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反ワクKARESHIと不親切な女①

なんてことはない、男女の別れ話なのですが忘備録として自分のために残します。本日は秋晴れの3連休初日!と思ってたら明日出勤だった忘れてた。それでも別れることができ心は晴れに晴れているハレルヤ。

経緯。本年4月に大好きだったインド人に振られ、私が何でも相談する大層お世話になってる御仁に「傷心中なので誰か紹介して」と投げかけたら6月に紹介された人がKARESHIだった。もはや元KARESHIだ、やった!
相手は45歳。私は32歳なのでそこそこの年齢差があるが、初めて会った時は「わっっか」と思った。肌が艶々していて清潔感があった。もてはやされるタイプの顔面ではないが、鍛えているようでシュッとしている、ように見えた。初対面の好印象ポイントが後からネックになるとは、つゆも思わず。例えば、肌が艶々しているのはアンチエイジングに命をかけていて、老いることは悪!が信条の男とは微塵も思わなかった。

別れるきっかけになったのは、初めてのお泊まり会の日だった。きっかけ早いな。
付き合って間もなくKARESHIがコロナになり、続いて私の同居家族がコロナに罹り、直接会えない日々が続いた。やっと会える!となってKARESHIのアパートに向かう時の高揚感たるや。KARESHI宅に着いて久しぶり!お腹すいた!ご飯食べ行こう、何食べる?助手席のるね、コロナ大丈夫だった?と矢継ぎ早にポンポン会話していたらKARESHIが一言

「俺ワクチン反対派なんだよね」

本当に居るんだ、ワクチン反対派。まあそれは個人の考えなので、反ワクを強要されなければいいかな、と思いはしたが、なんか知らんが帰りたい。お腹鳴ってたの勘違いかも帰っていいですか、とは言えず。
その後もKARESHIのワールドについていけず、ずっと混乱していた。以下混乱ポイント。

①この絵を見ると心身共の不調が治るんだ!とカードを大量に渡される。
表が症状別の絵柄、裏に魔法陣が印刷されたカード(子宮に効く絵柄、頭痛の緩和、仕事運上昇、さまざまな絵柄有)。仕事中も身につけてね!と言われたが、「仕事着にポケットがひとつもない」と断る。そんなことは全くないが。

②鉱物が練り込まれた部屋着を渡させる。
初めてのお泊まりだったので、部屋着を新調したのだけど(可愛いやつ)、お風呂上がりに持参した部屋着を身につけた私を見てKARESHIが笑顔で一言「脱いで!」
え、もうそんなタイム??早くない?と思ったら違くて、上述のKARESHIオススメ部屋着に着替えさせられた。「前屈してみて!」とこれまた笑顔で言うので前屈してみたら「ね?それ着ると身体柔らかくなるんだよ!」と曇りなきまなこで言われた。少しは曇れ。
「鉱物を水に溶かす技術があって、それを繊維に練りこめることができてね!」その後の説明覚えていないんだけど多分大福食べてた私。コーヒー大福美味しい。

2025年は大津波がきて日本経済が破綻するからね、沿岸部には絶対行っちゃダメとか、手をかざしただけで腫瘍を治す整体師がいるんだ紹介しようか?とか。つつつつついていけないわあ、と思う部分は沢山あった。しかし、この反ワク・スピ傾倒プレゼン時点では別れようとは思っていなかった(何ならネタになるなあと思ってた馬鹿私のくそ馬鹿)。
私の心の柔らかいところをぶん殴られ別れの決意にクリティカルヒットしたのは、
オセックスタイムに、ゴムなしを提案されたことだった。

「ゴム買うの忘れちゃった」と何ともなしに言うKARESHI。泊まりに来ること分かってたよね?と思いつつ私も用意してなかったので、「じゃあ今日は出来ないね」とスリープモードに入ろうとした矢先、

「今日危険日?」

???????????????
「知らない」と素っ気なく返答する私。KARESHIは「自分のことなのに分からないの?」と笑った。
そういうことではなくない??????
よしんば危険日でなく安全日だったとして、妊娠の可能性ゼロではないって教わりませんでしたか?????そして妊娠によって負うリスクは私とお前とでは桁違いなんだが???????
私が黙っていたのでKARESHIは慌てて「ごめん、あったかも」とどこからか引っ張り出してきた。私の反応しだいでノーゴムで致そうと思ってたんだな、この反ゴム野郎。


このお泊まり会の週は、ちょうど私の部署異動の内示が出たタイミングだった。大変な部署だけど、新しい分野の仕事でするのは楽しみださあこれからだ、と息巻いていたので、このタイミングで妊娠なんて考えられなかった。そのことを丸っとそのまま愚痴りつつ、新天地の期待と抱負をKARESHIに述べていたのに。私の事情とか、何も思い至らないんだなあと怒りを通り越して悲しくなった。

長くなったので、続く。


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