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マヌルネコ界のスーパー・パワーカップルに会いにいってきた！

とぅーむゅらす

ﾏﾇﾙﾈｺﾏﾇﾙﾈｺﾏﾇﾙﾇﾙﾇﾙﾏﾇﾙﾈｺ…∞

「推し」がいる「那須どうぶつ王国」へ

「那須」と言うからには東北道の那須ICあたり？
…と思ったら、カーナビは白河ICで降りるよう指示。

白河？えっ、福島県？

那須どうぶつ王国は那須岳の東側、福島県との県境近くにある動物公園。

遠路はるばる…県道68号から那須の山々が見えて来ました。

土曜日だから親子連れやカップルが一杯。
10時半ごろに着いたけど、駐車場は8割方埋まっていました。車のナンバーを見ると地元や近隣県が多く、地域密着型の動物園です。

チケットを手に、さあ、まずは「推し」に会いに行かなきゃ！


私の「推し」とは…

私が愛して止まない「推し」はマヌルネコ。
NHKの動物番組「ダーウィンが来た！」のミニコーナーのキャラクター、マヌ子ママのモデルとなったネコです。

中央アジアの高地に生息する、最古のネコ科動物として知られています。
モフモフでずんぐりむっくりのフォルム。小さな耳が顔の横にあり、目がやや離れていて涙目のような柄がある特徴的なファニーフェイスです。「世界で最も不服そうなネコ」というあだ名も付いています。

【ご参考】


マヌルネコのうた！

昨年、那須どうぶつ王国が国際マヌルネコの日（4/23）に先立って公開したビデオ。クセが強く中毒性があると話題になり、YouTubeで230万回も再生されました。実は私も、このビデオから沼落ちしたのです。

【国際マヌルネコの日について】
国際マヌルネコ保全連合（PICA）が制定したようですけど、日にちに関する由来までは分かりませんでした。同連合の運営するイベント用のFBがあります。


百聞は一見に如かず…まずはそのビデオを見てみましょう。

映画の予告編的なビデオ

本編

じわります…こちらに出演しているのが、マヌル界のスーパーパワーカップル「ボル」♂と「ポリー」♀。
人間に例えると反町隆史と松嶋菜々子（今なら…星野源と新垣結衣か）


いざ、マヌルの森へ

マヌルネコはアジアの森の入り口にいます。

大あくびしている、こちらのネコが…

マヌル界の「反町隆史」こと、ボルくんです。

いつもエサをもらえる小窓の切り株に、デーンと鎮座しています。

睨みつけられたら逃れられない目力…
モデルさながらの精悍な横顔…

ボルはファンサービスが良いことで有名です。

トテトテトテトテ…

いつもガラス付近をパトロールして、我々の目を楽しませてくれます。

「おい、ジロジロ見んなよ」

めっちゃガンつけられている〜

「どけって言ってんだろ！」
「オレ様はな…これからお取り込み中なんだぞ！」
「おまいら、趣味悪いなー」

おトイレ中も、威嚇に余念のないボルくん。

「あ〜スッキリしたぜ」

ボルが切り株に座っていると、お客さんがどんどん集まって写真タイムに。
「カッコいい！」「カワイイ〜」「こっち見て〜」

「ちょっとお待ち！」…そこへ現れたのが、

「なんだか騒々しいわね！」
「今日は土曜日？…道理でね」
「いい、アンタたち。ここで一番エラいのは…」
「そこのポンコツじゃなくて」
「このアタシ、ポリー様よ！」

うぁ〜、ポリーちゃんだ。マヌルビューティー！
そう、「マヌルネコのうた」に主に出演していたのは、ポリーちゃんなのです。

「おい！お前！」

「さっき、俺のことイケメンって言ったよな？」
あれはウソだったのか？
（しかも、今、俺のことポンコツって言いっただろ）

いや、ボルくん、それは演出上の…ﾓｺﾞﾓｺﾞ
やはり、あなた様こそがマヌル界イチのイケメン！

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ポリーは奥の岩場のテラスへ。

壁にすりすり
「今日も暑いわね」

あっ、ボルが毛繕い中のポリーに近寄っていきます。
大丈夫？　実はあの二人、夫婦だけど仲が悪…

「や、やあ、ポリー」
「ご、ご機嫌い…」
「シャーッ！！」
「何しに来たのよ！」「うっ…」
「ここはアタシの縄張りよ！近寄らないで！」
…からの、すりすり、チュッ
「今日もキレイだね」
「アンタはいつも口ばっか…」

自然界では繁殖期以外は単独行動が多いようで、普段は軽い縄張り争いしているようです。


王国の動物たち

那須どうぶつ王国には、他にも可愛い動物や珍しい動物がたくさんいます。

カピバラ

「アマゾンも暑いけど、ここも暑いね〜」

レッサーパンダ

「あっちーんだよ。なんか文句ある？」

ミミズク

「眠〜い」

コモンマーモセット

「食欲がない〜」

シベリアオオカミ

だって、シベリアに住んでいたんですもの…

大人気、スナネコの赤ちゃん

かわいい！
わちゃわちゃ…
動きが早過ぎて撮れない！
しっぽがピョーン

アルパカの丘

ミラバケッソ

カンガルーもバテ気味

あぢぃー

アンデスコンドル

岩は冷たくて気持ちいい？

この日は暑かったので、動物たちはお疲れ気味。
でも、那須どうぶつ王国は敷地が広く、飼育環境を保ちつつも楽しく観覧できるよう配慮されています。大人でも楽しめる良い動物園です。


再びマヌルネコ

帰る前に、もう一度マヌルネコを見に行こう

ポリーちゃんが眼光鋭く、木の上から森を監視しています。

「アタシがいなきゃ、やっていけないのよ。ここは！」

ポリーちゃん、凛々しいお姿。あれ、ところでボルくんは…？

「ポリー、後はよろしく…」

あっ…壁際でおやすみ中でした。


最後に

マヌルネコは絶滅危惧種です。
本来は高地に生息する種なので、病原菌への耐性が無く感染症にかかりやすいそうです。開発や温暖化で生息に適した地域がどんどん狭まり、生息数も減ってしまいました。

飼育や繁殖も難しいと言われています。2017年ポリーは4匹の仔を出産しましたが、いずれも亡くなってしまいました。2019年には8匹を出産しましたが、うち6匹が亡くなり、ポリー自身も感染症にかかり生命が危ぶまれました。

当然、マヌルネコを飼うことは出来ません。
彼らに会うには、動物園に行くしかありません。

皆さんも興味をお持ちでしたら、是非、上のリンク記事に掲載されている動物園をお訪ねいただき、「推し」に間接的課金をお願いいたします。

マヌルネコは動きがゆったりしているので、私（iphone8で技量ゼロ）でも良い写真が撮れました。写真好きの方も是非どうぞ。

お近くにマヌルネコいる動物園がないようでしたら、動物園公式のYouTubeチャンネルをご覧ください。

視聴、高評価、チャンネル登録…これも支援になります。


みなさん、マヌルネコを愛でて幸せになりましょう

いらすとやさんは、もはや社会インフラだね。


7／4追加
那須どうぶつ王国さんのnoteがありました。

灯台下暗しと言うか、私がモグリだった…笑

オタク気質の長文を最後まで読んでいただきありがとうございます。 またお越しいただけたら幸いです。