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仕事で「気づき」とかいうやつは、大概、胡散臭い。と感じている社畜。なるべく、穏やかに生…

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仕事で「気づき」とかいうやつは、大概、胡散臭い。と感じている社畜。なるべく、穏やかに生活したく、botにはならず、人間様でいたいと考えつつ、最終的に人付き合い下手なので、グループと個の間で右往左往しているタイプです。

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  • 2020年見た映画

    2020年版の映画館で見た映画メモ

  • 東京23区

最近の記事

「はちどり」観たよ。

「はちどり」家族と自己成長と他者との距離そして、理不尽なまでの差別を淡々とそして、テンポよく魅せてくれ作品。 この新人監督はいきなりどでかいもの作ったなぁ!! こんな作品を長編一本目で作れるなんて、キム・ボラ監督これから、ログります。 主演のパク・ジフの画面での落ち着き方が最高。 彼女がキュートに映るときと、ややブサイクに映るときが、ちゃんと感情の上げ下げで描かれているところがいい。 邦画だと、どうしても、"可愛く映して"なんぼって感じがあるけど、ちゃんと顔の上げ下げを入れ

    • 「パブリック 映画館の奇跡」観たよ

      7月の末に観たのですが、、、諸々、プライベートが忙しくて、感想かけなかったですが、明日から、9月になるので、書く。 「パブリック 映画館の奇跡」面白かった!! 数点、あれあれ?って感じるところがあるけど。。。 ■よかったところ ・"図書館=パブリック"として、ちゃんと描けている ・"メディア"のダメさとそうなってしまう仕組みだとわかるところ ・無血の解決方法 ・果実の話。※アメリカの学習文化知らないとわからんよーって言われるけど、知っていたから、グッとくる。 ■あれあれ

      • 「ワイルドローズ」観たよ

        スコットランドで生まれたカントリー歌手の話。 そのハンデにプラスして、ムショから出てきた、子持ち。 と言うスタートラインからの、ワンス・アゲイン話。 個人的に、ラジオとリスナーとの関係性がすごくいい。 勝手に憧れるラジオDJとリスナーでの勇気づけられ方は最高!! カントリーの聖地、ナッシュビルでのスコットランドとは違う空気感の楽しさ。 そして、夢と現実の間を埋める形への未来が見えた悟りが素敵。 お金持ちの彼女(人種構成的にはgood)の行動には結構、眉唾ものですが、こう

        • "デッド・ドント・ダイ"観たよ。

          見事なゾンビ映画。何がすごいってちゃんとB級として仕上げているところ。 ジム・ジャームッシュ監督。そして、パターソンで主役を張ったアダム・ドライバーの使い方わかっている。 あの愛想のない感じややや気難しそうに見えるあの感じすべて踏まえてアダム・ドライバーらしさを出し切っている。 アダム・ドライバーって惚れ惚れする役者さんだなーって感じるのは、ブロックバスター大作のSTAR WARSで主要キャラを演じたり、マリッジストーリーであんなしっかりとした演技したりと、ちゃんと違いがあ

        「はちどり」観たよ。

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        • 2020年見た映画
          23本
        • 東京23区
          3本

        記事

          SKIN/スキンとSKIN短編を見たよ

          今年最大の重さ!! 白人至上主義が悪いとかではなくで、育ったところがそんな場所だったら、 そうなっても仕方がないと感じてしまい。 実際、観ているときもずーっと貧困や差別(僕が主に思ったのは、部落差別、日本の2000年代から確実に見えるようになった、貧困※相対的貧困)と閉塞感。 この3つの要素が頭の中でぐるぐる回って、地元にいるとき子供でもわかる部落地域ラインがあったので、そのことを非常に思い出し、心がきつくなっちゃう。 今目の前にある日本の差別をスクリーン越しに違うとこ

          SKIN/スキンとSKIN短編を見たよ

          「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」を観たよ。

          今回は、渋谷の東宝系です。 グレタ・ガーウィグ監督の作風が好き、ハウスの名作劇場の「若草物語」が好き。 そして、原作が好き。 と好きの三拍子が揃っているので、楽しみで鑑賞。 結論、すごく好み。 自立と経済の問題をメインに女性と世の中を垣間見れて、面白い。 それ以外にも、かなりしっかりと女性の自由のあり方を言葉以外の演技、 カメラのカットなので、描いていて、画面の美しさと相まって眼福な空間になり、最高。 若草物語を読んでいると、時系列を色々と入れ替えている演出がこのエピソ

          「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」を観たよ。

          「ワールドエンド」を観たよ。

          映画館が再開した、週の15日に観ました。 ちょっと前に、話題になっていた。Uの吉祥寺。 いいですねー。 「アベンジャーズ」×「バーフバリ」×「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」 米・露・印の最精鋭V F X チームが放つ!!ロシア発“異星人侵略SF”超大作!! と銘打たれているだけあって、VFXでいいアイデアを使っているので、面白い。 とストーリーを語らないと言える。 ストーリーは突っ込むのを楽しむと思って観るといい感じでスルーできます。 エンタメと思って目を伏せてくだ

          「ワールドエンド」を観たよ。

          ぷれまで買ったよ。

          ぷれまで買ったレゴのマグカップ。 これ 何故買ったのか? 大昔、レゴのビルダー選手権で、「海面から見える潜水艦」という大賞の作品があったのですよ。 こんなの、 そう、見る箇所以外は、海の中にある潜水艦は想像しろ!!という強いメッセージが聞こえてくるレゴの作品。 個人的に、小学生ぐらいでその作品に出くわしたので、「世の中で見えている部分はほんの一部で、ちゃんと想像しよう。」という、メッセージを10歳いかないぐらいに浴びせられたので、色々考え方変わったよね。 「イメ

