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世界が色付く手前×共鳴

『世界が色付く手前ってどんな景色だと思います?』
森絵都さんが書いた小説「カラフル」の書き出しにはこう書いてありました。
『この世があまりにもカラフルだから、ぼくらはみんないつも迷ってる』
半透明で不鮮明なモノクロの日々なのか。
それともカラフルな世界の中で自分の色を知っていくことなのか。

僕が初めてこの言葉と出会ったのは今イベントで写真を撮ってもらってる奈歩ちゃんの作品からだった。その作品に惹かれその名前を銘打って、イベントタイトルにこの言葉をもらって3年、止まらずにイベントを続けてきました。沢山のお客さんとミュージシャンを繋いでくれたこのイベントはそれぞれの解釈が存在して、人がそれぞれ産まれ持った物語の中で葛藤だったり挫折だったり、苦悩の中で生きているんだなって知ることができました。
こうした3年目、今年は3ヶ月シングルリリースと合わせて3ヶ月間企画を打つことを決めました。そうしてむかえた最終回の今回は共鳴との共催。

記憶を辿ればまだ寒かった冬の時、『砂場』というバンドを福岡に呼びたいねって話からどんどん広がって計画を立て始めた。9時間の出来事、各持ち時間20〜30分、それを如何に最高だと思えるようにするか、どうやったら沢山の人に見てもらえるか、それに半年の時間を要した。

長い準備期間が実を結んでか、当日沢山の人が集まって沢山の人が出演バンドが良かったと言ってもらえた事が嬉しかった。自信をもって全ての出演バンドがカッコよかった。


その昔自分の街から飛び出して
『逃げ続けた』旅をしたことがあった。
雪のふるすごく寒い夜だったことを覚えている。いくつもの自分勝手な言い訳と忘れたいこと、一人になりたかったアノ頃、永遠なんてないのに永遠を誰よりも願っていた、一刻も早く『自分』と出会いたかった、そんな時に出会った人がいた。旅先で助けてくれた人、話を聞いて言葉をなげてくれた人、この日の出演者はみんな何処か不思議な縁で繋がりがあった。

いつの間にか、変わりたいと強く願う方向がすごく極端に矯正されてしまうような変わり方をしていた気がする。こうでなくては此処にいてはいけないだとか、此処にいられない、忘れられてしまう、誰も待ってくれない、みんなと一緒にいれなくなるのが怖かった。思い出せたのは「此処にいてもいいんだよ」って言う盲目になっていた事。


自分がいっつも伝えたい事の一番がそれで、本当は自分がその言葉を一番言って欲しかったのかもしれない。そう考えたら、この3ヶ月間自分をサポートしてくれた人々の存在は計り知れないものだった。ありがとうみんな気付くのが遅かった。

長く長く、苦しい半年ではあったけどこれで一旦一区切り。次はいよいよ3ヶ月連続でだしたSingleのレコ発で全国を周ります。

3ヶ月連続企画も終わりましたが止まらず7月に世界が色付く手前を開催いたします。

2018.07.14(sat)
世界が色付く手前 vol.18
place:大名shangri-la
(福岡県福岡市中央区大名1-10-21)
op19:00 st19:30
adv¥2500/day¥3000
(+1drink order)
-cast-
tuna
大柴広己(東京)
よたれ(Bermuda△)

2018.08.26(sun)
世界が色付く手前 vol.19
『奥村由希レコ発 福岡編』
place:大名shangri-la
(福岡県福岡市中央区大名1-10-21)
op18:30 st19:00
adv¥2000/ day¥3000
(+1drink order)
-cast-
tuna
土屋琴音
奥村由希(京都)
ひだだい(宮崎)

平成最後の夏。
僕は僕の進みたい道に、大好きな人達と、仲間と、友と、止まらず進んで行きます。

各出演者からお取り置きお承り致します。
お席は30席でsold outです。

ご予約お待ちしております。

よろしければサポートをお願いします。 活動資金にはなりますが、音源製作に役立てます!