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音楽のルーツを辿ること (1)

ご存じの方はご存知のように、僕は60〜70年代の音楽が好きであります。

先日友達に、「つっちはなんで昔の洋楽に詳しいの?」と聞かれました。僕がその時代の音楽に触れることになったきっかけから、お話したいと想います。

音楽に本格的に興味を持つのって中学生ぐらいって方が多いかなと思うんですが、僕が14〜5歳ぐらいの時、後々まで語り継がれているバンドやシンガーの全盛期でした。TM Network、BOØWY、REBECCA、尾崎豊、渡辺美里…そしてブルーハーツがブレイクする直前でもありました。

その頃、ラジオ東海で「SF Rock Station」という深夜番組が始まりました。オールナイトニッポンのように曜日で担当パーソナリティが交代する番組だったんですが、これがまたすごいメンツだったのです。

氷室京介(月)、小室哲哉(火)、黒水伸一(水)、岡村靖幸(木)、田所豊(金)…音楽雑誌でこの番組のことを知り、はるばる山形県からラジオ東海にチューニングを合わせ、ノイズ混じりに彼らの放送を聞いていました。

それぞれのパーソナリティが番組中で自分のお気に入りの曲をかけるわけなんですが、彼らが親しんできた70年代の音楽をたくさん聴かせてもらいました。

今でも覚えてるのは、小室哲哉が「ビートルズよりカーペンターズが好きだった」と言っていたり、田所豊(ダイアモンド☆ユカイ)がエルトン・ジョンの「Your Song」を流したり、岡村靖幸が遊びに来た田所豊とビートルズの「Hey Jude」をセッションしたり。

いつの間にか、彼らが親しんできた60年代や70年代の音楽に、僕も憧れをもつようになったのでした。

そしてもうひとつのきっかけが、地元の駅ビルに入っていたレコード屋さんが輸入CDを取り扱い始めたことでした。当時は邦楽のアルバムは3,200円ぐらいでしたが、輸入盤のCDはどれも1,700円程度だったのです。

そこで売っていたのが、ビートルズのほとんどのオリジナルアルバムと、ツェッペリンの初期のアルバム、ローリング・ストーンズのベスト、ボブ・ディランのベストもあったと思います。

こういった事情も背中を押して、僕は60〜70年代の音楽を聴くようになりました。流れてくる音は古臭いと言われれば古臭いけど、逆に流行りの音楽にはない不思議な匂いを感じました。それはどこか遠くの世界から聴こえてくるようで、逆にときめいてしまったのだと思います。

本当は「音楽のルーツを辿ること」について最近考えたことを書こうと思ったんですが、前置きだけで長くなってしまいました。すみません。また改めて書きますね。

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