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【読書記録:『アフターコロナのニュービジネス大全』】

コロナ禍では、すべてにおいて変化が求められた。
感染対策の観点から、家庭内の環境・働き方・公共の施設等の利用など、これまで日常的に可能だったことが不可能になり、常識が常識ではなくなり、今まで通りには行かなくなった。
苦しい環境下で、新しい生活に適合するために必死に生きている中、アイデアを出し合い、これからのライフスタイルに合ったビジネスや働き方を模索し、新たに誕生した「ニューノーマル」を実践していった各国の例を紹介している書籍。

仕事の昼休みに少しずつ読み進めた本。読み終えるまで1ヶ月以上を要してしまいました。笑
今年、4冊目の読了本です。市立図書館でタイトルに惹かれて手に取りました。


一企業のビジネス例にとどまらず、国の施策も事例として挙げ、分析し、「日本でも取り組めること、新たなビジネスとして活かせることあるよね?」まで紹介しています。

なかには、コロナ禍でなければ生まれなかったであろう事例もあるはず。おうちに篭る生活を体験してはじめて、感じることやひらめくアイデアたち。

私自身は、コロナ禍といっても職業柄、毎日出勤して働いて、なんら変わらず過ごしていたため、どこか楽観的に考えていたところがある。もちろん、人との接触は仕事以外は極力避けて、家族に会わない日々も続いたけれど、それで生きていけないわけではない。しょせんは思考回路が、お気楽な雇われ人で、解雇の心配も、お給料減の心配(多少は減ったが)もなかったからだろう。

これが経営者の立場となると、そうはいかなくなる。ライフスタイルが根本的に変わるのだから、ビジネススタイルも必然的に変えていかなければならなくなる。けれど、本書のプロローグにもあるが、「我慢」を美徳とする日本人は現状維持になりがちである。

それに比べて海外はどうだろう?

世界中に影響を及ぼしたコロナは、もちろん、国の支援が必要だ。しかし、国の支援だけを頼りにしてはいけない。過度な支援や助成は、人も企業も堕落させるのではなかろうか?

そのうち元に戻るだろうから、今は行政の支援を受けつつ、「我慢」していればいい。

我慢をすべて否定するわけではないけれど、時間は刻一刻と過ぎ去っていく。赤ちゃんだって時間と共にできることが増え、成長して大人になっていくのに、どうなるか分からない未来のために今我慢して、成長を止めてしまったら、日々変化する世界についていけず、取り残される。

時代は移り変わるのに、時代に反発するかの如く、変わらないものなどない。伝統あるものだって、少しずつ変化していく。芯にあるものは大事に守りつつ、新しいものと、融合して進化していく。そこに新しいビジネスがうまれる。

何を偉そうに。って思われるかもしれません。ほんとすみません。。。

アイデアを出すって、日本人には苦手な分野なのかな?他国に比べると、企業製品の新製品の数の多さは、群を抜いている気もするが。。。

著者は、「若者」と「グローバル」に視点を置いて、アフターコロナの消費動向について記している。いつの時代も、流行りに敏感なのは若者たち。10年以上前にテレビ番組で、ある企業が新製品の開発の際に、女子高生に製品を試してもらって、意見を聞くといった内容の特集を観たことがある。流行りを生むのは女子高生なので、ヒットさせるためには、彼女たちの生の声が重要だと、企業担当者がインタビューで話していたのを思い出した。

アフターコロナか。。。どんな時代になっていくのかな。マスクも、もう外していいと言われているが、3年もこの生活を続けていると、恥ずかしくてマスク外せないよ。まずメイク用品がない(笑)から、春前に調達せねば!




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