AD生活2日目 資料作成

本日は昨日の続きです。

その前に、私がなぜテレビ業界を志したのか、触りだけ説明させてください。

私はアラサーで、ゆとりとも呼ばれる世代です。
この世代は、エンターテインメントという分野に向き合う上では一番恵まれている世代であると思っています。

というのも、小学生の頃には「笑う犬の生活」、「ワンナイ」が放送され、中学生の頃にはテレビ朝日平日23:15〜の枠の黄金期でした。「ぷっスマ」「くりぃむナントカ」「アドレナガレッジ」「内村プロデュース」「アメトーーク」…etc.

また、めちゃイケの黄金期も見ていますし、はねるのトびら、ピカルの定理といったフジテレビコント番組の流れや、くりぃむしちゅー、おぎやはぎなどの関東芸人を中心としたコント番組「リチャードホール」、テレビ東京で放送された、セクシー女優がメインキャストという革新的な番組「お願いマスカット」など、現在飽和状態とも言えるバラエティタレントのブレイクの瞬間や、様々なジャンルの番組、企画を見ることができました。

そんなテレビ番組の数々に夢中だった中学生の私は、漠然とテレビ業界を目指したいという思いがありました。とある番組をキッカケに、お笑い芸人のマネージャーになる!と心に決めた瞬間があったのですが、長くなるので後日また書きます。

話は戻りますが、AD2日目は満身創痍の状態でスタートしました。
業界用語も、仕事の流れも何もわからない新人ADは、ひたすらに知識を詰め込み、言われたことをやる。とにかく雑用をこなす1日となりました。
私の2日目の主な業務は、日本にある冷凍食品を全てリストにまとめるという作業でした。
月曜に行われた会議で挙がった話題を、水曜の会議で進捗報告するのがいつもの流れで、私はひたすらにネットを駆使して作業を進めました。

ちなみに、ADになる際に会社から、編集で使うからMacBook Proを買いなさいという指示があります。
これはFinal Cut Pro や、プレミアといったテレビ業界で使われている編集ソフトを使用するため必要なものでした。
当時20万円程のそのパソコンを、24回払いで購入しました。当時の私の金銭面のお話については、後日お話できればと思います。

2日目の作業としてはそのリサーチ業務を徹夜の状態で18時間ほど行いました。深夜0時を過ぎると、先輩ADからは「お風呂はいってきていいよ」という合図があります。これも多くの人は知らないかと思いますが、某お台場のテレビ局には町の銭湯程度の規模の大浴場とコインランドリーがあります。
大浴場ではADと、カメラマンなどの技術の方や、スタジオのセットを組む大道具さんなどが主に利用しています。

大浴場に行くといっても着替えもなく、2日着倒したクタクタの洋服に再度袖を通すのですが、タオルは収録で使用するためのバスタオルが何十枚とストックされているので困りませんでした。

お風呂を上がってスタッフルームに帰り、資料作成の続きをし、明け方5時頃、着替えを取りに行くため2時間だけ帰宅を許されました。
この帰り道、とんでもない仕事に就いたということを改めて認識しました。

この時同じタイミングで帰宅した同期の新人ADは、すでに精神的に限界の様子で、その翌日彼が出社することはありませんでした。


本日は以上です。
また明日、いろいろなことを思い出しながら書き進めていきます。
読んで頂き、誠にありがとうございました。


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