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人生の備忘録【音声と文章】

山田ゆり
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私はあと1年半くらいで退職する予定です。

私はこの会社に転職した当時から意識していることがあります。

それは、私がいなくなっても誰かが困らずに引き継げるようにということです。

だから私は仕事の手順や大事なことを備忘録として残すように心掛けています。



例えば決算の時、対外的には決算報告書と申告書のファイルが保存用に作られます。

私は自分用にそのファイルを作り、その他に「特記事項」というファイルを残しています。

それには毎月の試算表作成時の特別な出来事に対しての書類やそれまでの経緯などが記されています。

それと同じで、決算処理の際、どうしてその処理をしたのか、その経緯を残しています。



こんなことがありました。
社長が交代し、新社長がある件について内容を知りたいとおっしゃいました。
私は口頭で概略をお伝えし、「もう少し詳しくまとめたものがありますので提出いたします」と申し上げ、それを社長に提出しました。

あとで社長から「生々しい内容ですね。」と感想をいただきました。




私はあったことをなるべく文書化するように心得ています。
それは12年間勤めた会計事務所でそうするようにと税理士の先生にご指導いただいたからです。

例えば、税法上の不明点があり税務署に電話等でお聞きした場合、その問答は勿論、その日の日付と相手の部署と名前を必ずメモしておくようにと教わりました。




会計事務所時代にこんなことがありました。
ある会社に税務署の調査が入り、そしてある件が調査に引っかかりました。
それは私がした計算式が間違っているということになったのです。

私はその事実にとても落胆しました。
毎日、キチンと仕事をしているつもりでいたからです。

なぜ私は計算式を間違ったのだろうか。
私は当時の自分の記録を辿ってみました。
すると、そこには当時、税理士の先生にお聞きしていたことが記されていて、そして先生からいただいた計算式のコピーをそのまま保管していました。
勿論、年月日、曜日も記入されています。

そして、よくよく見ると、先生が教えて下さった計算式が間違っていたのです。

それを税理士の先生にお見せしたら苦笑されました。


そのファイルがなかったら、私は間違いを犯したとずっと悔しがっていたかもしれません。


だから今でも、何かあったらメモを取るようにしています。


社長から質問された時にすぐにお答えできていて、直属の上長や社長には驚かれますが、それは備忘録のお陰です。




最近、脳の働きが若い頃(と言っても40代頃)に比べると劣ってきていると感じます。


できるだけ、その時のことを書き留めていきたいと思います。


それは仕事だけには留まらず、毎日の自分の気持ちも書き残しています。
読み返すと、落ち込んでいたり、人を羨んでいたり、ドロドロな絶対人には見られたくないこともたくさん書いています。

それでも、「あぁ、今、私はそう思っているんだ」と客観視することができるから、私には必要です。



私の記録は手書きとPC入力、どちらもあります。
だから、このnoteは私の人生の備忘録でもあります。




迷ってばかりの私ですが、これからも人生の備忘録を続けていきます。






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人生の備忘録

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