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最低賃金は上がり続けるけど……

とうとう全国平均1,000円超え!
 
ここ数ヵ月、話題になっています、最低賃金の話です。
ほぼ毎年、10月に改定されます。
先日、今年度の都道府県ごとの金額が出そろい、全国加重平均額が1,004円になったと発表されました。

私の居住地域では、まだ1,000円台に達していませんが、今年10月より、944円から984円に上がります。
「とうとう950円を超えたか……」という印象です。
たまにアルバイト求人を見ますが、キリよく時給950円という募集を見かけるからです。
では、「1,000円にするか」と考えても、ここ数年の状況からすると、来年、いくらに上がるか分かりません。会社からしてみれば、毎年、いたちごっこのような展開です。
 
最低賃金が850円を超えたときも印象に残っていますが、調べてみると、平成30(2018)年のこと(あくまでも、当方の地域の話です)。
わずか5年で、100円以上UP。スピード早いです。
最低賃金すれすれで働かれている方にとってみれば、うれしいことかもしれません。例えば、週20時間勤務の場合でも、この5年間で月額8,000円アップの計算になります。
しかし、扶養の範囲で働きたい方もいらっしゃいます。扶養の上限額自体は変わらないため、就業時間の調整が年々難しくなってきます。従業員にとっても、会社にとっても、悩みどころです。
 

🔶上がるのは最低賃金だけ……?
一方、最低賃金とは直接、関係はないのですが、気になっているのが年金額の推移です。
国民年金の満額(40年間加入していた場合)は、今年度、年間795,000円です(昭和31年4月2日以降生まれの場合)。
※会社勤めされていた期間があれば、この金額に厚生年金が加算されます。

では、20年前(平成15年度)は、いくらぐらいだったでしょうか?
老後の年金受取にはまだ関係のない世代からすると、「もっと低かったのでは……?」と思われるかもしれません……。

年間797,000円です。
今年度の金額とほぼ変わっていません。
(個人的には、この年、社労士試験を受験したのですが、
「泣くな(797)! 受給権者」
との語呂合わせを資格学校で教わったものです)

25年前、別の勉強で初めて年金額を覚えたときにも、80万円弱であった記憶があります。
四半世紀も変わらぬ年金額。 それだけ物価上昇も抑えられてきたということでしょうが、語呂合わせどころでなく、本当に泣けてしまいそうな厳しい世の中なのかなと思えてきます。

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