まぐろどん

まぐろどんは5番目くらいのすきな食べ物です。普通にケーキとかフィナンシェとかミラノ風ド…

まぐろどん

まぐろどんは5番目くらいのすきな食べ物です。普通にケーキとかフィナンシェとかミラノ風ドリアのが好きです。/note初心者で、なんか変なことしてたらすみません。コメント返信長文になりがちなのもすみません。

最近の記事

1月に短歌、俳句、詩等を思考した記録。その2。

■短歌 1. 雪が降る、私と君の間にも。奥歯と生と死の間にも。 2. めるちゃんとぽぽちゃんとあたしのあいだには絶対的距離一兆那由多 3. 砕け割れ散り散りになった身体と心の遺灰が落ちるさらさら、と 4. 青々と最多薔薇そのノン垢にいる母の振りをしている幽霊 5. 蛍光ペンで何度も何度もマークする 遺書、君のことは忘れない、絶対。 6. わたしはじんせいがすべてがゴミだからせめて君はと駅伝を見る。 7. ひからびたおせちがと っと並んでる 2005年は幸せだった

    • 春先から冬にかけて短歌、俳句、詩を考えた記録。

      ■短歌 1.3日前にあけたミネラルウォーターをゆったりと泳ぐ黒い出目金 2.血だらけで歩くの歩く歩くのです これが私の人生だから 3.三件隣の家から悲鳴だよ!踊らにゃ損損!!殺せよソンソン!! 4.本棚の後ろをそっと見たけれどそこには何もいませんでした 5.3歳のぼくが語った100の夢 1つ1つを踏み潰してく 6.ぽつ、ぽつり降って来たねああ雨か いやいや違った 骨と歯だった 7.失恋し泡となった姫想い しゅわりと齧るカキフライ、うまし 8.半額の総菜に紛

      • 心配しないで、うん。ねぇ、やっぱ帰るよ。録画たまってるし。

        11月29日(月)午前3時45分 ああ、悩んじゃいられないと思った。 僕は今日の仕事の後、実家に帰ろうかどうか悩んだ。だって29日に帰ったら、この「読書の秋2021」の感想文が間に合わなくなってしま う。一泊して30日に戻るとして、でも30日の20時からは櫻坂46の配信ライブがあるので、それまでに書かなくてはならない。チケット代も払ったし、そのために久々に休みもわざわざとったわけだし、今更キャンセルしたくない。初披露の曲もある訳だし。多分終わったらライブの余韻で何も手が付け

        • 食パン研究室-比較的厚切りの劣等感に対する考証。-

          食パンを買いました。 普段はどちらかというと麺派・ご飯党員なので滅多にパンを食べることはないので、後僕はなけなしの一人暮らしフリーター(物欲は一人前!!)なので、食パンは必ず最安価・さらに値引きがされているものを飼うようにしています。それでも美味しい。日本の製パン会社は偉大。太陽の笑顔が眩しい。 では、この食パンをどのように僕が食したか、観察していきましょう。 1枚目:マーマレード 「いいですか、本当に欲しいものがあった場合って大抵人って「欲しい」って言わないんですよ。

        1月に短歌、俳句、詩等を思考した記録。その2。

          1月に短歌、俳句、詩を思考した記録。

          ■短歌 1. はじまりを告げる時計を放り投げる 私は終わりの幽霊だから 2. 腐りはてた童話の表紙を眺めては アキレス腱の切断実験 3. フラスコを振って匂った華の香り 白い菊の尊き香り 4. メロディーを口ずさんで歩く子の後をつけよう つけてハグしよ 5. 漆黒に焦げたすきやきの底を見る 10年前からずっと見ている 6. ビスケット齧って咀嚼し嚥下する さよならローラ、大好きローラ。 7. 入り組んだ住宅街の片隅でキスをしている少女と怪物。 8. 風鈴がち

          1月に短歌、俳句、詩を思考した記録。

          5の錠剤

          まぐろどん(27歳 天秤座 O型)は、 今現在一日5錠の錠剤を飲んで一日をなんとか生きています。 今日も無事に眠れませんし、今日も無事に社会不適合者です。 安心してください。 1の錠剤 深夜午前3時。全身が痒くて眠れない。 全身にカサブタがあって、それを掻いて掻いて掻いて血が出て血が出た瞬間私は安堵する。「悪い血を抜いているんだ」そう思い込むことで罪悪感から解放されようとしてきたけれど、ティッシュに付着した鉄さび色の汚れを見ると本当にそれは私に不要な悪い血だったように思え

          12月に短歌、俳句、詩を思考した記録。

          ■短歌 1. ワンルームに君臨しましたザ・ゼウス★ 仕事で疲弊し帰ったワタシは 2. リカちゃんの靴をずっと探してるの リビングお庭川崎新宿 3. かさぶたをつなげて作る オリオン座 北斗七星 冬の三角 4. 遥か遠き地中の火山の噴火する音で目覚める けだるい朝 5. スカートを翻し歩く学生の 後姿に沈む わたしのぜつぼう 6. 気絶する!日曜の真昼のフードコート、四人家族が遠目に見てる 7. 真っ暗な部屋の中で想うのは 君の横顔君の死に顔 8.

