見出し画像

新年度(令和5年度)の年金にまつわる金額

新年度となり、もう何日も経ちます。年金にまつわる金額(年金額や保険料など)も毎年、この時期に変わっています。
 

🌸国民年金保険料を納めている方

令和5年4月~令和6年3月の保険料は、月額16,520円です。
前年度が16,590円でしたので、月々70円下がっています。
このご時世、「え?」と違和感あるかもしれません。
しかし、来年度(令和6年4月~令和7年3月)が上がります。月々460円アップです。

(令和4年度)16,590円
        ↓ (△70円)
(令和5年度)16,520円
        ↓ (+460円)
(令和6年度)16,980円
 
国民年金の保険料は2年前納ができるため、そちらで払う方には早くも影響があるかもしれません。ただ、割引が大きいため、まだお得感あります。1ヵ月分浮く計算になるからです。
この2年前納については、次回、触れてみようと思います。
 

🌸厚生年金(社会保険)加入中の方

厚生年金の保険料率に変更はありません。
ただし、給与額がアップすれば、何ヵ月かしてから保険料が上がってくることはあります。 

🌸老齢年金を受け取っている方(主な変更)

老齢基礎年金(国民年金)の満額は少しアップしています。

(令和4年度)
777,800円/年
  ↓ 
(令和5年度)
795,000円/年
(来年4月1日時点で67歳以下)
792,600円/年
(来年4月1日時点で68歳以上)

なぜ67歳以下と68歳以上とで、年金額が異なるのか?
賃金変動率、物価変動率、どちらを使うのかの違いなのですが、この辺りはややこしいです。賃金も物価も変動率が上昇したため、今年度は67歳以下、68歳以上の2本立てになりましたが、仕組みの話はここでは省きます。
 

🌸年金を受け取りながら働きたい方

年金や給与額との合計が基準額を超えると、年金が(一部)支給停止になります。
その基準額が、47万円から48万円に引き上げられました。

(令和4年度) 47万円
         ↓
(令和5年度) 48万円
 
以前にも記しましたが、
・1ヵ月あたりの年金額(国民年金は含まない)
・1ヵ月の平均的な給与額
・ボーナスが支給される場合は1ヵ月あたりの平均額
これらの合計が48万円を超えてしまうと、
「48万円を超えた分の1/2」の金額が年金よりカットされてしまいます。

他にもこまごまと金額の改定はあります。
改定は4月ですが、実際に振り込まれるのは6月からです。
6月15日振込分で、前2ヵ月分(4月分・5月分)が支給されます。

以前書きました、年金を受け取りながら働く場合の話です⬇⬇


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?