ご挨拶


 毎日が目まぐるしく過ぎています。
 気を抜く間もなく、朝が夜になり、気絶するように眠って、また朝を迎えます。
 昨日まで8月1日だと思っていたのが、あっという間に10日になっています。思えば1月から8月まで、一気に経過しました。時の流れをせき止められません。
 たまの休みに、ようやく物語を書くことができます。

 皆さまにお読みいただきました連作短編『コンセプトブックシェルフ』は、5月から初めて、6、7、8月と、計4か月連載してきました。
 これまでは『家族』をキーワードにした話を書いてきました。
『家族』というキーワードは、皆さまにはなじみ深いもので、興味を持っていただけるだろう、と思ったことがひとつです。
もうひとつは、俺はあまり家族というものを知らなかったので、もし家族があったならこうだろうか、と妄想しながら書くのは楽しかったです。

9月以降は『学校』というキーワードで書いていきたいです。
このキーワードも、皆さまにとって、良い悪いにしろたくさんの思いがあり、興味深く思っていただけるかと考えたからです。
俺は、学校という場所に、たくさんの心残りがあります。
 良い思い出は、残念ながら薄いです。悪い思い出は、夢に出てはっと起きて目覚めるくらいには、多くあります。
それでも『学校』特有の、ふわふわした不思議な空気感は、忘れられないほど好きです。
閉鎖的で、それなのに無限の可能性を感じられていた、『学校』を舞台にした物語を、皆さまに楽しんでいただけたらと思っています。
 投稿日は、別日に告知いたします。
 
 まるで風呂に入っているかのような暑さが、連日続いています。
 皆さまもお体にお気を付けください。
 よろしくお願いいたします。

 つくだ博