          12月に短歌、俳句、詩を思考した記録。

          11月に短歌、俳句を思考した記録。

          ■短歌 1. 眠れない真夜中の布団の奥の奥 おやゆび姫のかゆい夢見る 2. コンビニの前で食べたファミチキの味今も覚えてる ねえねえ君は 3. 澄み渡る空の下浮かぶ飛行船 眺めて微笑し断頭台登る 4. 昼下がり、コンビニの前でリコーダー、吹いてるあの子の名前は「せつな」 5. ねえずっと近くにずっといさせてね セーター越しに伝わる冷たさ 6. 「生きるのが怖い」と震えるモルモット 寝付けない早朝に見る夢 7. シンデレラ白雪姫に人魚姫 私の永遠の「しょうら

          11月に短歌、俳句を思考した記録。

          三浦君が教室から飛び降りようとしたことについて。

          三浦君を思い出した。 「自殺してやる!!」 そう言って、算数の授業中、いきなり2年2組の教室の出窓に足を掛けた彼には、聞こえていたのかもしれない。 ユートロニカの音楽が。 本書は所謂ディストピアもののSFである。アニメでは某サイコパスものでガッツリふれてはきたが、小説では初めてだった。 「アガスティアリゾート」と名付けられた実験都市では、自らの行動のほとんど・・・見たもの・聞いたもの・食べたもの・触ったもの・感じたもの・思考しているもの・その総てにおけるほとんどを情報として

          三浦君が教室から飛び降りようとしたことについて。

          10月に短歌、俳句、詩を思考した記録。

          ■短歌 1. 未明の薄靄の中を駆け抜けるあの馬の名前、知りませんか? 2. 誰もかも僕と通じないこの街の 真ん中で呟く「フルーツバスケット。」 3. ツイッターに溢れ出るギャグとウンチクに けたけた笑う 心はからっぽ。 4. 空腹の向こう側に見えるのは 皿の上で踊るミノタウルス 5. 着信が響く夜半のワンルーム どうしてこんなわたしがいいの 6. 「僕らしく生きていくこと」と書かれた標識に従う若者の群れ 7. 15時のベッドはかすかに臭います ツイート

          10月に短歌、俳句、詩を思考した記録。

          10の卵に捧げる10の詩

          卵を買った。 近くのウェルシアにて買った。 10個で140円くらいだったと思う。 10の生まれられなかった命が140円。それが当たり前に大量消費なんて安くて残酷なお話と思った。 なので、一つ使うごとに、一つ鎮魂歌替わりに詩・散文を書こうと思う。 10の卵に、26年間の人生において今まで僕が食べてきた全ての卵に感謝を込めて。 1.20200904 「午後四時の喝采」 白い丸い球体 張り詰めているのはヴァイオリンの琴線 緊張している 緊張している 今朝降りたアパートの、

          10の卵に捧げる10の詩

          9月に短歌、俳句、詩を思考した記録。

          ■短歌 1. 午後二十八時のドラァグストアにて あかぃドレスで ぁたしは踊る 2. 団地の曇天3m上空 ヴィオラが奏でるシファソの悲しみ 3. 手首にあてた冷たさに安堵する 生きてる生きてる 終わらせたい 4. 大丈夫 ええきっと私 生きますわ 針山火の海 屋上どこでも 5. パリンとわ れた音はマナ 子が落ちた 音 あのビルの屋上から 6. 午前四時の着信から「げんきですか?」5歳のわたしのあどけないこえ 7. 「お薬が少し足りないようですね」差し出されたのは

          9月に短歌、俳句、詩を思考した記録。

          仕事辞めるならいっそのこと×××でもしてやめてやりたい。

          僕はどこにも開けない。 「いやぁ、それはお前がお前の首をしめているだけだって」 それでもいい。 そういうお前には絶対開かない。 仕事がきつい。様々がきつい。 まず仕事を覚えるのが遅い。 もともと僕はこういうのは、遅い方だった。 小学校の家庭科の授業も最後まで一人延々ミシンを睨んでいたし、中学の技術で作った本棚は一番簡単なパターンを選んだはずなのになぜか全体的に左斜めになっていた。高校の体育のダンスはいつも教えてもらう側でようやくなんとか形になったと思っても、「まぐろどん

          仕事辞めるならいっそのこと×××でもしてやめてやりたい。

          スーパーで、手を振るあなたは美しい。

          タイトルで言い切ってしまったけど、もう一度いや何度だって断言しよう。 手を振るあなたは美しい。 場所は休日昼間のスーパー、乳製品のコーナー。 安売りのロールケーキを買おうかどうか悩んだあなたは、さっと意を決したように顔を上げ、カートをごろごろ押して突き進む。 そういえば食パンあったかしら。 それとも安ければロールパンにしようかしら。 そして曲がり角、声を掛けられる。 「あの、ヨーグルト、いかがですか?」 いわゆる「試食のおねーさん」になって、かれこれ半年・・・いや8か月

          スーパーで、手を振るあなたは美しい。