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オンライン世界旅行microツアー:アルゼンチンのガイドさん紹介!

時差が12時間、季節は真逆、乗り継ぎ時間を入れて飛行機で26時間以上。アルゼンチンの自然、おいしい食べ物、伝統のお茶を紹介してくれるのは、サンドラ キシモトさん。サンドラさんは、1年の予定で32年前に来日。スペイン語とポルトガル語の翻訳の仕事をしながら、ボランティア活動や南米発祥のエクササイズ、ズンバに情熱を注ぐサンドラさんに来日当初大変だったこと、現在の生活や考えていることなど、お話を伺いました。

岸本サンドラ(Kishimoto Sandra)さん

サンドラさんの故郷はアルゼンチン北部にあるコリエンテス市。コリエンテスは「川の流れ」という意味で、パラナ川の東岸に位置しています。9月から3月までが夏というコリエンテスでは、国内最大のカーニバルが催されます。サンドラさんのおじいさんは沖縄出身の日本人。おじいさんとは2歳くらいまでしか暮らしていないので、日本の話を聞いた記憶はありません。でも、柔道をやっていたので、日本のことはうっすら知っていたとか。

海のように大きなパラナ川

サンドラさんは大学でプログラミングを学び、卒業後は高校でプログラミングを教えようと考えていました。当時、大学卒業後1~2年間、無償で教えなければならない決まりが。卒業後すぐに働きたかったので、在学中に中学で助手として働いていました。でも、卒業1年後にしか契約できず、1年の予定で来日したそうです。
 
来日したサンドラさんは工場で働き始めましたが、言葉、習慣、食べ物に慣れるのが大変だったと言います。言葉は仕事の休み時間に辞書で覚え、日曜日には日本語学校で勉強したそうです。厳しい上下関係や仕事のペースの速さなど、仕事のやり方の違いは慣れるのに時間がかかったと言います。食事については、アルゼンチンはお肉が主食で、どんな料理にもお肉が入っています。普段は基本的にトマト味で香草が入った煮込み料理などが多く、食事の違いにも戸惑ったそうです。でも、全てが冒険でもあったと話してくれました。

アルゼンチン人が大好きな牛肉

元々、高校教師を目指していたサンドラさん。人に教えることが得意で好き。今、地元の国際交流センターでスペイン語の通訳をしながら、地域の活動として南米発祥のエクササイズ、ズンバを教えています。ズンバ同様、情熱を注ぐのがボランティア活動。来日当時、外国人への支援がなく困ることも多かった自分自身の経験から、日本人と一緒に活動をしているそうです。日本の文化を知ってもらうことも大事。でも災害時にすべきこと、日本語の学び方、仕事の選択肢の広げ方を伝えることも重要と考えて、いろいろな活動をしているそうです。言葉の難しさ、就労制度など移民の抱える課題は多いと感じるサンドラさん。そんな現状を少しでもいい方向に向かわせようと日々、頑張っていると話してくれました。

外国人と日本人との防災訓練の様子

アルゼンチンと日本の両国にルーツを持つサンドラさん。中々、行けないアルゼンチンの魅力をたっぷり紹介してくれることでしょう。

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