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大人になれないって

大人になるってなんなんだろう。
弟が成人を迎えた、5つも離れた弟だからまだまだクソガキのままで成人なのかとふと思ってしまった。

そもそも大人の線引きとはなんなのだろう、それまで子供だったものが「大人になれ」と突然荒野にほっぽりだされるような感覚だった。最初に痛感したのは責任だった、自分のケツは自分で拭くというように、無責任な物言いや行動が100%自分にかえってくる。23歳すぎたころから次に守りたいもの、守っていかないといけないものができた、シーンや仲間、家族なんてやつ。ほんで24歳それはただの背負いたがりな感情だって気づいた、未熟さをすごく恥じた。なにかを背負っている気になれば安定した思考回路、冷静な判断、一種の大人への通過儀礼というより大人になるためのピースのようなものだって思っていた。だから勝手に背負ったり、勝手に傷ついたり、勝手に失望したり、がっかりしたり。本物の大人の背中に憧れていただけの僕はそういったものにノまれた。代償は25歳現在色濃く残っている。

傷ついていけば大人になれるのか、社会的自立があれば大人になれるのか。なんて考えたが僕等は前途したように既に大人なのだ、紛れもなく大人なんだ。まだ子供だから大人になるためにと考えがきっと誤っていた。大人なんだ僕等は。

強制的に大人になってしまった僕等は未熟なのか。

25歳、人生50年と謳われていた時代にしてみたら残り半分、寿命までにあとナニをしることができるんだ。僕等の次の世代になにを手渡せるのか、優しくなれるのか。

自問自答をしてたんだ。
もうわかっているけど間違いなんて間違いなんだと思う。大人ってこういうもんだなって思った唯一の事。ヨーイドンで正解を導き出す試験を受けてた僕等に待ち受けていたのは正解がないという問題。自分で答えをだせや、っていうある意味正解に従って問題解決しないといけない。

唯一わかったこと、今言えること。
伝えようがないけれど、伝えていかなければならないこと。

大人になりたい僕等から、大人になった僕等。

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