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食物アレルギー、子供の食物経口負荷試験って何するの?必要なものは?当日の流れは?

食物アレルギー、今は多くの人々が持っている問題です。子供の食物アレルギーも多く、我が家の子供2人も食物アレルギーを持っていました。小学生と幼稚園児の今、2人とも数値上は治っています。(また何かをきっかけに症状が出ることはかもしれませんが)下の子のアレルギー数値が少し大きかったため、2歳頃から経口負荷試験を半日入院にて行いました。その時に知りたい情報や必要な情報があまりなかった為、今回誰かの参考になればと思い、書いてみました。※我が家は比較的軽い食物アレルギーでしたので、もっと重い食物アレルギーの方の参考にはならないかもしれません。

きっかけは生後3ヶ月のRSでの入院!

下の子の食物アレルギーは、生後3ヶ月で分かりました。めちゃくちゃ早いと思います。タイトル通り入院した時に、あまりにもアトピー性皮膚炎酷かった為、血液検査の際ついでに調べたらアレルギー検査の数値が高く出まして...。牛乳(カゼイン)と卵白(オボムコイド)に強く反応した数値でした。原因物質を取る前(離乳食前に)に分かるのは、結構珍しいパターンかと思います。そしてアトピー性皮膚炎が酷いから、食物アレルギーを皆持っているわけではありません。アトピー性皮膚炎=食物アレルギーということではないのですが、アトピー性皮膚炎の子はなりやすいという傾向はあるようです。うちの子達は両方とも持っていたということです。

そして、アレルギー検査(非特異的・特異的IgE抗体検査)を行って出た数値はあくまでも数値です。数値がないのに酷い症状を起こす方も、数値は高いの症状が出ない方もいます。人によって反応は様々で、対応が難しいのが食物アレルギーというものだと思います。

身体がある程度大きくなってから、食物経口負荷試験へ!

下の子は判明が早かった為、ある程度避けて生活していたので、そこまでの酷いアレルギー症状は起こさずに、食物経口負荷試験となりました。我が家の場合は最初の1口めを病院にて行い、その後家で量を増やしていくという形で治療を進めることになりました。牛乳1回、卵1回と行ったので計2回、半日入院で経口負荷試験を行いました。

食物経口負荷試験の流れは?必要なものは?

半日入院での食物経口負荷試験の流れは、朝一で病院入り→アレルギー物質を摂取→反応が出ないか見る→お昼食べる→帰宅となります。このアレルギー物質を摂取後の反応が出るかどうか待つ時間(2時間~3時間以上)は必要であり、とても大切な時間なのですが、2歳児と一緒だとなかなかハードでした…。その間アレルギー症状を誘発するような、激しい動きは✖。病院のベット周辺で、なるべく静かに時間を潰す必要があるのです。よく動く2歳児をまずベットの上に置いておくのが、大変です。

音があまり出なくて、子どもの興味を引くおもちゃを!

私はDVDとそれを見られるPC、子供用知育雑誌(未開封)、シールブック、おもちゃなど色々持ち込みました。ただ大部屋での半日入院が基本ですし、あまり音が出るのは迷惑になるので、DVDはあくまで映像だけを見せる形になります。携帯やyoutubeも良いですが、音やギガ数の問題もあるので、見せるのは難しかったです。1回目は、子どもが早々に昼寝してくれて助かりましたが、2回目はなかなか大変でした。子どもの特性にもよると思いますが、個人的には未開封の知育雑誌はおすすめでした。100均のシールブックなども良かったです!新しいのが子どもの興味をひきやすいので、安くて新しいおもちゃや絵本を沢山持っていくのが良かったです。

半日入院だけど、荷物量がすごいことに!

上記を色々揃えて、オムツやらこぼしたり吐いたりした場合の着替えなど含めるとすごい荷物量になります。あと経口負荷試験するアレルギー物質もこちらで用意して持っていく必要があります。我が家だと牛乳や茹でた卵白などです。(これが地味に大変です💦)キャリーケースに2才児に抱っこ紐というよく分からない荷物量になるので、車やタクシー、もしくは送迎してもらうのをおすすめします。

偏食な子は、アレルギー物質が食べられるような嗜好品があると◎

あとは偏食な子(うちの子のような)は、初めて食べるアレルギー物質を上手く食べるために、アレルギーを起こさない普段食べている食べ物(ジャムなど)をもっていくのもおすすめです。卵が嫌いな子は、好きなあんこに混ぜて食べさせているという子も聞きました。私も念のため大好きなジャムを持っていきました。食べ合わせは二の次になりますが、、試験の為には食べてもらわないといけないので親も必死になってしまいます。

病院のアレルギー対応食は偏食の子には厳しいかも!?

病院で患者である子どものお昼だけは出ます。もちろん付き添いの大人の分は出ません。あるあるなのですがアレルギー対応食となった場合、基本味気や塩気がなくなります。入院した病院の対応食は、2回とも2才児には嚙み切れない鶏むね肉(味付けは塩のみ)が出ました。偏食で小食な我が家の子は白いご飯にふりかけでたりましたが、大きい子や沢山食べる子には足りないかもしれません。また親も付き添いでボロボロになるので、甘い物や水分補給できるものは持っていくと良いでしょう。

食物経口負荷試験を通して4歳の今、数値は下がりましたが、、まだまだアレルギーとの付き合いは続きます。

娘の場合は数値がそこまで大きくもなく、症状が激しくもないタイプだったので、4歳で行った血液検査で値はほぼ下がっていました。ただアレルギー体質の子は、食物アレルギーから花粉症へ、さらには喘息へとなっていく傾向があるそうです。(下記資料参考)娘も卵と牛乳の値は下がりましたが、ダニやほこり、スギヒノキの値は上がりました。最近アレルギーが皮膚接触から引き起こされることが知られていますが、食物アレルギーの子たちは花粉を皮膚から吸い込み、早くから花粉症になる子が多いそうです。上の子も学校を休むレベルの酷い花粉症です。

無題

アレルギーとの付き合いは一生続くものです。この投稿が経口負荷試験の情報が必要な人や、食物アレルギーで悩んでいる人の助けになれば幸いです。もし聞きたい事があれば、コメント欄で何でも聞いて下さい。

※参照資料:ぜん息悪化予防のための小児アトピー性皮膚炎ハンドブック

https://www.erca.go.jp/yobou/pamphlet/form/00/pdf/ap024.pdf

ぜん息予防のためのよくわかる食物アレルギー対応ガイドブック
2021改訂版

https://www.erca.go.jp/yobou/pamphlet/form/00/pdf/archives_31321.pdf



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