年末は実家に帰ることが決定した。

階下の騒音がいい加減うるさいというのもあるが、
やはり正月くらいは帰れるなら帰ったほうが良いだろうと思ったのだ。

しかし気づいた。
実家に帰ったらせっかく買ったデス・ストランディングが出来ない。

かといって、あのレベルのゲームが出来るノートPCも持っていないのだ。

実家にもし高性能なPCがあったら、そのPCにSteamをインストールしてログインするだけで、自分が持っているゲームを全部遊べるようになるのだが……それも無理だ。

じゃあ今回の帰省はゲーム禁止ということで……

そういえばSteamは独自に携帯機を開発していたっけ。

そこそこ快適にPCゲームができちゃう携帯機。
その名も「SteamDeck」。

たしかもうユーザーに届き始めていたような……？

おぉ……凄まじいデカさだ。

でもゲームは性能が大事なのでこれも仕方ないのかもしれない。

そしてデス・ストランディングのプレイ動画もあった。

フレームレート60fpsはさすがに厳しそうではあるが、画質がフルHDではなくHDらしいので、40fpsくらいは出るらしい。

まあ携帯機だし、これなら十分ありかも……？

しかしPCゲームが携帯機でここまで快適に遊べるとは。

……さて、自分は長期旅行中にはPCを携帯していた。

だがさすがにノートPCを持っていくのは重いし大変なので、使っていたのはUMPCだ。

UMPCとはUltra-Mobile PCの略で、つまりめっちゃ小さいPC。

自分が使っていたのは「GPD WIN」と「GPD microPC」という2機種。
それぞれ特性が異なるが、どちらもよく活躍してくれた。

画面を畳むとニンテンドー3DSみたいになるのだが、この大きさでしっかりWindowsOSが入っている。

ぶっちゃけ性能は低めだったが、ノベルゲーや軽めのインディーゲームなら全然遊べるし、ブラウジングする分には問題ない。

なんだかんだでホテルで調べ物をする際はスマホよりPCの方が捗るので、本当に助かった。
重量も400gくらいだし、充電器もスマホ用の使い回しで済む。

こういう小型PCを得意とするGPD Technology社が来年発売を控えているのが、『GPD WIN4』である。

いやPSPだわこれ！！

というか公式がもう「プレイステーション・ポータブルのような」と自分で言っている。確信犯だ。（誤用）

GPD社のUMPCには色々な種類があるが、「WIN」とつくものはゲーム用のインターフェイスになっている。
携帯ゲーム機のようにボタンやスティックがついているのだ。

一見ゲーム用途にしか使い道がないように思えるボタンやスティックだが、これがブラウジングのときに意外な快適性を生み出す。
これらのおかげでマウスやタッチパッド無しでも操作ができるのだ。

あと、GPD WIN4はスライドしてキーボードが出てくるらしい。

なんか……懐かしいな。

前述したSteamDeckに対し、「全てにおいて勝った」と宣言しているのがこのGPD WIN4。比較すると実際にスペック上は勝っている。

個人的にはwindows11対応なのがありがたい。
SteamDeckは「SteamOS」というLinux系のOSらしいので、正直あれこれやろうと思うと凡人には厳しいのだ。

しかしGPD WIN4の最上位モデルの2TBのM.2SSDにメモリ32GBなんてもう、自分のデスクトップPCみたいなことになってるな……。

次にUMPCを買うならこれか……？

なんだかGPDの回し者みたいな感じになってきたが、実は自分は様子見派だ。

まあそもそも値段も高いし。

GPD WIN4の参考価格は最低モデルでも15万円から。最上位は20万だ。

小ささにコストがかかっているといえばその通りだが、同じ値段を出せばより高性能なノートPCやデスクトップPCが買える額である。

また、SteamDeckは最上位モデルでも10万円なので、GPD WIN4が全部の項目に勝てるのもある意味当然なのだ。

そして一番様子見をする要因としては、自分が過去に使っていたGPD WINは見事に3年で使い物にならなくなっており、あんまり製品として信用していないから。（自分のものは初代なので仕方ないかもだけど）

自分のGPD WIN（初代）は現在どうなっているかというと、バッテリーは膨れ上がり、電源は運がよければ入るという状態だ。

ボタンとスティックによる最高のブラウジング体験はもはや見る影もなく、ボタンでのクリック操作はたまにしか反応せず、頻繁にチャタリングも起こす。
スピーカーも時折鳴らなくなっているし、動作もすっかり遅くなった。

もちろん既に値段分の働きはしてくれたので感謝はしているし、GPD WIN4はスペックが高いからこんなことにはならないとは思うけれども。

そんなわけで結論としては、正月はゲームはせずに久々にテレビでも見つつ、親と話でもして過ごそうと思う。

UMPCは個人的に好きな製品ではあるのだが、恐らくはノートPCより更に壊れやすい性質を持っているものだと思う。

でもあの小さいボディであれこれできる素晴らしさは本当に良いのだ。

・・・

考えてみればwindows11入りだし、noteの執筆にも使えるよな……？

そしてこのPSP感。

すごく良い感じに見えてきたぞ……！

……なんだか散財の予感がするので、ここで筆をおきたいと思う。