによる移動方式だけはしっかりと用意していただけたらなと思う。

やはりこれならなんとか酔わずに終えられる。


TGSVR2023は期間が延長されて10月8日まで行けるみたいなので、興味がある方はスマホやらVRデバイスやらでアクセスしてみて欲しい。


あぁ、これで夏が終わったな……。


サポートには感謝のコメントをお返しします!