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ステージとバイトと効かない薬

こんばんは。ruggirl木之元清士朗です。
最近は毎日曲を作っている。

それと、躁うつ病が酷くなったせいで、しばらく通ってなかった病院にまた通う羽目になった。

悩むことがあまりに多すぎるから、情けないけれどぼくの愚痴でも聞いていってくださいな。

果たして、ぼくはミュージシャンなのか?

最近、ありがたいことに色々なライブが決まったり、色々と忙しくさせてもらってます。
うれしいね。ぼくが高校生の頃に思い描いていた、下積みミュージシャンそのものじゃないか。

でも、なんだか嬉しくない。
良い曲ができたときとか、良いライブができたり、
君に会えたりするときは嬉しいし、超楽しい。
きっと見る人が見れば充実しているようにも見えるはずなのに、ぼくにとってはいつもとなりの芝生は青いのだ。友達のランドセルが羨ましいのだ。

しかし実際は充実なんてもんじゃなく、ロックスターを演じている時間よりも遥かに、アルバイトに勤しむ時間の方が長いのだ。(ある意味充実かも。)
歌っている時間よりも遥かに、たどたどしく「いらっしゃいませ」と言っている時間の方が長いのだ。
うつがやってきて、自室にぼくを閉じ込める時間の方が長いのだ。(これは充実ではない。)

こないだだってそうだ。
猛烈に死にたくなって、やけにヒステリックになってしまい、号泣しながら友達に電話をかけたりしていた。一日中部屋に篭ってご飯も食べずに寝て(寝転んで)いる日もある。少し元気になったかと思えば
フラフラとどこか出かけてみたりする。
あとは一人で笑ったり。それで1日終わる。

老人の1日の方がよっぽど見応えがある。

彼らは早朝に目を覚まし、朝刊を取り、
ご飯を装い、それを食べながら朝刊を読み、
朝ドラを観て、煙草を呑んだのち、
徹子の部屋を観て、お茶を飲んで、
自転車に独特なフォームで跨り、
買い物に出かけて、夕飯の支度をし、
それを食み、風呂に入って寝る。

かなり充実した1日だろう。ぼくはどうだ?

早朝に寝つけず、昼間で寝、自分を憂い、Twitterをして、泣き、朝が来て、煙草を呑み、寝る。

場面の切り替わりという見応えがまるでない。
共通点は煙草吸ってることくらいだろう。
たまにギターを弾いて歌ったりする。
あと、生活費を稼ぎに出る。

果たして、それはミュージシャン的生活なのだろうか。

いや、普通に廃人である。

何を生業としているか全く不明瞭だ。
実際、今は全く音楽の収入なんてないどころか、
マイナスだ。それじゃあただのずっと気分が憂鬱なフリーターである。

バイト先では仕事のできなさ故に給料泥棒みたいな目で見られ、家では寝付けずに一人泣き、
ステージではさも「俺がロックスターでござい」
という顔をして歌っているなんて、この世の何よりもおかしい。小学生が書いた物語文よりも、
中学生が描いた漫画の絵のパースよりも。

そんなこと考えている間に
きっと友達は就職するし、結婚をする。
子供が産まれる。

ずーっとそれについて考えて、
ずーっと若さをすり減らしていくのだ。
このままじゃあまずい。

ほら、そうこう言ってたらまた薬を飲む時間が来たし、病院に行ったら「振り出しに戻りました。」って言われちゃったし友達は就職したしね。

ぼくには、お金も時間もない。貧乏暇なしである。
賢い脳みそもないし、学歴もない。人も良くない。ぼくには今バンドしかできることがないのだ。

どーしよーもないけど、歌だけは作れるのだ。
ぼくが皆にできることは、動物園のクマさんと
なんら変わりのない、見世物小屋で歌って踊るだけなのだ。大きい声を出したいが、文章じゃ無理なので、大きい文字で書く。

それは、ロックスターとは呼ばない!!!!!

何がロックスターだ!
お前はただなんとなくライブハウスに行って
30〜40分のステージで誰も知らない曲を踊りこなして、2〜30人しかいないフロアに向けて歌っているだけのフリーターでしかない!!
(観てくれてる人いつもありがとう。僕自身と君のために歌ってるよ。)

と、分かってはいるものの、今日もバイトを終えて
帰路につき、眠れずにこんなことを書いている。

では、ぼくが一歩でもロックスターに近づくには
どうしたら良いのだろうか。多分声は揃う。

「「ロックンロールに苦しむ時間をもっと増やせば良いと思う。」」

その通りだ。っちゅーことで、ツアーをやります。
その名も「ロジカル・ヒストリー・ツアー」
大阪、名古屋、東京という順番で周り、
ファイナルはもう一度大阪でやります。

是非、来て欲しい。
ぼくが君の街まで、なんらかの悩みを抱えた君に
会いに行くって言ってるんだ。

こんなにボロボロのゴミムシみたいなぼくが
自由に生きてるところを観て欲しいのだ。
ボロボロの君を観てみたいのだ。
ボロボロの君に観て欲しいのだ。

売ってる薬は効かないよ。
だから、君がぼくの、ぼくが君の特効薬になるって言ってるんだ。

ロジカル・ヒストリー・ツアー、
これまでのぼくの人生と、ぼくが死ぬまでのデカい一歩に、ようやく着手します。
ギミックはもう用意したよ。
どうか遊びに来て欲しい。

バンドメンバーは、
Gt. 我が師匠の和田清司郎(ワダキヨ)、タケマスター
Ba.上田一誠、よしはらこーが
Dr.川原夏稀、菅原正義

で、執り行います。何卒よろしく。

2024.5.2 大阪 寺田町fireloop
2024.5.22 愛知 栄Party'z
2024.5.28 東京 下北沢近松
2024.6.3 大阪 寺田町fireloop studio

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