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Netflix「未来日記」 (ネタばれ多め) 第一話 秘密の始まり

昔、やっていた「未来日記」の現代版Netflix
見始めると、面白いのでどんどん見進めたくなるのだけど、もったいないからあえて一話ずつ見ている。
とにかく、出会いのシーンからキュンが炸裂している。ホールで照明がついた瞬間に二人きりだと認識したのは彼のほうで、彼女のほうは少しの間わかっていないのだけど、その時の彼のドギマギする感じが良い。本当に、最初にしてドラマチックっぷりが限界突破しているのが素晴らしい。直後に彼女も気づいて名前を言い合うのだけれど、そのあとのカフェのシーンでお互い緊張しすぎて名前を憶えていないっていうのが、また良い。
考えて髭を剃ったのに、髭が好きと聞いて、「しくじった」と思う表情とか生々しい。

物理的な距離の詰め方と精神的な距離の詰め方の両方を見れて面白い。現代はSNSもあるので精神的な距離の詰め方のほうが安易になっている気もするのだけれど、この中では普段は連絡もとれない状態なのでそのあたりも現実とは違いそう。見えていない時間の大切さというのが貴重であるということを改めて思い知らされる。


実際生きていて、運命的な出会いっていうものもあると思うのだけれど、逆にあえてここまでお膳立てされた偶然の必然ていうのは人の心を動かすのかもしれない。
「お見合い」って最近あまり良いともされない風習もあるかもしれないけど、あれはあれで心はやんわりと動かされたのかなと感じる。

にしても、最初にして彼女のみに決められた「好き」と伝えてはいけないというルールは時がすぎればすぎるほど重みを増していくのだろうなと思ってちょっと切ない。

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