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どんなときにも笑いはある、をモットーに生活しております。小説、雑文等々記載予定。

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マガジン

  • 都庁安倍課~ワケアリビトの勤務格闘記

    ~難病、発達障害、鬱、ガンサバイバー、みんな働きたい! ~ 東京都庁49階には、”都庁疾病課”、通称”都庁安倍課”が存在する。 安倍総理の鶴の一声、「少子化の進む日本で、病気を抱える人でも戦力として働けるよう、環境を整えるのだ! 」という無茶ブリから、面倒、いや訳アリの職員が採用された。 課長はがんサバイバー、同僚は指定難病の膠原病、現代病代表格の欝、発達障害のADHDと、多種多様な病を抱えている。こんな職場が成り立つのか? 想像を絶する勤務記録を月曜日から土曜日まで綴ってみた。

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最近の記事

  三国志、今年こそは!

 三国志は教養だ。時間の洗礼を受けているだけに今日でも使える知恵と知識が散らば眼られている。実用性もある。そう考えた私は下記の本を手に取った。 三国志といえば吉川英治、というくらい日本では別の書がメジャーである。出だしも美しい。しかし、宮本武蔵を記載した氏だけに、やや創作の色が濃い。原書の味わいと自身の読む力を信じている人には上記がお勧めである,,,,,,と判断し読み進めていたのだが、 私の理解力など寄る年波には勝てず、波で削り取られていた。そして気が付くと吉川英治を青空

    • 日本語教師 コミュ力と学力

       春休みを利用したオンライン日本語教師は、残念ながら期間延長とはならず、最終日を迎えた。  私の教え方が悪かったのか、オンライン授業が慣れず支える棒がブレブレだったのが悪かったのか、中国語が求めるレベルに達していなかったのか、心当たりがありまくるなか、足取り重く委託先から指定された最終日限定のオフライン、つまり教室で授業を実施しに向かった。  なんとなくぎこちない気持ちになりながら、折角の時間を有意義に過ごすため、彼の好きな事を話させる事にした。私をみて戸惑われたものの(ど

      • 中間色の魅力 久しぶりに電車に乗った。 春でもない、夏でもない季節。 やたらと中間色が目についた。 昔、シビラで有った色。 それを着ると、鎖骨や首周り、平たい臀部など、性を主張しないが故に逆に女を感じさせるライン。 くたびれてスマホに意識を逃がしても目に入る。

        • ダミアン・ハースト 桜

          美術館より抜粋ーイギリスを代表する現代作家であるダミアン・ハーストは、30年以上にわたるキャリアの中で、絵画、彫刻、インスタレーションと様々な手法を用い、芸術、宗教、科学、そして生や死といったテーマを深く考察してきました。 最新作である〈桜〉のシリーズでは、19世紀のポスト印象派や20世紀のアクション・ペインティングといった西洋絵画史の成果を独自に解釈し、色彩豊かでダイナミックな風景画を完成させました。それはまた、1980 年代後半以降、継続的に抽象絵画を制作してきた作家にと

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          イタリアンサロン歌曲コンサートin豊洲シビックセンターホール

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          蘭の植え替え顛末記

          「洋ラン」この言葉から連想するものはなんであろう。「高貴な」「難しそう」「金持ちの道楽」。今からたどる蘭の植え替え顛末記を読めば、その概念は一掃される。 まず、彼女ら(フランス語で花は女性名詞」の出自を思い出して欲しい。観賞用に温室で育てられるはるか以前だ。彼女らは鬱蒼たる熱帯林で貧しい土壌の中、光を求めて他を押しのけ食うや食われるかの生活をしていたのだ。ということは。 ・温度が高い ・蒸し蒸ししている ・日光はあるに越したことはない この3点をおさえればいいのだ。

          蘭の植え替え顛末記

          父との散歩 そこそこ広い公園を5000歩近く歩く。途中、3箇所で座って休み1箇所橋の手すりにもたれかがみ込む。腰を叩いてマッサージする。 でも昼寝は無くなった。 おやつ食べるけど。

          父との散歩 そこそこ広い公園を5000歩近く歩く。途中、3箇所で座って休み1箇所橋の手すりにもたれかがみ込む。腰を叩いてマッサージする。 でも昼寝は無くなった。 おやつ食べるけど。

          オンライン家庭教師落ちた。 もうやだ。 こんな事繰り返したくない。 でも何が出来て、何が出来ないか自分でも分からない。

          オンライン家庭教師落ちた。 もうやだ。 こんな事繰り返したくない。 でも何が出来て、何が出来ないか自分でも分からない。

          父が転んだ~8050生活

           そろそろ春の陽気が感じられる今日この頃。アラ80の父を散歩につれだした。 父は小柄で、身長157cmの私と比べて変わらない。が、大学時代野球部のショートと監督をしていた。ゴルフにも行く。しかしながらコロナのご時世で、ぶくぶくと太ってしまった。 結論から言うと、2回こけた。マンホールとちょっとした段差だ。すり足で歩くようになったのだ。 帰ってから汚れたパンツを履き替えもせずオンライン囲碁に参加する父に半ば呆れながら、いよいよ介護生活に入りつつあるのか、と気持ちを引き締め

