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推しの子 考察 カミキヒカル能力者説

※2023年12/25日時点の考察です
※インスタントバレットとかぐや様は告らせたいのネタバレあります


今回も突拍子もないざっくりとした考察をしていきたいと思う

カミキヒカルの犯行はなにか一つでも破綻したら終わりのタイトロープだった
例えば、ゴローに不審がられて警察を呼ばれたら終わり、ゴローの死体がバレれても終わりだし、リョースケやアイと連絡を取っていたのがバレても終わりだった
しかし結果はゴローに通報されることもなくゴローの死体がバレることはなく、リョースケは自殺し、リョースケとアイの携帯からカミキの情報が漏れることはなかった
これはカミキヒカルに都合が良すぎではないだろうか

しかし、カミキヒカルは洗脳や操作系のような能力があれば、この限りではない


以下に根拠を示していきたい



推しの子は超常的な要素が多分に含まれた作品である事


推しの子一巻冒頭より引用


まず一巻冒頭で「この物語はフィクションである」と書かれている事、転生という超常現象がこの世界にはあること、ツクヨミの存在、小説で女性に憑依した謎の存在、日本神話との親和性等が上げられる

上記を踏まえた上で、カミキヒカルがただの人間の殺人鬼だった場合、神の如き存在が出張ってくるのは少しオーバーパワーを感じてしまうし、これだけ超常の存在を全面に出してきた以上はこの物語のオチにも関わっている可能性がそれだけ高くなる
やはり、カミキヒカルにもなんらかの超常の力があり、それを悪用しているために、似たような存在が駆り出されていると言う状況なのではないだろうか

そしてなにより、赤坂先生は今まで積み上げてきた物を物語の最後でちゃぶ台をひっくり返すような手法を好まれているように感じる
インスタントバレットでは死んだヒロインが時間を超えてやってくることで最後の戦いが唐突に終わり

インスタントバレット5巻より引用

かぐや様は告らせたいでもかぐや奪還作戦の最後で実はかぐやはこうなると思っていて事前に下準備をしていたとする描写があり

かぐや様は告らせたい26巻より引用

そして確執があった四宮家の親や兄弟は腹を割って話してみればそれなりに優しく、四宮家と四条家の骨肉の争いもかぐやが謝りに行く事でなんとかなってしまった

推しの子もおそらくだが似たようなラストになることが考えられる
推しの子が積み上げてきたもの、それはサスペンス要素ではないだろうか?


洗脳、もしくは操作系の能力だと思われる理由

カミキヒカルとリョースケの接点は今持って不明であり、尚且つ、ララライの役者であるカミキの言う事をリョースケが信じる理由が特にない、証拠を見せて貰ったとするなら、ゴロー殺害から四年間それを秘匿する理由もないし、ライブ中にナイフで刺すこともできるため、四年間殺意を我慢する理由もないし、殺意を持続させることも難しいだろう
また、自殺したとしても、カミキヒカルと密に連絡を取っていたはずであるが警察は情報を渡していた第三者がいる事まではわかっているが、突き止めることができなかった
星野アイの携帯と同様にカミキヒカルに関する情報は入っていなかったのではないだろうか
上記を考えるとかなり都合のいい存在だが、洗脳されていたと考えれば腑に落ちる

推しの子98話より引用

また、あかねとぶつかってしまったこの画像の男性もかなり怪しい、相当強く押さないと、下までは落ちないだろうし、あかねがカミキヒカルを特定したタイミングでもあるため、偶然にしては違和感を感じるが、カミキヒカルによって洗脳された捨て駒だと考えれば納得がいく

片寄ゆらの殺害も、押したのはこの男のような存在で、カミキヒカルは崖の下で待機して、生存確認し、軽症ならばとどめを刺して、ゴローの時のように遺体を見つかりにくい場所に移動させるつもりだったのではないだろうか
また、山に行ってから失踪しているのにも関わらず、特にニュースになることもない
これもかなりおかしな話だが、プロダクションの社長等が洗脳されていると考えれば腑に落ちる

このように能力があると仮定すると、姫川愛梨と星野アイとの関係性も洗脳状態だった可能性も浮かんでくる
鏑木P曰く、星野アイからいい食事の場所を聞かれるようになり、身なりにも気を使うようになったという描写がある
恋をしたからといえば確かにそのとおりだが、アイ側からかなり積極的に動いているのが伺える
そのような性格だっただろうか?仮に性格が激変するほどの恋とするなら、にも関わらず、子供ができたらすっぱり別れて、壱護にも口を割らず、子供の将来のためにお金の心配をした時もカミキには頼らず、ドーム公演前に電話する前まで連絡する様子はない
そして携帯からはカミキにつながる一切の情報は入っていない
かなりカミキヒカル側に都合がよく感じる

姫川愛梨の時もおそらく同様だろう、姫川大樹が5歳の時に両親が心中、星野アクアが4歳の時、星野アイは殺されているから子供を生んでから大体4~5歳で殺されていると言う共通点がある
カミキと恋をして愛を知ったはずなのに、アイには人を愛せた自覚がない

推しの子一巻より引用


アイは死の直前自分でも何が本心で何が嘘なのかわからなくなっている
これは洗脳が4~5年位で解けてしまう、または長期間離れると解ける事を意味しているのではないだろうか?
だから面倒なことになる前に殺される
星野アイが死の直前に愛を理解できたのは洗脳が解けたからではないだろうか
上原もリョースケも洗脳が解けたからこそ最愛の人を自らの手で殺したショックで自殺してるのかもしれない

度々登場する白バラも能力となにか関係があり触媒のようなものか、白バラの匂いを嗅いだ者にしか効かないといった能力の使用条件を満たすためのアイテムの可能性も考えられる

なぜカミキプロダクションを作ったのか

一言で言えば芸能人とヤるためではないだろうか
洗脳という能力が使えれば正直なんでもありなので金には困らないだろうが、芸能人と簡単にお近づきになれる肩書は欲しい
しかし、大手プロダクションに所属してヤラカシまくればいつかはバレてしまう可能性もあるし、仕事を全くしないのも難しいだろう
なので個人でプロダクションを持ち、ブラックボックスの中でやりたい放題するためではないだろうか
理系の大学をでて25歳でプロダクション経営は通常では無理があるが、能力を使って芸能界の上澄みと致したいという目的であればこれ以上はないだろう


結論

カミキヒカルの正体は能力者であり、無責任なヤリチンの可能性が考えられる

以上、今回も外れて欲しい考察を終わる

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