【つながる旅行記#191】大阪城天守を堪能して新世界も満喫し、西成で眠る。
前回は大阪歴史博物館を満喫し、大大阪で心ブラだった。
では、再び大阪城に戻るとしよう。
実は行くモチベーションが上がった理由もある。
なんと大阪歴史博物館で天守閣とのセット券が売っていたのだ。
つまりこれがあれば、大阪城天守前のチケット売り場に並ぶ必要がない!
偶然とはいえ、気づけてラッキーだった。
どうやら未だにチケット売り場は大混雑のようだ。
でも大丈夫。自分には共通券があるから!
では、いざ大阪城の天守閣へ!!
なんだか想像していた以上に昔ながらの天守の要素は排除しているようだ。
まあでも大阪城クラスの混雑となると、当時の急な階段なんて再現した日には転落事故が多発しそうなのでこれでいいと思う。
天守の展望エリアに到着。
改修中の第四師団司令部もよく見える。
おや……?
あの遠くに見えるタワーは……!
あれは通天閣!!
つまりあの辺りが「新世界」ということか。
(しかし凄い地名だな「新世界」って)
うーむ、しかし金網でだいぶ景色が遮られるな。
天守に上下の金網がついているのなんて初めてだ。
しかも相当頑丈に作られている。
さすがに理由なくやっているわけではないと思うので、混雑で押されて転落しましたとかそういうのを防止するためには、これくらいしなければならないということなのだろう。
観光客が多いゆえの悩みか……。
大阪城の中は展示ゾーンになっている。
屏風をそのまま人形で再現したりなど、ジオラマ好きにはたまらない。
だがそれ以上にこの混雑がきついわ!!
退散!!
いやー、なんだかんだで大混雑ではあったが、大阪城周辺をかなり満喫できたといえるだろう。
子供の頃に資料集を眺めて、「いつか行きたいなー」と思っていた場所だったが、なんだか気づいたら行けたぞ。過去の自分よ。
さて、それでは今日の宿に向かうとしよう。
なんだかじゃらんですごく安く予約が取れたのだ。
大都会大阪なのに。ふしぎだなあ。
これはまた……
なかなか斬新な狭さですね……?
そう、ここは西成のとある宿。
西成はいわゆるドヤ街という格安の宿泊所が集まる場所である。
(まさかじゃらんにも普通に候補で出てくるとは)
だが西成は立地的には最高で、宿を出て道路を渡ればもう新世界(大阪城から見えた通天閣がある場所)に行けるのだ。
じゃあ……有りだな!!
そんなわけで、暗くなってきたがちょっとばかり新世界を歩いてみよう。
お腹も空いたしな……。(観光優先で昼は抜きがち)
……なんか、新世界いいかも。
気がついたらご飯を食べた上でさらにたこ焼きを食べ、髪も伸びていたので散髪もしてしまった。(どんな旅行者だ)
そして今更ながらに自分が大阪に来たんだなと認識する。
周囲の会話は見事に関西弁ばっかりで、エスカレーターも左側を開けているのだ。
この不思議な感覚……思えば今までの観光地ではあまり感じなかったな。
青森は観光中に津軽弁を話されることは稀だったし、京都もなんだかんだで標準語が多かった。
大阪は完全に独自の空気感を持っている。
自分と真逆の陽の雰囲気ではあるが、それがなんだか心地良い大阪。
……では、明日に向けてもう休むとしよう。
戻ろう、西成の宿に。
次回へ続く……!
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