          父が転んだ~8050生活

          失職の方が得職よりつらい~ワタシが鬱になりまして

           人生万事塞翁が馬、とはいうものの、やはり失職はつらい。それがアルバイトであったとしても。私は今月末でリモートの日本語教師を終わることとなった。知り合いから「うちで雇った高度技能人材がまったく日本語が読めないんだ。なんとかしてくれ!とりあえず1年時間を与えることにした」とフリーには破格な期限とお代を貰っていたのに。 その高度技能人材は日本の大学院を英語で単位を取って卒業していた。入社して1年になるが、前後左右、消しゴムすら分からない状況らしい。  「じゃ、電車の乗り継ぎは

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          練炭自殺すれば?ー姉妹仕舞い

           転職時期を逃した就職活動は困難を極めた。就職はおろかバイトですら難しい。そもそもなぜ最初の就職をやめ、期間が開いたかという事情を突っ込まれると説明しずらい。それでも取り繕ってバイトにありついても、決して手際が良いわけではないし、無駄に高学歴のため、周囲から疎まれ、試用期間で解雇となる。そして作業というのは体力を使うため、週3、4が限度で、それも昼間と体で分かった。しかしそのような仕事はすでにパートの主婦が占められており、彼女らは子供の学費、生活の為に死守し、新参者の入る隙な

          練炭自殺すれば?ー姉妹仕舞い

          なんで再就職しないの?ー姉妹仕舞い

          「雪ちゃん、なんで就職しないの?」  甥からの毎月恒例の質問だ。発達障碍児である甥の通院は私そして姉の実家の方が近いので、甥一家は毎月2泊し、義兄の家では食べられそうもない母の手の込んだ料理を堪能し、甥の学習指導を私にさせ、十分堪能した後、朝一番で甥のかかりつけ病院を受診するのだ。まさか君のお母さんが叫んで再就職活動が滞ったとも、君のお父さんが義母の歯の治療を私の再就職よりも優先させたとは言えない。  こちらの良識で黙っている事をいいことに段々と姉は増長していった。暇なのだか

          なんで再就職しないの?ー姉妹仕舞い

          おふくろは大事、妻よりも おふくろの歯は大事、義理の妹よりもー姉妹仕舞い

          「お袋の歯の治療があるからさ、自宅にもうしばらく居ろよ。」  姉が義兄から電話を受け取ったのは、私の再就職年齢制限36才の3カ月を切った時だった。もう少しだけ、あと少ししたらこの人は出ていく、そしたらラストスパートで再就職だ、と望みをかけていた私の願いは見事に打ち砕かれた。 厚さ5㎝にもなり、もうどれだけ送ったか分からない履歴書を両手に私は訴えた。 「もうお姉ちゃん出て行ってよ!お義母さんと暮らせばいいじゃないの!これだけ書いてもどこも受からない、今再就職大変なのよ……私にも

          おふくろは大事、妻よりも おふくろの歯は大事、義理の妹よりもー姉妹仕舞い

          就活滞り~姉妹仕舞い

          「いいなぁ~雪ちゃんは。再就職活動が出来て。」  姉の”いいなぁ~病”がまたはじまった。この人は小さいときからそうだった。高校も大学も、塾に通っては辞めるの繰り返しなのだから、志望した学校には当然受からない。  習い事にしてもそう。姉、葉那が小学2年生の時、友達の家にあったという理由でピアノを始めたいと言い出した。両親がやっとの思いで購入してから3ヶ月後、彼女がレッスンを休みがちになったとピアノの先生から連絡が来た。「だってちっともうまくならないし~。」「先生が厳しい~。」

          就活滞り~姉妹仕舞い

          朝の瞑想会

          朝、zoom開く。定刻になると主催者の方が鎮座して、瞑想🧘‍♀️が始まる。 「顎を引いて、頭から糸が引っ張っている感じ。」「息を吸う、吐く。」 言っている事は奇をてらってはいない。何処の本屋にでも売っている、入門書に書かれているような事だ。 だからこそいい。私のように疑い深い人間は、少しでも思想の匂いがすると、すわ新手の新興宗教ではと身構えてしまう。 そんな心配があるのなら、自分でやればいいのだ、今は便利なアプリもあるし。だが、それだと続けられない。誰かと、それもスマホで手軽

          朝の瞑想会

          落合陽一34歳、「老い」と向き合う

          ざっくり言うと☟ メディアアーティストという枠にとどまらない落合陽一氏が、中年にさしかかり、以前より関心のあった介護分野にテクノロジーの観点から問題を抽出、提言をし、ひいては日本の発展へと具体的な道筋をしめす。 読みどころ☟ 1,2,3、4章の冒頭のまとめで、落合氏は介護へのテクノロジー対応例を具体的に上げ、読者に安心を与える。 しかし、この本の真骨頂は、5章の落合氏のテクノロジーの応用による人生を豊かにする考えにある。自身の技術にとどまらず、テクノ民芸という概念を顕し、古

          落合陽一34歳、「老い」と向き合う