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ロックバンドの壊し方

你好。ごきげんよう。ハロー。三ヶ国語で挨拶失礼します。令和のトリリンガルザムライこと、ruggirl清士朗です。どもども。

最近、バンドの解散が相次いでいることで少し寂しくなると同時に、ロックバンドの理想の終わり方についても深く考えるようになった。

そして、なんとなく終わり方があることを匂わせると思いもよらない先輩から連絡が来たり、ツイート見た人の反応が普通に寂しそうだったのでちゃんと話しておこうと思う。

元々、ruggirlというのは私を中心に結成した
スリーピースバンドであったのだが、
昨年6月寺田町fireloopでのライブ中に他メンバーを解雇し、ひとりになりバンドという形を保てなくなった。

正直、この時点でかなり心折れていた。

と、同時に音楽を続ける為にこの活動の続け方と
終わらせ方をなんとなーく決めていた。
なんとなーくたくさん曲を書いた。

最近もシングルをリリースする為に曲をたくさん書いている。気づけば新曲が結構な数できて、
ミニアルバムが作れるくらいストックができた。
し、1st アルバムの構想も何となく固まってきた。
(向こう一年くらいはおそらくかかるが。)

それに伴い、このruggirlというプロジェクトの道筋がしっかり固まった。

ロックバンドも、ロックバンドのアルバムも、
短い方がいいと相場は決まっているのだ。
長ったらしいと新鮮さを失ってしまう。
バンドというのは長い自傷行為であり、
ただの青春の引き延ばしでもあるのだ。

ビートルズだって8年しか活動してないしね。

現在、リリース及びライブで披露したことのある曲は合計で12曲あり、未発表の新曲は10曲ほどある。

どれも良い曲だ。良いプロジェクトだと思う。

だからこそ、だからこそあっという間に終わらせたいのである。ぼくはあと5〜6年の間にはきっとruggirlを畳んでいると思う。

それは、この活動に嫌気がさしているわけではなくこの活動を心の底から愛しているからこそである。

ロックバンドという遊びは、砂遊びやドミノと全く同じで、素晴らしく構築すればするほど崩し甲斐がある。だから慎重に曲を書くし、慎重にライブをするのである。

おそらく、フルアルバムが3枚ほど出したら潮時だなと思っている。

そして、その3枚のアルバムのコンセプトだってもう決めてある。それを再現していくのみだ。
音楽なんて、友達と砂の城を作って楽しいという感覚の延長線なだけなので、最後に崩して寂しいことなんてない。

友達と砂の城を作って遊ぶだけ物なのに、喧嘩をしてさよならしてしまうバンドが事実あるのはとても悲しいことだと思う。

ぼくはただ、城の完成図を決めたというだけだ。
生憎ぼくは退屈が大嫌いなので、また新しいお城でもドミノでも遊ぶと思う。
そのときはお叱りや落胆は容赦して欲しい。

ぼくは、このruggirlを完全無欠の活動にしたいのだ。

何一つ無駄のない、何一つ余計なもののない、
計算され尽くした造形物にしたいのである。
上に記したように、ぼくは退屈が大嫌いだし、
退屈させるのもまた大嫌いだ。

絶対に飽きないし絶対に驚かせてみせよう。
そして、ぼくに惚れてくれた君だけは
絶対に悲しませないよ。約束する。

きっと、皆が思ってる以上にぼくは天才だし、
きっと、皆が思ってる以上に結末は悲しくない。
こんな、いつになるかわからないような5〜6年先の未来を語っているような阿呆でどうしようもない
ぼくらしい爆笑できる結末を用意している。
安心して欲しい。
そのときはもっと大勢と爆笑できると良いな。

世の中の良いバンドはもっと寂しくない終わらせ方考えた方がいい。ぼく、寂しいもん。
寂しがり屋だからね。

まあ、生きてたらだけどね。

あ、タバコなくなったから買いに行く。
じゃまたね。

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