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【つながる旅行記#138】青森だと思ってたら秋田だった

前回はビジターセンターで十和田湖の基礎知識をなんとなく吸収した。

いよいよ十和田湖周辺を歩いていこう。

整備された道を行く。

そういえば、自分は大きい湖というものに全然触れてきた記憶がない。
行ったことがあるのは、せいぜい対岸まで数キロくらいなものばかり。

十和田湖は場所によっては対岸まで約9kmになる場所があるくらい大きな湖なので、スケールが違うのだ。

十和田湖

かつて深夜徘徊で行った山中湖が自分の中では最大の湖だと思うが、実は一番長い部分を測っても約5kmくらいしかない。

山中湖

そう考えると、十和田湖はやはり大きい。

全国の湖巡りを趣味にしている人も世の中にはいるのかも知れないな、なんてことを思う。

ヒメマスを釣っているのかな?

橋を渡って……


……ん?


秋田県

なんと気づいたら秋田県に入っていた。

ま、まさか人生初の秋田県がこんな形で達成されることになるとは……。

(旅行記的には青森回に入れるつもりではあるけど)


実は十和田湖は、青森県と秋田県の県境に位置しているのだ。

Googleマップを見るとスポットになっているくらいである。

県境

「湖で事故とかあったら担当が変わって面倒なことになるのかなぁ…」なんてことを考えてしまうが、そもそも湖が境界線になっている例なんて他で聞いたことがないような気がする。

小さい湖は言わずもがなだが、日本一大きい琵琶湖だって滋賀県がまるごと持っているはずだし。


実際この十和田湖の件は異例のことで、そもそもこの境界線が確定するまでには廃藩置県から137年を要した。(2008年にやっと確定)

今では湖の6割が青森4割が秋田のものとなっているようだ。

富士山は静岡か山梨かなんて問題はよく語られるが、湖においても少し前までこんな事になっていたとは驚きだ。

レンタサイクルもある
ヒメマスについて

ところどころ置いてある看板が、十和田湖知識を教えてくれている。

でもビジターセンターに寄っていなかったら、「ヒメマス」の文字に何の興味も湧かずにスルーしていた可能性が高い。

十和田湖の特殊な地形についても語られている。

これもこの文章を読んだだけでは「ほーん」で終わっていただろうが、ビジターセンターに寄ってジオラマを見たおかげでちゃんと理解ができる。

やっぱり先に知識を入れとくのは大事だなと思う瞬間だ。

しかし凄い地形だ


遊覧船に向かう人達。

自分はなんとなく興味が湧かなかったので、他へ行こうと思う。

いや湖来たんだから普通はこういうのに乗るべきだとは思うけれども。

歩いていると、自然に埋め尽くされ始めている建物があった。


これは「十和田科学博物館」。

でも今は閉館してしまっているようだ。

ホルマリン漬けの標本

一体どんな展示があったのかは気になるところだが、閉館中なら仕方がない。

十和田市の新渡戸記念館と同じく、ここも見れなかったか……。


しかし実はこの観光交流センター「ぷらっと」の中に、あれこれ展示があるらしい。

まだ知識入れるんか」という話ではあるが、おそらくビジターセンターとはまた違った展示が置いてあるはずだ。

今後のためにも見ていこう。


展示に期待をしつつ、次回へ続く……!


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