1375
※note毎日連続投稿1414日をコミット中1375日目。
※音声・文章、どちらでも楽しめます。




おはようございます。
山田ゆりです。



今回は
「もうできたの？！」
をお伝えいたします。



鍋のお湯が沸騰している。
その湯気で窓ガラスがじとっとしてきた。

お鍋からお湯が溢れ出しそうになり慌てて蓋をとる。

キャベツと玉ねぎを入れる。
水の状態から入れておいた人参はかじれるくらいの柔らかさになっていた。
椎茸や日高昆布もいいだしが出ている。

邪道だけれど我が家は昆布をここで取り出さない。
柔らかくなるまで煮て一緒にいただく。


油揚げとさいころ状に切った豆腐を入れる。
そしてゆがいたほうれん草と葱を入れ、
茶こしくらいの小さなざるに入れた味噌を溶き、いの一番をパパっとふりかけ素早く火を止める。


はい、できあがり。

「もうできたの！」
娘が驚く。
にんまりする私。




まだ私が独身の頃、母がそうだった。

私は独身の頃、ほとんどお料理をしたことがない。
母が作ってくれて当たり前だった。


「お腹すいた～」
というと、すぐに何かを作ってくれた。


それはとうもろこしだったり枝豆だったりふかしたさつまいもだったり、お味噌汁だったり。
その速さに「すごい」と毎回喜んでいた。


何事も慎重な私は、将来家庭を持ってもそんなに早く作ることはできないだろうと思っていた。



でも、気が付いたら
子どもたちの為に料理をする自分がいて
子どもたちから「すごい」って言われる立場になっていた。


なって見て分かったが、「すごい」はきっと、誰でもなれる、そう思う。


今でも
「食べるもの無いね。お味噌汁、作ろっか～？」
「うん！お願い！」と言われたら


冷蔵庫の中のモノを適当に入れてチャチャっと作ってしまう。


「もうできたの？！」って毎回驚いてくれる娘。


ありがとう


あったかい味噌汁は
驚いてくれる娘たちの為に作ったもの。


たぶん、一人暮らしだったら
こんなに手際よく作ることは私はできないと思う。





食べてくれる人がいるありがたさ。

だから料理は自分ひとりで作っているとは思わない。

「おいしいね」
「すごいね」
って言ってくれる人におだてられながら（笑）いつの間にか作っている。




ごはん
具だくさんのお味噌汁
納豆


質素な食事だけれど部屋の中は感謝のこころで温かい。






今回は
「もうできたの？！」
をお伝えいたしました。

本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。　

ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日をお過ごし下さい。

山田ゆりでした。





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