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城崎マリンワールドにてさめざめと泣く迷子とエンカウントした話

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昨年の今頃、たいへん混雑している城崎マリンワールド内にてさめざめと泣いている男児を見つけたんだけれども、下手に声掛けると事案になる時代だからどう対処すべきか分からなかったんだよね。

結局しばらく様子を見てから「迷子?」と訊いたら頷いたので、係員のところに連れてこうとしたところすぐに母親が戻ってきて、我々に礼を言って去って行ったから良かったけども。

また、男児は我々について来ようとしてたが、我々が悪人ではないという保障なんか無いので、もちろん良いこととは言えない。

だけれども、一人で心細く泣いている男児が、助けてくれそうな大人を拒むのは当然のことながら難しい

我々としては男児を助けたいが、下手に助けると事案にされるリスクはある。しかし、放置すると本当の悪人が男児の元にやってくる可能性もある。

「係員を男児のところに呼ぶ」という手を後から思いついたけれども、係員が近くに居なかったし、近くに居たとして、その係員も男児にとってはやっぱり「知らない人」でしかないのよな。

つまるところ、これって正解無いんじゃないの?と思ったよね。

ひるがえって、もしも我が子が迷子になった場合、どのように動けと命じるべきなのかは大変むずかしい問題だ。そして、命じたところで子供なんかその通りにまず動けないしな。

くだんの男児の母親も恐らくは「知らない人に付いていってはいけない」くらいのことは事前に説いていたのではなかろうか。

それでも男児は見知らぬ人である我々にひょいひょい付いて来るんだから、なにもかもままならないなぁと思った話。

マリンワールド自体は楽しかったんだけどね。

(了)

https://note.com/tusin_eros/n/nf87ebe36adff


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