          ぷれまで買ったよ。

          「劇場版 ごん - GON, THE LITTLE FOX -」観たよ。

          28分でさっくり観れるストップモーションアニメ。 川の流れ、風の流れ、雨粒の設計されつくされた構図の美しさと緻密さ。 雨の表現だけでも、息を呑むぐらい良かった。 そして、手塚アニメのような、人の走る動き。(日本っぽいやり方と感じたところ) ストーリー構成は、文科省で推薦している「ごん狐」の文章を整えたバージョンよりも、原作に近い作りで、非常にGood!! BL臭がぷんぷんする原作に近い作りで、愛を感じる。 ストップモーションアニメなんで、本当に捨てるシーンがない。当た

          「劇場版 ごん - GON, THE LITTLE FOX -」観たよ。

          「21世紀の資本」を観たよ。

          ピケティのあれね。世界は繰り返すっていうか、歴史から、不均衡と格差が起こした戦争・革命の歴史を世界的に丁寧に描いている。 その当時を映した映画を使って、クオリティーコントロールしていると思っていたのですが、、、 どちらかというと、"フード・インク"とかのドキュメンタリーと考えると全くクオリティー的に悪くないし、 音楽の使い方もベタだけどドキュメンタリーって考えると悪くない。 700ページちょっとの書籍なので、約100分程度でざっくり分かるのは時間価値という中では、お得なんだ

          「21世紀の資本」を観たよ。

          「エクストリーム・ジョブ」観たよ。

          予告を見て笑える系の映画で、韓国映画的なアクションが有ると思って映画館に観に行った。 予想に反して、1時間51分が非常に長く感じる映画でした。 僕がのれなかった点は、 ・笑いのセンスがずれている ・テンポが鈍重 ・最後の格闘が雑 ・人物描写で、その人がすごいことを言葉言う点 この4箇所につきる。 「笑いのセンス」に関しては、仕方がない。 このタイプの笑いにのれないのは仕方がない。 「テンポが鈍重」、「人物描写」この箇所はもう少し見せ方あったと思うんだよなぁ。 オープニ

          「エクストリーム・ジョブ」観たよ。

          「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」見たよ

          「ミステリー×多国籍群像劇」という僕の好物が2つ合わさっている。 羽海野チカの「3月のライオン」理論で、"美味しいもの×美味しいもの=もっと美味しいもの"理論がある。 この映画は、結論、凄く面白い映画。 <<上がるポイント>> ・9人前後で、密室風ミステリーは上がる。 ・時系列を「近未来」、「今」、「過去」、「古い過去」を説明台詞無しで、時間軸がわかるところが、素晴らしく上がる。 ・ケイパーものとしても上がる。 ・様々な人がお国の言葉で話して、ある人を混乱させるところが上

          「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」見たよ

          「スケアリーストーリーズ 怖い本」見たよ。

          「シェイプ・オブ・ウォーター」のギレルモ・デル・トロが脚本と製作が関わっている映画。 ギレルモ・デル・トロと言えば、小泉八雲、水木しげる等々Jホラーも好きって感じがビンビンに感じる。あのおばけ的なものは、面白いなぁーとただただ関心。 少年少女の成長×ホラーという、完全なパッケージモノですね。 「最後の子供のときの話で、、、」から始まるオープニングで、成長がポイントだよって簡単に完結に言っているので心が揺らがないところが凄くいい。 最初の5分で、ハロウィーンの日から始まる

          「スケアリーストーリーズ 怖い本」見たよ。

          2月の映画館で見た映画で思ったこと

          2月に見た映画 リチャード・ジュエル マリッジストーリー ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密 ピーナッツバターファルコン 犬鳴村 1917 命をかけた伝令 ハスラーズ ミッドサマー 「ミッドサマー」は、封切りの21日に観たのですが、 吉祥寺で夜の回6割ぐらいの入り。。。 興行主の立場から言うと初日でこれは、やばい。。。 (姉は、有楽町あたりに本社があるシネコンの幹部なので、何割入っていると、安全圏かよく愚痴っているのでなんとなく肌感覚でやばい状態っぽい。※姉の名前でグ

          2月の映画館で見た映画で思ったこと

          「ミッドサマー」見たよ。

          観ていて思ってことは、土着信仰ってこんなもんだよ。 僕の田舎も近い近い。おじいちゃんがやっていた地域史の古文書とかでも、今の人権的にNGなこと沢山やっていたよ。 そして、家族というカテゴリーの危うさ、コミュニティーも同じく。 映画自体は、「じわじわくる楽しさが最高!!」 そして、僕が20代だと、心に激震するタイプの映画だなぁー。(ヒロインの序盤のエピソード経験済) あのグロテスクなシーン自体は好物です!! 砕き方、最・高!!剥ぎ取り方、最・高!! タブーを犯したら、それ

          「ミッドサマー」見たよ。

          "ハスラーズ"観たよ。

          オープニングが、ジャネット・ジャクソンの「Control」(1986年)から始まる!! 女性のエンパワーメントを代表するような音楽で、このお話はリーマンショックをどう生きたかを表しているストーリーだよと音楽だけで、教えてくれる。 そして、作品中に幾度も流れるジャネットの楽曲。 ジャネットが80年代から、フェミニズムのトップランナー的にリアルタイムに戦っている一人という、認識を非常に持てる。 アメリカでは、そういう位置づけなんだーと認識できた。 そして、俳優さんで、コンスタ

          "ハスラーズ"観たよ。