付き合って2年過ぎても、一度もひろきくんより先に寝たことが無かったのに。

わたしは鼻が小さいらしいのと鼻炎持ちと太っているのトリプルコンボでいびきが酷くて、痩せても耳鼻科行っても駄目で、誰かと暮らすときや眠るときは先にそれを話していたんだけど。

幸いひろきくんと付き合ってから一度も聞かれたこ
とがなくて。
ほんとにいびきなんかかいてる？と言われてきたのに。

ここの所ちょっと身体の故障で熟睡出来てなくて。
お客様とかなり飲んでからひろきくんちに行って、1時間仮眠した頃向こうが早く仕事終わらせて帰ってきて。

その日は前々からドンキにトイレ掃除の道具とか鍋とか買いに行こうと話していたから買い物に行き。

車の中でも頭がボーッとしてて、ひろきくんは声がものすごく大きいから、ごめんちょっとボリューム下げてと言ったら音楽のボリューム下げたから笑ってしまった。
声のだよと言ったら、あっ！（ ・∀・）！？ってなって。

声のほうか！ムズいな！（ ・∀・）！とまたバカデカボイスで言っていて可愛かったのでよし。

そのあとお買い物して帰宅して即ひろきくんはトイレ掃除をして。
トイレきれいだと気持ちいいな！とご満悦だった。

夜中２時から会ってわりと長い時間居られるってなったから嬉しかったのに、飲み始めて即わたしが落ちてひろきくんの膝で寝ちゃって。
しばらくして、ベッドで寝なー？と起こされて、はっ、となった。

思わず、いびきかいてた？！と聞いたら、かいてたよーでも言うほどじゃなかったし疲れてるんだねぇと言われ、あああ、、、となり。

でもまたすぐ隣で寝てしまった。
起きたらもう支度しないと行けない時間でバタバタ支度して。


せっかく長い時間あったのに寝ちゃった、としょんぼりしてたら、ちょっと待ってね？とラインして少しだけ時間延ばしてくれて、色々した。
口先だけでは何とでも言えるけど、沢山キスしたり終わったあとくっついたりは好きじゃないと無理なの分かってるから、気持ちが伝わるの嬉しかったな。

言葉にもする、さらに行動にも起こす、だから信用できるんだなって思った。

そして帰り道で久しぶりにたくさん眠ったなーと言ったら、俺の隣だから安心していっぱい寝ちゃったの？と言ったあと一人でフフ、となっていて可愛かった。そうだよ、と言っていないのに。。

二度と誰かと暮らしたくないなと思うのとずっと嫌なところが見えないくらいの距離感で居たいから離れて暮らしていたから、ひろきくんが会いやすいようにと部屋を借りたとき不安は少しあった。

でも結果的に、ものすごくきれい好きとか洗濯マメにするとか、良いところを沢山見られて。
もっと好きになったから良かった。

高校からいつもわたしの失恋や結婚や離婚や色々の話を聞いて的確なアドバイスをくれる友達がいて。

ラインは良くするけど久しぶりに会って話して。

ほんとに今安定していてよかった、と言われて嬉しかった。

不安定なときほどわたしは幸せアピールを過剰にしてしまうし、その子には見破られているから。
これからも落ち着いて生きていたいなと思った。

そしてひろきくんと、好きとは？みたいな話をちょっとしたんだけど。

自分の生活がこんなだから何も疑わず好き好き、のまま付き合い続けるのもがんばって会う時間合わせるのも相手の方が大変と思うから、好きだから会いたい！と少しでも会ったりする時間を積み重ねるとどんどん愛しくなるし可愛い！ってなると言っていて、素直に嬉しかった。

本当にひろきくんは、いつもありがとうとことあるごとに言うしそう思ってるんだなとその時の会話で分かった。

この生活で時間合わせてくれてどっか行く約束すら出来ないのにあきちゃんはいつも幸せそうで嬉しいんだよ、と言っていて。
優しい人だなって思う。

恋愛において追うとか追われるとかの発想、子供みたいだよねとも話して。
穏やかに大事にして一緒に歩きたいよねとなったのもとても良かったな。

ひろきくんと出会ってから、人に優しくしたいとか人の悪いとこ批判して偉そうにするのやだなとか素直でいたいとか自分が一番健やかな気持ちでいられるように在りたいとか思えるようになって、大袈裟じゃなく人生変わったし生きやすくなったから、例えこの先別れても出会えてよかったとしか思わない。

微塵もその気配が無いし不安もないけど、醒めたらそれはそれで自然の摂理だから、きちんとお互い言おうね、そして友達になろうと話した。
たまにご飯に行けて話せるならそれでいいから。

とても尊敬していて大好きな人。なのに盲目にならないで存在だけでわたしを幸せにしてくれる人。
いつも最後はありがとう、ってそれだけを思う。