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じゃない方芸人のような人生 #4(最終話)

 もはや、じゃない方という言葉に愛着すら覚えてしまうような人生。そんな私もついに大学生となった。
「一流のじゃない方になろう」
こんな決心をしてからもう5、6年になろうとしている。

もう大学三年生になる。どうだろうか。私は実感、まだ「一流のじゃない方」にはなれていない。では最終回である今回は私が何を基準に「一流のじゃない方」を定めているのかを記そう。

結論、「自分のことを嫌いだけど好きかどうか」である。これをわかりやすく言うと、「自分の短所を受け止めきれているかどうか」である。例えば私の場合、顔面にコンプレックスを抱いている。もし、目元が二重だったら・・・。もし、肌が白かったら・・・。もし・・・。なんて沢山短所はある。しかし、考えていてもどうしようもないのだ。今、できることは自分の弱点を受け入れ、その弱点が霞むほどの自身の魅力を作ればいいのだ。そして、自分だから輝けるフィールドを見つけることだ。
自分の短所をネックに何事にも真剣に取り組めなくなってしまうのが一番怖い。

「私は顔は良くないけどコミュニケーションなら上手に取れる!自分のことをネタにして周りを笑顔にできる!」
「私は友達は少ないけど、その分一人一人との信頼関係は誰にも負けないものがある!」

そんな感じで自分自身の長所を伸ばしていけば、小さくても自信はつく。自信を持って生きていけばまだ人生の視界が明るくなる!そう考えている。

私が大好きなじゃない方芸人の相田周二だって、テレビではカカシみたいだけどラジオだとキレ時鋭いトークで2時間番組を回すんだから。全員には知られなくとも、一定数の中では光り輝く。そんな相田周二のようなじゃない方になるべく、私は日常生活を送っている。

結局何が言いたいか。完璧な人間なんてこの世にいないんだから。モテたくても友達にいいとこ取りされたり、チームメイトが一瞬で彼女作っても、周りが自分より優秀だと感じても、あなたは何かで絶対に人より優れているんだから。まずはそれを見つけることから始めてほしい。自信を持ったあなたは今の何十倍も輝くはずだから。

完。




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