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にゃん流・年下のプロ野球選手との向き合い方

子供の頃から野球が好き。でも、成長していくにつれて、子供の頃に憧れていた高校球児はみんな自分より年下になり、大人になると年下のプロ野球選手も出てくる。そんな彼らを見ていると、何だか生意気な感じがしてムカつく。そう思ったことはありませんか?
そんな経験は一切ない!という方は、この記事は閉じて、見なかったことにしてください。

あるある!と思った方。
実は私も、野球経験が全くない、しかも女のくせに、そんなことを思っていた過去があるんです。
今回の投稿は、その話。

昭和の時代は中卒でもプロ野球選手になれていた時代があったらしいですが、今の時代は少なくとも高校を卒業していないとプロ野球選手にはなれません。
その為、7歳からプロ野球ファンをしている私にとって、自分より年下のプロ野球選手が目につくようになったのは、19歳頃。
年下選手が目につくようになるとその度に「生意気なクソガキ」などと言って毛嫌いしていました。
今回は、そんな私がどのようにして年下選手を毛嫌いせずに応援できるようになったかについて、選手の具体的な名前は伏せますが、どんな理由で毛嫌いするようになったのかと共にお話をさせて頂きます。


パターン1「名誉ある背番号をつけたもんだからよっぽどの大活躍をする選手だと思っていたのに、どうして…?」


私が一番最初に毛嫌いした年下の選手は、高卒ながらドラフト1位で入団した投手で、しかもかなり名誉のある背番号を貰っていました。それを見た私は、よっぽどの(即戦力で活躍できるような)大型新人なのかな?と思っていたのですが…そんな彼の1年目はというと、1軍登板はゼロだったのです。
その頃「ドラフト1位ルーキーは即戦力でなければならない」「大卒より高卒の方が即戦力」というかなり偏った思考を持っていた私は、彼のあまりにも不甲斐ない成績に呆れてしまいました。
どうして彼は名誉ある背番号をつけていながら全く活躍できないのか?どうして監督さんはその名誉ある背番号を彼から剥奪しないのか?と、次第に怒りが込み上げてきて、それが原因で「生意気なクズルーキー」といって毛嫌いするようになってしまいました。

その後しばらくして、彼が1年目から活躍できなかった原因が分かりました。
高3の時に大怪我をして、それが治らないままプロ入りしていたことが判明したのです。
たまたま読んだ雑誌でそれを知った私は、ショックを隠せませんでした。

それを知ってから、彼への憎しみの感情が徐々に薄れていき、いつしか「早くその怪我を治して、大活躍できますように」と、彼の活躍を素直に祈ることができるようになりました。

パターン2「なにが怪物だ?高校生のクソガキのくせにチヤホヤされやがって、生意気な!」

パターン1で書いた選手への憎しみの感情が薄れてから随分経ってからの話ですが、もう1人、毛嫌いしてしまう選手が現れてしまいました。

その選手は、高校時代から「怪物」と呼ばれ、いつしか全国の野球ファンからチヤホヤされるようになっていました。
私はそんな彼の姿に、いつしか苛立ちを募らせていきました。

しかしある日、祖母に言われた一言で、考え方が変わります。

「なんでそんなに嫌うん?何も悪いことしてないやん」

ハッとしました。
確かに、何も悪いことはしていない彼を私の一方的な感情で嫌うのは違うと、初めて思ったのです。

まとめ

プロ野球選手はいずれ引退するし、いつかは現役のプロ野球選手が全員年下になる時は必ず来ます。
だからこそ、いくつになっても野球好きを貫きたければ、その為には年下のプロ野球選手の存在を受け入れられるようにならなければならないと思います。
私はこのようにして、年下のプロ野球選手を毛嫌いしていたのを克服しました。
自分より年下のプロ野球選手は、なんだか生意気な感じがしてイラッとする。その気持ちは分かりますが、冷静になって、彼らは何も悪くないと分かると、年下のプロ野球選手もすんなり受け入れられるようになると思います。

今の私なら、ハッキリと言えます。

プロ野球選手みんな大好きだ!!!!!

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