見出し画像

綿紡ぎをしたくて綿花を育てる*その1

今年の2月、綿の種を買いました。
私は綿花というものは、ドライフラワーやリースのような乾いた状態ので見かける程度だったのですが、糸紡ぎを調べるていると、綿をご自身で栽培をされ紡いでいるというお話を、時折目にするようになりました。
プランターでも育てられるそうで、園芸屋さんでは苗が出ている時期もあるそう。
私も綿や麻といった植物繊維も紡げるようになりたいのですが、初心者の紡ぎは、羊毛で行う方が楽に出来るそうです。
綿花は育てつつ、その間に羊毛で沢山練習する。
そのうち庭で育てた綿花が収穫できたらなら、それを紡いで楽しもう。
そんな夢をみた長期計画です。
多肉植物はぼちぼち育てられてはいるものの、植物を育てるのは自信が無く心配なのですが、楽しい紡ぎライフの為ならばと奮闘してみました。

綿花の蒔き時は5月。
購入するまで綿の種など見たことも無かったのですが、今まで知っている他のものとは違い、その種は白い毛に覆われたものでした。
毛の間からうっすらとスイカの種のような黒っぽい色が透けて見えていました。
栽培サイトには、種は毛で覆われているのでそのままでは水を与えても届き難い、先に暫く水へ浸けてから植えるとあったので、その通り一晩水に浸けたものを蒔きました。
ホームセンターで一般的な肥料混合の土を購入して、大きなプランター3個、中サイズのプランター2個へ買った種を80粒くらい全て蒔きました。
全てが発芽するわけではないし、育っても良いものを残して間引きをすればいいと、初心者らしく全部いきました。

画像2

5日くらいで芽が出て、あっという間に双葉になりました。
肉厚なしっかりした双葉がメキメキと育っていきます。

画像1

大きくなった葉は、蝶のように開いていました。
今年の5月、GW明けから晴れはほぼなく早い梅雨の始まりでした。
まだ根本が緩い時期です。
あまり雨に当たってもと心配なので、ビニールで雨除けをしたり軒下へ移したりしました。

画像3

6月になっても降ったり止んだり降ったり。
例年ならエアコンを掛けることも多かったのに、寒いなぁと感じて過ごす日も多々でした。
綿花も15cmくらい育ったと思ったら、ストップしているようでした。

画像4

丸かった葉の間から、カエデみたいな葉が増えてきました。
ここからが本格的な綿の葉のようです。

画像5

7月になり、雨はまだ降る日も多く日差しも弱いのです。
なんだかまたグググと成長した感じがしました。

画像6

おや。
いつもと違う形のものが出来て、蕾だと分かりました。
伸びた葉達は硬いのですが、この蕾の周りのガクは紫蘇の葉のように薄く柔らかです。

画像7

7月12日。
蕾は初めての花を咲かせました。
真っ白で柔らかな花でした。
それから毎日、2〜3の蕾が増えていきます。

画像11

美しい。
綿花ってこんなにも素敵な花だったのですね。
紡ぎも、種を蒔こうと思ったのも、ただ楽しそうっていうことだけに惹かれてした事なのですが、こんなに綺麗なものを見られるとは。
私は知らないことばかりだ。

美しい時間はあっとい間に過ぎ去るようで、1日を終えるとこのように花は色づくと萎んでいきました。
受粉すると色が変わると栽培サイトにも出ていましたので、これで良い状態なのでしょう。
ぽっと紅くなって散るなんて、なんて儚い最後なのかしら。
受粉について最初は分からなかったので、咲く度に綿棒でくるっとしていたのですが、何もしなくても自然に行えているみたいなので、数回やったのみで放置に変えました。

さて。
ここまでが7月の様子でした。
こうやって大きく成長して、収穫を待ち望むような植物を懸命に育てた事がないので、普通の小さな様子に一喜一憂しながら過ごしています。
既に収穫まで辿りつきましたが、長い記録なのでこの辺りで分けて残したいと思います。
次回もどうぞ宜しくです♪

*追記です
その2も書けましたので宜しければ続きをどうぞ♪


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?