見出し画像

煙草の本数が増える

髪を切った。

引き篭りながら曲作りは社会から隔離されたような閉鎖感がある、できあがるまでがまだまだ時間がかかる。探究心とは裏腹に不安定な気持ちに飲み込まれそうで煙草の本数が増える。

今心の奥底にあるもの、言えなかったこと、それらは絶対に音楽にしないといけないとおもった、音楽という形にしないといけないと思った。音楽にしないといけないと思ったこと事態初めてで、いままではTwitterとかインスタとかでお手軽に垂れ流していたけれと、言い分がなんの重みもない言葉に思えて言えないことが増えていった気がするしそこに価値も感じなくなった、それっぽく言えてしまうから、気分が浮き沈みするぶん求められているものなんて書けそうもない、といってももとからそういうツールではなくて好きなことを好きなだけ垂れ流す場所なんだと思うけど、僕はあまりにもソコに浸かりすぎた、中毒者のようだった。それと日々の彩を一生懸命さがすのはなんか違うなと思った。木漏れ日のような垣間見る必要がある気がした。

完成されたなにかでないといけない気がして、自分はまだなにもこれで勝負しますというものを四方八方から意見が飛び交うところにおいたことはないと思った。なんらかの逃げ道を前提に置いて大人ぶって皆が皆戦っていた勝負の土俵にあがっていなかった。僕の生きる世界は音楽が良ければすべてだ。

いい音楽をつくりたい、長く聴かれたい音源をつくりたい、欲望まるだしで生きてみたい。先のビジョンと建前がないと動かなかった自分自身を全部殴り飛ばして、一回本気で最高傑作だと思うものをつくりたい。

そこに他の人間との関わりは不要なんです、ホントに人に会いたくない。
未完成な状態をイイとも今は言われたくないし、その変わり完成したものをどんな批判でも賞賛でもいいから言葉にして意見にしてほしい。

それでもやっぱり息詰まる。気づいたら代わり映えのしないローテーション化した服装、長く伸びた髪、肌は不健康な荒れ模様。鏡を見たときソコに立っていた男は知らない男のように思えた。

そして髪を切りに行った、長ったらしい前髪も後ろ髪も切った。
頬を叩くように気を引き締めれた。あしたはレコーディング初日。

よろしければサポートをお願いします。 活動資金にはなりますが、音源製作に役立てます!